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上名栗さわらびの湯の建物 [ふつうなはなし]

今日の午前は仕事無し。
上名栗さわらびの湯まで出掛けました。

大広間の構造がよく出来ていました。

僕は設計の仕事に携わった事が無いので、なんとなく想像した程度の話になりますが‥‥

大広間はより広い空間となるように、柱の数を最低限にしてあります。

梁は二本のヒノキを金具でジョイントしてあります。巨木のヒノキ一本で作れば美しいでしょうがコストが掛かります。ジョイントで行けば若い地産ヒノキで作れるという事もあり、そのような選択になったのでしょうか。

五本の梁は、木の上と上をジョイントしてあります。木の根元がジョイントされていません。どの梁もそのようになっているので、そのように意図的にジョイントしたのでしょう。

材は根元の方が割れやすいからでしょうか?そして、上側の方が目が詰んで暴れが少ないわけで、暴れが少ない方向同士をジョイントさせればより安定した建物になるという事でしょうか。

根元と根元をジョイントし、両方とも割れたり暴れたりしたら最悪ですよね。

木造建築にて、柱の数を少なくして大広間を作る技なのでしょうか。材を知ればいろいろ技があるんですねー。

奥深い建物でした。

ヒント一切無しで、複雑な木造建築を見て、ああでもないこうでもないと妄想するのがマイブームです。