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2022年盆栽の話・総合ページ [盆栽のはなし]

みなさん、こんにちは。
盆栽に関する記事経由で来訪される皆さんに向けて
つらつらと何かしら述べていく目的のページにします。

オマケ
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現代の温暖化なる現象の主因について
太陽風(プラズマ)に対して・・・・太陽光の上昇が約60年遅れていた模様です。
詳しくは上図をどうぞ♪

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9月20日

前回の更新から一ヶ月・・・・・すみませんでした。
盆栽は当たり前のように日々触れています。
気付けば秋分の日が目前。これにて広葉樹かつ落葉樹は一区切り。手入れする事が少なくなります。

マー君のケヤキ。ご遺愛のケヤキになりますが、譲り受けた友人としてはとことん手入れをしておきました。マー君管理時代の2018年秋に台風で折れてしまった枝がありました。その枝を通し接ぎで復活させようと手術しておきました。今のところいい感じです。
 マー君は折れた枝を再生させるよりも周囲の枝でなんとかカバーしようと試みていましたが、どうもうまく行かないなあと思っていた事でしょう。
 筆者はこれから2年ほど(2022年&2023年)は、見栄えが良くない木になってしまうであろうが、ここは妥協なく手入れをしようと敢行開始。通し接ぎは2本ほど行っています。

また、主枝の上に行くほど細くするように(盆栽の論理構造)、グイグイと手を入れておきました。しばらくは手術中の盆栽という風情ですが、論理構造が整い始めていますので、数年後にはいい感じに復帰する事でしょう。

今秋はいくつかの盆栽を動画で撮影してネット公開する予定です。おそらくはケヤキだけだと思います。気付くと結局はケヤキを触っているもので、ケヤキであれば見栄えのよい仕立てが出来るようになってきました。

★ケヤキの盆栽(完成樹)の維持のコツ
1・性(しょう)が良く、売買の場でプロの目が変わるようなパーフェクトな品を買ってくる。
2・手入れは極端な事をしない。フツーに培養する
3・元気を抑えるような方向で培養し続ける。
こんな心がけをすればケヤキの盆栽は何事もありません。

1が難しいでしょうか。本当に良いケヤキ盆栽は表立った売買の場に出て来ないものです。インターネットではほぼ入手出来ないでしょう。良いケヤキ盆栽は、良質な人の間を渡っていくもので、インターネットの売買に登場してこないものです。
 立派な盆栽園さんでお願いして譲っていただくのが王道というものになるのでしょう。無垢材の銘木も立派な会社さんに良い物件がありますが、競りなどのルートではなく「社長いい銘木が回ってきたら買ってよ」と、声が掛かっているものです。
 盆栽もそういう事が多いようです。立派な盆栽園さんの周囲にいらっしゃる「人」が「あなたのところでどうよ」と、持ち込まれるようです。
 買って下さいと棚場に並んでいるケヤキ盆栽に名品は無いかもしれません・・・・・今年はそんな事を実体験として体験出来ました。名品は値札がついて並んでいないと思います。

名品のケヤキから挿し木を行っています。
ケヤキの挿し木は面白い方法で高い確率で発根させることが出来ます。来年に公開しようかな・・・・斬新な方法です。初期費用は数百円です。5月~8月末まで挿せるので、その期間であれば剪定した枝を次々と挿し床に投下していくことが出来ます。もうお腹いっぱいというくらい増やせます。

来年以降は挿し木のケヤキを主に楽しんで行こうと思っています。
挿し木立ち上げのケヤキ盆栽は成長が遅いので、敬遠されがちなのでしょうか?実生であれば1年や2年でそこそこの見栄えに達する事が出来ます。

挿し木では明らかに成長が遅くなります。その代わり親木の性を引き継ぐので最初の数年は手間が掛かりますが確実に良い品に向かう事になります。
ケヤキ盆栽に関しては血筋主義かもしれません。血筋が肝要でしょう。
 



8月20日

足の負傷が回復が遅れています。そんなことはどうでもいいですね。
さて。
通し接ぎを実験用盆栽でいくつも仕掛けていましたが無事活着しました。やったね。
カエデとモミジは活着しやすいですね。それは事実でした。
広葉樹の中で、トップクラスで古い時代から生きている木ですから、生命力が旺盛で頼りがいがある木ですよね。
 筆者はどういうわけかケヤキに偏っていますが、カエデとモミジの楽しさを知ってしまうとケヤキは案外そんなに面白い木ではないのかもしれません。しかしどういうわけかケヤキを熱心に研究しています。

ケヤキこそ挿木スタートが良いような?実生で作る楽しみがあると思いますが、良い木になるかどうかと言えば確率が低いわけで、数十年も育てていくであろうものを実生スタートでなく確実な性のものから挿木した方が確実ですよね。

同じ事を言っていると思いますが、3種の親木から挿木を生産しています。
そのうち1種の性がすごく面白いです。ケヤキは超頂芽優勢ですが、その子は下の方に力が向いてしまい頂点付近になかなか力がいかないのです。すごい楽しみです。今年はグイグイと最大限に放任成長させ、来年に骨格作りをする事になりましょうか。

趣味半分で所有していた木は積極的に手放さないと手狭になってしまでしょう。ネットで売るのは面倒くさいのでどうしようかな・・・・・




7月17日

猛暑展開と思いきや日照不足展開へ。目まぐるしい展開ですね。
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太陽黒点サイクルが約5年周期の時代に以降した可能性があります。すると相関性がある現象も約5年周期となり、これまでの倍速のような世界になるでしょう。今夏のその様子もその影響なのでしょうか?たまには皆さんが結論を出してくださいなw 

さて。盆栽の話題。
すでにお話済みである『レアな様態の山モミジ』ですが、相変わらず順調に培養しています。根がいまいちだったので取り木を掛けていましたが、ほぼ完璧な八方根になっています。やったね。
 山モミジは根の発生で偏り易い印象を持っていますが、当該山モミジちゃんは根の発生でも均等的な印象です。そのうち撮影して公開するのでお楽しみにです。

今秋は盆栽画像を豊富に公開しようかなと思っています。数年前に公開した盆栽達がどんな様子か?楽しみにしてきてくださいね。大きくは変わりませんがそれなりに風格がアップしています。完成樹の維持を積極的に続けてきましたが、その取り組みが実になってきた実感があります。

手足の負傷はリハビリに入っています。まだ長距離を運転できないので、向かうことが出来ませんが、復帰したら川口市の盆栽園さんに向かわねばなりません。それが最後の訪問になるかもしれませんね・・・・・。
 



6月28日
梅雨が終わった可能性?なお、マウンダー時代は梅雨明けが早かったとの情報がありましたね。
秋になったら画像でも報告予定ですが、いわゆる山モミジの種を膨大に播種して珍しい性(しょう)に出会うプロジェクトですが・・・・なんと!発見しましたよ。
 フツーは山モミジは播種するとピョーンと天を突くように成長するものです。頂芽優勢というものが強烈に強いものです。今回発見した子は、ピョーンと伸びないで均等に枝分かれするというか、下の枝に力が付きやすい模様です。自然界で発芽したら低いままでしょうから生き残れない事でしょう。
 山モミジの寄せ植えのプロに尋ねたところ「過去に見た事がないね」との事です。大事に育ててみましょう。
 品種物ではなくフツーに山モミジです。播種は昨年春です。二年生になります。剪定を一切行わないでただ見守る遊びをしてきたのですが、妙に縦に低い子が現れて、よく観察すれば勝手に大木っぽい樹形に収まっていました。おいおい、人工的に何もしていないのに大木っぽい雰囲気にたどり着いているなんてよほど素質があるのでしょう。思ったより早く巡り合ってしまいました。じゃあ、誰でもすぐに出会えるだろうと思ってしまいますがそんな事は無いようです。ビギナーズラック的なものでしょうか?
 師匠曰く「一万本に一本?そんな数字ではないと思う。もっともっとレアじゃないかな?」との事です。まじか!やったね。

清姫モミジ、鹿島モミジほどに極端な芽吹きをしていません。いい感じの頂芽劣勢です。清姫モミジはモジャモジャ過ぎるかな?と思っていたので今回の奇跡の子は理想に近いかも?
 とりあえず挿木を始めています。そして根がいまいちだったので取り木をかけて八方根を狙っています。さっそく根が発根し始めています。

山モミジの盆栽は難しいと言われるものですが、頂芽優勢が過ぎるのだと思います。しかし今回の子をベースにすればいい感じかもです。ただし背の高い品を目指すとなると最初の年に気を使うかもです。脇芽をちょいちょい抜いていく必要があるでしょう。
 山モミジは頂芽優勢が著しく強い木では?だからこそ稀に頂芽優勢が劣る個体が現れる事になり、品種モノと呼ばれる系統が登場するのでしょう。自然界では早々に消え去る運命になりましょう。



6月27日
そういえば・・・・マー君パパにケヤキの剪定を教わった日から今日でちょうど一か月が経過しました。
6月はマー君の一周忌がありました。あと二週間もすればまた顔を出せるかと思います。
あの日、いくつかのケヤキを預かりまして、その後粛々と手入れしております。ペースは著しく落ちていますが。
 マー君パパのケヤキ盆栽技法はかなり特殊であり、一般的な事の真逆のような事をするので、個性的な雰囲気に仕上がるものですが、筆者は正当的な技法で常識的な方向に戻しておきました。これを欲しいと思って頂かねば。・・・・ええ。筆者の仕立てなおした盆栽は売り物になりますw無償の仕事ですがw

枝の太さが支離滅裂だったので最大限に仕切り直しておきました。ケヤキの盆栽は枝の論理構造が大切です。段箒であれば下から上へ細くなっていて当然です。それがデタラメでしかも頭パッツン※過去を参照 しているものとなれば、評価が低くなってしまうでしょう。
 びっくりするほど粗い土で培養する技法ですがやはり枝が太ります。大きなゴロ土で小品ケヤキを培養すれば枝が太ります。しかし生命としては強健になり大雑把な培養としては楽になります。ただし盆栽は成長させないように維持するものですから、失当といえば失当ですが、反面教師的に、完成樹は目が細かい土が良いのだろうと納得するものがありました。わかってはいたものの本当に体験すると納得します。
 筆者のところでは細かい土に土交換してあります。どうでもいい感じの木は敢えてデカイ土のままで様子を見ています。

頭パッツンは上手に立て替えした風に処理しておきました。ただし頭パッツンした瞬間に、相対的に全体の枝が太く見えるもので、ケヤキ盆栽の繊細さはダウンしてしまっています。常識的な感覚での枝の太さというものがありますが、ちょっと太いなあ・・・・・・うーん。出来るベストは尽くしておきましょう。マー君パパのケヤキ盆栽技法は非常識過ぎるんだよなあ・・・・マー君が植え替えたケヤキや技法は常識的だったけれども・・・・




6月22日
ドル円相場が大盛り上がり。ここ数日だけでも先日のケヤキ銘品購入以上の利益をポンポンと叩き出しています。
こんな時期はもう体験できないかも?ボーナスステージのようなものです。さすがにそろそろ大きな転換期に到達するかもですから逃げ足早めに。



6月19日
梅雨本番です。負傷前に仕掛けておいた、各鉢の通し接ぎ、取り木、根の作り直しが、ほぼ想像通りに作業を終えていたようです。あるケヤキの通し接ぎが、まだ分からないので気がかりです。
 カエデとモミジで色々仕掛けているもので、その結果は今秋または来梅雨に判明する事でしょう。気が長い話ですね。世の中の銘品はそんな風にじっくりと作られてきたのでしょう。

筆者の場合は完成樹を積極的に入手しているので、完成を焦らないで済んでいますが、素材木レベルだけで楽しんでいる方は本当に辛抱強いキャラクターなのだと思います。筆者も我慢出来なくはないのですが、完成が数十年先となると(実生を前提にしている)、本当にゴールを迎えられるのかなと不安にならなくはないものです。それゆえ完成樹を眺めて先のことを考え過ぎないようにしています。

質の高い完成樹は、技法やバランスといった先人の智慧を読み解くヒントが溢れています。正にお手本というものになりましょうか。例えばケヤキ盆栽。どういうケヤキ盆栽が庶民的なレベルで、それ以上のケヤキ盆栽とはどういうものなのか?かなり分かってきました。入手して培養して、体験して掴んできたものです。
 先日、これは・・・・という、筆者のイメージにあった究極のケヤキを超える品に出会いました。このエピソードはいつの日か別の機会に更新予定ですが、勉強費用と思い声かけさせて頂き譲って頂きました。その品をネット公開する事に躊躇いがあります。筆者はケチなタイプではありません。これまでならフツーに公開していた事でしょう。しかし今回のケヤキ盆栽はネットに公開してはいけないのだと思うのです。このバランスはこの木に携わった人のみが採寸したり枝振りを分析する資格があるような気がしてなりません。
 こんな気持ちになったのは初めての事。筆者はこの言葉をこれまで一度も使った事がありませんが、国風展でも見栄えするレベルです。その盆栽園さんの棚場には国風展展示品も実際に飾ってあります。スペースが広くゆとりある空間で、小品盆栽の棚の最上段に飾ってあったのが今回のケヤキ盆栽です。そんな品を譲って頂けるのか?そもそもそういう雰囲気の品ですから、尚更のことオーラを放っていたものです。
 このバランスは最初に仕掛けた方、携わったある盆栽園の園主さん、今は主人になった筆者。その三人がそのケヤキ盆栽のバランスを堪能出来れば良いのであり、不特定多数の人々にまでは公開しなくて良いのでしょう。※筆者の友人知人には惜しみなく鑑賞していただきます。このサイトでお知り合いになった皆様も、もしも機会があればどうぞです。真の銘品はインターネット上に公開されていないものです。それで良いのでしょう。なんでもかんでもインターネット検索で閲覧なり鑑賞なり出来てしまったら面白くないですよね。
 というわけでネット公開はしませんが、究極のケヤキ盆栽にたどり着いています。このケヤキを前にすると、なんかすごく納得してしまいました。まずは追い求める冒険をしてきましたが、出会いの冒険がひとまず終わり、次の冒険は自分自身でも実践してみたいと思っています。このケヤキから挿木して同じバランスのものを立ち上げて自分自身でも辿り着いてみたいものです。

見るからに一線を越えたケヤキ盆栽だと分かるものです。ホウキ作りの発展と評価できるものですが、盆栽をこよなく愛した方が辿りついた樹形でしょう。いきなりたどり着けたと思えません。試行錯誤があった事でしょう。樹齢はさほど古いものではないと思います。1年という事はないでしょう。5年以上は間違いなく10年以上でも間違いがないでしょう。20年超えはあるのかな?30年という数字になると・・・・そんな感じかな?という雰囲気です。マー君ケヤキと同じくらいでしょうか?少し古いくらい?マー君ケヤキが25年くらいでしょうか。

人生は有限であり、残りの時間が多いとは思いません。プロの盆栽士になる人生ではありませんでした。ですから諦念というものを持ち、残存時間において実現可能な挑戦に挑みたいと思います。まずはトレース。願わくばプラスアルファ。そんな夢を見れる銘品が手元にやってきました。

譲って下さった盆栽園さんは本当に素敵な盆栽園さんです。女子女性にもオススメです。二桁万円以上で完成樹を買う事に何の躊躇いもない層におすすめします。理想の盆栽ライフを体験出来ると思います。いつの日かご紹介記事を執筆する予定です。園主さんと奥様のお人柄にも感銘を受けております。真のプロはすごいなあとあらためて思うものです。



6月10日

今年はケヤキ運が上がっています。ケヤキの数を減らすと公言していましたが、質の高いケヤキがいくつも訪れてきています。その中の一つはマー君のケヤキになりますがそれ以外に5鉢ほど。マー君ケヤキは運というものではなく、事実として運命的なものです。
 先日話した豪快なケヤキ様とは異なる、直幹ケヤキ中品をひょっこりと入手出来てしまいました。直幹のケヤキというとデタラメでエキセントリックな雰囲気の品が多いですが、かなり上級者な盆栽人さんが数十年愛培してきた品であり、欲しいという方はそれなりに多い事だと思います。樹齢は40年程度との事です。二年前から手入れを怠り気味になり、昨年は辛かったそうです。今年誰かにという事で、筆者に声が掛かりました。懐の小枝を作り直す必要があります。よりよい鉢を探す予定です。

同じようなケヤキ盆栽を作ろうとすれば40年ほど必要ですw ワープできたようなもの。ここからは筆者が培養してみます。


6月5日
うーん。盆栽培養の本格的なシーズン直前に利き手も痛めた事は盆栽人として大失敗ですね。
取り木などの作業はすでに済んでいるので、途方に暮れる事はありませんが、しかし突発的に思い付いた事が出来なくて残念です。
 仕方が無いので、アメリカンモータースポーツのNASCARカップシリーズをダラダラと視聴しています。しかもプライマリスポンサー企業を「この会社はどんな会社かな?」と、深掘りしています。

今年はケヤキを減らすと言っていましたが、なんとここにきて増えてしまいましたw 先日、矢島清芳園さんのケヤキの芽摘みを手伝いにいったら、かなり独自な技法で行っており、それを伝授して頂いておりました。お父様は小品ケヤキ盆栽の究極の技との事ですが、その自己評価が適切かは難しい事を否めませんが、かなり独自で面白い技法であった事は間違いありません。そんな遠くない日にこのサイトで公開しようかと思います。

昭和10年頃から、現代に続くホウキ作りが主流になったようです。※筆者調べ。※論拠は追って
で、それ以前は明治時代に発行された「盆栽仕立て秘帖」に、掲載されているケヤキ盆栽イラストがあるのですが、かなり微妙な感じの仕立て方になります。その微妙なケヤキ盆栽の仕立て方が、おそらくは今回伝授してもらったケヤキ盆栽技法だと思います。
 お父様は昭和10年頃生まれですから、先代さん、先々代さんはその技法を極めており?明治大正時代の技法を授かって現代に至るのでしょうか?お父様はそのような客観的分析で振り返っていない模様です。

ケヤキ盆栽をフツーに育て、いつの日か頭が強くなったら、ニッパーを使って幹の先端をパッツンと水平方向に切断するのです。おいおい・・・・という感じですがやってしまいます。パッツン痕は特に何も処理しませんw
 頭をパッツンすると、パッツン前と比較して言うまでもなく相対的に背丈が詰まります。あとは乱暴な感じですが、その背丈に合わせてはみ出てしまった印象になる枝をパッツン、パッツンと豪快に切り落としていくのです。
 お父様が再びプライマリ経営者になってから、棚場のケヤキが、頭パッツンされているものが散見されます。「おいおい!なんだこれは!?」と、エキセントリックにも見えるその仕立て方に驚くものですが、明治期から大正そして昭和初期はそういう仕立て方だった模様です。

ケヤキ盆栽のコレクターとも言える筆者としては、エキセントリック的とはいえそれはそれでコレクションしておかねばなりません。そのケヤキを維持するには『衝撃の頭パッツン法』が必要です。それが出来ないと維持出来ませんからね。
 矢島清芳園さんで、頭パッツンケヤキを購入した全員に伝授しなくてはならないはずですが、当然伝授していない事でしょうw ですから筆者が取りまとめて公開する予定です。

筆者はさっそく頭パッツンケヤキを譲っていただき、培養開始しています。
「正面」がものすごく違和感があり、常識的な感覚での正面に変更したら、そこそこフツーになってしまいました。その技法のプロは、ケヤキ盆栽の正面の捉え方が独自的です。慣れてくると「頭パッツン技法ではここが正面かな?」と、分かってくるようになります。
 明治期のケヤキ盆栽。現代から見ればエキセントリックな雰囲気ですが、当時の技法として見ればなかなか良いものです。

もしも・・・・矢島清芳園さんにて、あなたが購入したケヤキ盆栽が、頭パッツン痕があるも、最大限に自然に処理してあったとすれば、それは筆者が手入れをしたものになります。不自然にパッツンしてあるケヤキを欲しい人がいるのかどうか。せめて今手術を行っておけば、最速で復帰出来るはずです。数年後イメージしてベスト尽くしておきました。
 気になる人は、主幹の頂点をチェックして下さい。こりゃ復帰は難しいという頭をしているケヤキは、絶対に復帰不可能だとは言いませんが、数年の期間が必要でしょう。葉が生い茂る季節は見えませんが、ケヤキ盆栽は本来冬にこそ鑑賞するものですから落葉後に頭パッツン痕が露出してしまう事になります。

※お父様はどういうわけかその不自然な頭パッツン痕を全く気にしない。そして小品ケヤキ盆栽の至高だと真顔で仰るもの。それはさすがに通らない話だと思います。あまり気にしなくて良いのかもですが、初心者さんが間に受けてはいけないので念のために書き残しておきます。頭パッツン技法は唖然とされかねない特殊な技法と思えます。そう思われない為のフォローが全く無いのです。

お父様曰く「あたなは完璧主義者だ」との事w いや、盆栽人は完璧主義者じゃないとダメでしょうw お父様はいい感じで大雑把なところがあり、それが持ち味なのでしょう。あの盆栽の数で完璧主義者だと詰むかもしれませんねw 筆者では詰むでしょう。





6月2日
スポーツ中に足と手を負傷してしまいました。テヘペロ
変な角度で着地しちゃったのさ
文字をタイピング出来るので太陽活動に関する分析を進めようかな
盆栽は家族に面倒をみてもらっています。

負傷の数日前に、中サイズ?のケヤキ盆栽を入手していました。創作系でしょうか。
鉢は大品サイズに入るかもしれない大きめの小判型。浅鉢。豪快に根が張り巡っており、それなりに古い太根が縦横無尽に這いつくばっている感じです。蠢く根も鑑賞の対象です。

樹形は、強いて言えば皇居のケヤキ盆栽的に持っていける仕立て方です。幹がとても太くケヤキという強健な植物が鉢の上で最大限に表現されています。というかどうやってそんな品を作れたのか?畑を利用していない?小判型の浅鉢と成長が噛み合っているのです。しかし畑を使わないでこんな事が出来るのか?

農家さん?が庭先?で、遊び半分で培養していて、プロが使う?特殊な栄養をバンバンと与えていたのでしょうか?例えば水耕栽培の機械を利用していた? なんにせよ凄まじい品であり盆栽人が作る雰囲気ではないのです。
 それゆえ盆栽としてみると手直しが必要なところが各所にありますが全体の雰囲気(バックボーン)が素晴らしく、世の中にはスゴイ人がいるなとあらためて。いつの日か公開させて頂きます。今秋にはそこそこ仕切り直しが出来ているかもしれません。人生観が変わるインパクト。素材木として素晴らしい品。

入手した時点でケヤキの割には元気がなく、植え替えが必要な事は想像に容易であり、植え替えの時期を逃しているので、空気や水が通過出来るように処置しておきました。

ケヤキといえばホウキ作り。神経質に小枝を作っていく事になりますが、そういう遊びを圧倒的に覆す迫力がその創作盆栽にはあるものです。細かい事気にすんじゃねーよ。みたいな物凄い迫力です。気に入ってしまいました。ここから先は、適度な盆栽技法を用いて繊細さを取り入れてみましょうか。楽しみですね。ここから先は繊細に詰めていくべきです。

おそらくは盆栽の各技法を学んでいないゆえ一つの限界を迎えてリリースしてしまったのでしょう。盆栽に関する各技法を知っていれば、ここからが本番になります。筆者もいずれは誰かに継ぐ事になりましょう。筆者の代では「繊細な表現」を目指しましょう。小枝ビッシリ。下から順に枝を太く。

これで負傷していなければよかったのにね。にゃっはっはw
 


5月30日
あれま。5月が終わります。
5月は天候不順気味でしたね。筆者は典型的な5月の気候が大好きですが、いい感じの5月では無かったので残念です。なによりも日照不足気味でしたね。

盆栽とは人との出会いです。多くの人と出会ってきました。良い出会いもありました。これからも出会っていくのでしょう。



5月22日
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※画像は拡大できます。
盆栽風ガジュマルです。数年前?にメルカリで購入していた取り木のガジュマル。化粧鉢に移動しました。あるお姫様への献上品です。さっそくプレゼントしています。すでに手許にありません。
 数年間、筆者のほうで培養して少々作り直していました。盆栽風の微妙な枝がありましたが、すべて抜いて作り直しました。
 画像では三次元的に理解しづらいですが、なかなか足元もよく盤根的に広がっています。※筆者は盆栽を触る際はゴム手袋をする習慣が出来ました。それゆえこの画像にて装着しています。
 枝を無理に決めなくて良いかもしれません。常に更新して細い枝をモジャモジャと出しておくといいかもですね。新たな所有者がそもそも高度な盆栽を好んでいる訳ではありません。ピンク色が好きとの事で九谷焼の化粧鉢です。九谷焼なので水分が抜け辛いのでその対処を踏まえた用土で臨んでいます。次回の植え替えは来年の梅雨でしょうか。



5月15日
先日、ドルを円に戻しました。税引き後で12%程度増えたと思います。その日は雨が降っていた日でしたが、なんとなく大宮の盆栽町へ散歩に向かいました。

雨は降っていましたが、そんな天候の日の盆栽も素敵です。清香園さんに入りモミジの品種物(※)かつ、曲付け済みの素材木を購入しました。どこかの盆栽業さんが手がけていた木を清香園さんが仕入れたと推認されますがすばらしい品です。お手並み鮮やかな手仕事の痕跡が残っており、すごいなこの職人さんは・・・・と、衝撃を受けたものです。犠牲枝の使い方と処理、針金掛けなどの各技法。本当のプロです。
※ 出猩々(でしょうじょう)

プロというものは仕事で見せるべきです。能書き垂れるだけの自称プロではダメですね。

いい感じのところに枝があり、それを活かした少々の手直しと、一箇所に通し接ぎを行なえば、銘樹の風格といった超極上の素材木です。買って良かったです。家に帰ってきて作業を開始したらあっという間に、第一回目の剪定などを終えてしまいました。
 曲付け木としては、筆者の持っている木の中で一番だと思います。筆者は曲付け木を好まない傾向がありますが、その筆者が『これは・・・・』と思うほどの木です。まだ気になる木が数本ありまして、また行ってもいいかなと思っています。

もう少し枝と葉が充実したら画像公開させて頂きます。みなさんも「おお!」という品だと思いますよ。すっごい楽しみです。あと数年したら10万円以上で売れるかもですね(ゲラ)

おそらくは・・・・モミジ盆栽の素材木を専門に仕立てる職人さんがいらっしゃるのでしょう。腕は一流です。かつ成功率が高い事でしょう。
 最短で素材木を仕立てる技術をお持ちでしょう。最短といっても手抜きをするという意味ではなく、最大限に効率的に仕事を進めてそれをなしえているはずです。曲付けに特徴があるので、今後どこかで出会えるかもしれませんね。楽しみです。関東の職人さんではないような気がします。関西でしょうかね・・・・そんな気がするのです。京風(関西風)の美を感じる雰囲気です。数奇屋建築の庭園に似合うでしょうね・・・・・

今日はLEDの話をしておきます。今年は4月途中から天候不順気味です。北半球の話をしますが、南北差において、北側の勢力が強いのかな?それゆえ前線が微妙なところで上昇下降しているのでは?少しではありますが太陽黒点観測数が2019年末から上昇開始していますね。

こんな年でもケヤキの小枝を充実させる為に、LEDでの日照補助を行なってみようと過去に語っていますが、その結果ですが、やって良かったなと思っています。かつ、自然環境下よりも日照時間を20%程度増す設定をしています。他の木の事は分かりませんがケヤキに関しては行なって良かったと思っています。多少頭を使って環境を整えなければならないので安易におススメしませんが、頭がよい方であれば筆者がどんな工作をおこなっているか想像できる事でしょう。









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5月10日

今日は東京某市の某盆栽園さんに行ってきました。昨年の初秋に行ったのが前回。初夏になりやっと向かう事が出来ました。
 アメリカ空軍基地の航路に入る地域になりますが、飛び立った直後に音速に達するようなスクランブルテイクオフ?の演習を行なっている様子で、今日はとにかく戦闘機の大爆音が凄まじかったです。機影から察するにF-16でしょうか。

今日は二つの用事があり、一つはお品を譲って頂きました。もう一つは、筆者が、園主さんの知人にあたる盆栽界のとある巨匠さんにお手紙を出したいご連絡を取りたいので取り持って頂けないか?お願いに向かいました。快諾してくださりまして大変助かりました。本当にすみません。





5月6日

盆栽。今年は何かが噛み合ってきたような気がします。これまでとは全く異なる成長具合です。
どの樹もいい感じに展開しています。何が変わったのでしょうか。そしてすごく楽しいです。天国のマー君が手心加えてくれているのかもしれませんが・・・・

筆者は五月が大好きです。こんな気候が年中続いてくれていたらなあと思うくらいです。新緑の葉が深緑へと向かうこんな季節のケヤキ盆栽などは素敵ですよね。
 筆者の盆栽友達の中には、山奥まではいきませんが、山の麓に家を買い盆栽を趣味にしている方がいますが、庭の目の前まで山や森があるのにわざわざ盆栽で木をいじっている訳です。どんだけ木が好きなのか。森の木は大き過ぎて家の中に持ち込めないけれども盆栽はそれが出来る。との事ですw筆者が遊びに行く時は数鉢の盆栽をつれていくものです。






5月4日

ケヤキの話。矢島清芳園さんにて2018年末?に、譲って頂いたケヤキ。ある盆栽の協会?の会長さんご遺愛のお品というケヤキ。その後フツーに培養してきましたが、一昨年から手を入れ始めています。
 譲って頂いた当時で樹齢50年くらいかな?という古さであり、一年ほど放任状態だった模様で、枝の太さがバランスを欠いてしまっていたのです。マー君はそんなに気にしなくていいんじゃない?何も手をつけない方が良いとの事でしたが、筆者はその後それなりに盆栽を覚えたので、枝の建て替えを敢行し始めています。鑑賞出来る木になるにはあと数年欲しいところです。

頭の方で細くなければならない枝が太くなっているなど、論理構造的なおかしさをやり直しています。
 レベル大の枝、レベル中の枝、レベル小の枝とレベル分けすると、レベル中の枝が一本枯らしてしまっていました。春に芽吹かなかったのです。その枝は通し継ぎでほぼ同じ場所に再生作業を行っていましたが、なんと!枯れた根元付近から新芽が発生!まじか!今年の梅雨に通し継ぎした枝を分離しようとしてたのにね。今年はそのケヤキがいい芽吹きをしており、何かが噛み合ってきたのでしょうか。

マー君が「あまりにも太く徒長してしまった枝を抜いた」という箇所があるのですが、枝があったはずの空間がどうも寂しいというか、違和感がある事を否めないものです。(レベル大の枝)
 マー君曰く「あのケヤキは本当に売りたくなかった」と述懐する品だったのですが、マー君はきっと自分にて通し継ぎ、もしくは呼び継ぎにて再生するつもりでいたのでは?そんな気がしてならないのです。

という訳で、その枝を、今年の梅雨に再生作業を行なってみます。その枝が癒合してそこそこ太くなってきたらお見せ出来る状態になりましょう。2025年くらいでしょうかね。その頃は購入から8年後か。
 数年は静観してしまっていたのですが、もしも購入直後に決行していれば今頃はそこそこいい感じだったかも?腕が伴っていないからそれは非合理な妄想というものになりましょうか。再生されるとすごく素敵なケヤキになりますよ。展示会などで「おお!」というケヤキがあるものですが、ああいう特別感があるケヤキです。




5月2日

午前9時から企画提案をしました。結論から言えばお互いが目指す景色は全く同じ。前進する事となりました。どんな企画か?ガチガチに足場を固める内容です。
 自分で言うのも何ですが頭脳明晰な人物がガッチリと企画すれば一線を越える内容になって当然です。そこでズッコケてしまうような筆者ではありません。
 企画書の1ページ目で手が止まり、「もう言う事は分かった!これでいい!さっそく具体的な話に入ろう!」と、突っ込んだ話をそこから数時間行い、次回はかなり現実的な内容のものを持ち込めます。
 今回の企画内容は過去に体験した案件のエッセンスを踏襲しています。鉄板的な企画ですかね。盆栽業界で筆者のようなキャラクターはきっといないと思います。筆者が辣腕をふるっておきますので、いつの日か形になった際に「こいつブレねーな」と、楽しんでくださったら幸いです。


男の約束。そんな案件です。


5月1日
令和元年。五月一日にスタートしました。そしてその日は矢島清芳江園さんにお伺いしていた日でした。懐かしいな。あっという間です。あの日はマー君と色んな話をしていました。懐かしいです。
【過去記事】
その年の梅雨の話は下記リンクで。
https://mogura-no-mogu.blog.ss-blog.jp/2019-06-21-yajimasan-no-keyaki

明日はある盆栽士さんに会ってきます。一時間ほどお時間を頂いており、認めた書類にお目通し頂いてきます。その書類でハートを熱く燃やすか?一つの勝負があります。ハートを熱く燃やして下さらなければ全てがウソ。というような内容です。対等の立場で向き合う必要があり、その為には筆者は堂々と向き合ってみます。その姿勢で関係を築く事が出来なければ、今後はありない事でしょうし、関係を築く事が出来れば道は大きく拓けます。なんにせよ明日次第ですね。
 

4月30日
なんと・・・・!深い要因があっての円安傾向の最中、FX取引でとんでもない金額を利益確定しています。次はリセッション時に参戦します。さて。税金を支払っても例の電子書籍の件をセルフプロデュース出来る軍資金を得られましたので、これはもう心強いなと思っています。今回のFXはウソだと思っておきます。人生狂い兼ねません。日頃の行いが良いので神様がイタズラしてくれたのだと思う事としますw 何にせよこの極端な為替相場は反動があるのでしょうね。 目的が純粋な行為は神が見守ってくれているものですw にゃっはっはw

盆栽の話としては、大宮の盆栽祭りが開催されるとの事で、筆者は・・・・・行きませんw 今年開催してどうなるのか?様子を見守らないとw アメリカではナスカーなどがフツーにノーマスクで開催されていますが、日本ではどうでしょうね。すごく気がきく子が感染してしまい、学校で周囲に気を使ってしまっていると伝え聞いています。筆者が一人で感染し、一人で自滅するのであれば仕方がありませんが、筆者がちびっ子達を感染させるなど悪夢です。 他人がどうこうではなく自分はそう思うので今年は遊びに行きません。空気感染するウイルスですからね。

次回は盆栽画像を公開しましょうかね。


4月23日
盆栽に関する電子書籍の制作?に関わる可能性が発生。そこで筆者は、アドビ・インデザインの基礎的知識、最低限の操作、などなどを、短期集中で大先輩から教わり始めています。
 先輩曰く、常人の倍速以上で覚えるので、来週にはいい線行ってるとの事です。やったね。全部の時間を投じられないので限界はありますが、出版に関するデータ制作のノウハウを会得済みです。
 CMYK、RGBの違い、混色とK一色の違いなどは、把握していましたが、ページモノでの注意ですね。
 自らでデータ制作するしない以前の問題として、自分が関わるプロジェクトの細部まで把握するべきなのでバリバリと学習しています。クオークというアプリのアドビ版なんですね。クオークは少し触っていたことがあります。なつかしいな。
 
盆栽の撮影に関して、ノウハウがある方がいないかな・・・・?マー君の人脈いはいたのでしょうけど・・・・・

こんな場から。ここを見ていないかもだけど、八王子の文学部の学生くんは元気かな?時間がある時は○○○○○園さんに、通っているのかな?

ある盆栽園さんのお仕事を手伝いに向かっている学生さんがいます。みんなで「がんばってね!」とエールを送りましょう。筆者もケヤキの葉狩りで参戦しようかなと思っています。
 


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4月21日
姫りんご。小品盆栽2鉢。今春から棚場にあります。
取り木?で作られた太い幹。姫津軽。紅乙女だったかな?
まだ花が咲いていません。今年は咲かないのかな?あれれ?葉はそれなりに発生しましたが。
花物実物の所有数は少ないのですが、他の樹と培養法が異なるので注意しています。
早速アブラムシが湧いて農薬のお世話になりました。
水を好む樹。夏は二重鉢にしようかな。

筆者はそもそも無垢材(銘木)にて樹木を知り、盆栽に手を出すことになりました。無垢材で価値がある木を盆栽で育てたがる傾向があるものです。

関東の皆さんは、今年の春のケヤキの成長は如何でしょうか?筆者は大光量LEDで補正しているので、枝から次々と新芽が発生しています。ケヤキかつ箒作りは大光量LEDで補正する培養法は想像以上に効率的です。来年は大光量LEDのみでの培養を、実生立ち上げで行ってみます。

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