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木組みたのC その2 金輪継ぎの巻 [木のはなし]

川越銘木センターさん所蔵の「建築木構造工作図集」。著者でもある中原靖夫先生が、贈呈してくださったものとの事。社長が若い頃に頂いたとの事です。ネット検索したところ、中原先生はすでに他界し数十年経っております。

さて、そんな大変貴重な本を、貸してください!とちゃっかりお借りしてしまいまして、中原先生から本を通した指導をうけました。時を越えて数十年。

本格的な木組みは人生初なので、本日公開する作品画像はお恥ずかしいレベルなのですが・・・・・中原先生が遺した本は、素晴らしいです!大変分かり易いです!と伝えたくて、作ってみました。

◆金輪継ぎ
金属のクギを一本も使わないで、木材と木材を、震度7にも耐えるくらいに、強固にかつしなやかに組み合わせる木組み。

様々な継ぎ手がありますが、今回は、見た目の美しさを感じた、金輪継ぎ(読み方わからん)に挑戦してみました。ツーバイフォー規格のヒノキ材です。本来日本の規格ではない寸法なので、中原先生の示している寸法をアレンジしております。エッセンスは同じです。

ヒノキ材は木組みに最も向いている材。もしも日本にヒノキが無かったら?木造文化は随分と変わっていたでしょう。水に強く粘りがあり加工し易い。

ヒノキという植物は姿良く、すっと高くそびえ立ち、葉は鱗片状にじわじわ育ち、触り心地よく香良く、本当に素晴らしい樹。

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手ノコギリ、手のみ、カンナ、基本的には手工具で兆戦。
中原先生の解説が上手なので、墨付けは想像よりかは簡単でした。想像よりか、ですよ。

二本の材を同じ形状に刻んで、組み合わせ、とどめに込み栓(ケヤキ)をコンコンと叩き入れると・・・・・超堅牢。意図的に強力な衝撃を与えなければ壊せないほど強く噛み合っています。

隙間があるのは・・・・・・僕が未熟だからです・・・・・。く、、、悔しい。

ちなみに、込み栓を叩き外してしまえば、また分解できます。木組みは便利ですね。それなりにギチギチに組んであるので、楽々分解とはいきません。

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経験が長い宮大工さんは、ピッタリと組み合わせる事が出来るのでしょう。悔しいけど、人生初とはいえ僕の現時点での実力はこんなものでした・・・。うーん。頭きた。もっとうまくなろう。

墨付けは、差し金を使うと簡単に行えます。ただし今回はツーバイフォー材だったので、そうはいきませんでした。次回は本来の尺規格の材でやろう。

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アームトロンも線引き・・・・・んなわけないw

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一度公開しておりますが、僕が育てている懸崖樹形(けんがいじゅけい)の、一般種のヒノキを鉢で持ち込んだ盆栽です。

その他、ヒノキ一般種の盆栽は8鉢。

盆栽のヒノキは、ケヤキやモミジのように、人間の思惑に都合よく付き合ってくれません。
ある程度のコントロールは出来るのだけれども、かなり限定的な範囲です。

そんなところも魅力です。

木材としても、植物としても、ヒノキを極めようと思っております。

ヒノキは本当に素晴らしい樹ですよ。