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ヒノキで寄せ木細工の巻 [木のはなし]

今回の記事は身内ネタです。

2015年から開始している大規模リフォーム。
床下を完全に作り直す、水回りを配管から。外壁を外して窓の位置を変えた上で間取りを変更、断熱材入れ替えなどなど、いわゆるリノベーションとかスケルトンリフォームと呼ばれる大がかりなリフォームですが、一階はほぼ新築状態です。
 まずは大がかりな部分を終えて装飾的な部分は追ってやろうという事で2016年~2017年はほぼ手が止まっておりました。

気づけば住み始めて2年・・・・・。そろそろ壁紙が貼られていない部屋があるなど殺風景な空間に飽きてきてジワジワと再開しています。壁紙は和紙で進めています。小川町の和紙会館で購入しております。

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最近ではここを進めてみました。化粧台の真横の壁です。化粧台を設置する前に手をいれておくべき箇所でしたが当時は時間が足りなく見送ったら長引いてしまいました。

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こちらは表面仕上げ中の様子。

土地が30坪弱の小さな家なので脱衣場は1坪サイズ。なので化粧台はこんな壁際にまで追いやられており、化粧台と壁の隙間は平均3ミリ。水が撥ねた時にどうしようか?と考えておりました。厚さ2ミリという大変薄い無垢ヒノキ板(幅4センチ長さ90センチ)を一枚貼っては乾燥を待ちまた一枚貼っていく・・・そんな風にジワジワと寄せ木。凸凹が現れますからカンナで整えたり、隙間をパテで埋めてウレタン塗装を行いここまできました。手で触ってすべすべです。凹凸がありません。羽目板では凹凸がそれなりに出来てしまい浸水や清掃で難を抱えそうです。しかしこの施工ではシームレスなので清掃が楽という利点があります。余程の事がない限りこの家を建て直す時まで交換不要でこのままの綺麗さを保つことが出来るでしょう。

少し仕上げが甘かったところが判明したので作業を少し戻って再仕上しようかな・・・・・というところで先週の高熱からのダウン。こんな状態で止まってしまっております。

現時点で機能的には十分であり、ウレタン塗装ですから水滴をさっと拭きとれますし清潔ですね。これはやってよかった。

上部は面白く収束させてあります。それは現地でどうぞ。壁紙との張り合わせが面倒臭いですが自分でやるから遊べます。

もしも同じ事をしたいなという方がいらっしゃったら・・・・新築なら集成材のフリー板を施工すれば良いのでリフォームでの話になりますがプロに頼んだ方が良いと思います。プロが丁寧にやればやるほど綺麗に仕上がります。3~4日掛かるはず。現地での採寸や準備を含めれば4日~5日掛かるかも?それでおおよその予算がイメージできるのでは?そして・・・・無垢材の取り扱いに長けている方に施工してもらわないと後で大変な事(ヒビ割れなど)が起こってしまうかも。今回ノウハウ公開はしませんが、その辺の事を考えないでペタペタと貼って作業すると・・・・後で大変な事になると思います。そしてそもそも貼っている最中にも大事件が発生すると思います。
これに関しては無垢材に詳しいプロに頼むと良いでしょう。

今年中に一階の完成を目指しています。さて間に合うか。

各部に無垢材を用いて一手間掛けてみます。基本的には壁には無垢材を使わないつもりです。


和風建築 [木のはなし]

川越銘木センターさんにて、和風建築の魅力を教えてもらう事が多くなってきました。

和風建築の魅力。

あまり明文化されておらず口伝的に世代を越えて伝わり続けているのでしょう。

僕は和風建築が大好きな性格だったのでしょう。

最近では、旅先で、おお!すごい!この家!
美しいなあ。時間掛けてるなあ、など、見るものが増えて旅が楽しくなってきました。

現代の住宅はさっさと建てちゃえ!っていうノリですよね。
しっかり作られた和風建築の家というものは、一坪あたり何日掛けたか?多いほうが良いのです。
ですから、50坪くらいの建坪の家を1年とか二年掛けて作るとか、そもそも精神性が違うのです。

一坪何日掛かっているのかな?そんなことを読んでみるのも楽しいものです。

一坪15日とかそれ以上掛かっていると素敵な家になりますね。

無垢材の理解と和風建築の理解はワンセット。その両方を知ると
今までは気づかなかった事が、世界が見えてくるのです。

数奇屋風が美しいですね。

最近は京都の中古住宅をウェブサイトで眺めるのが好きです。
京都の住宅はレベルが高いですね。おお!という家がぽこぽこ出品されております。

最近では鉄物(バイクやクルマ)に興味が無くなってしまいました。
やっぱり樹ですよ。樹(盆栽)と無垢材。

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【修正中・大幅追記】イチョウ(銀杏)の事実・・・・ [木のはなし]

※結論は変わりませんがイチョウについてより詳しく知る事になると思います。
※なお、旧テキストの内容をあらためます。すみません。針葉樹である事は変わりませんが、細胞レベルの事が掲載されている昭和時代発行の辞典を入手したら、リライトが必要なレベルの情報が掲載されており、じわじわとこの記事を完成させる事にしました。修正の必要がある点もあるので旧テキストの内容を一度完全に削除します。ご迷惑をお掛けします。そして一点、僕の完全なる勘違いもありました。すみません。



パイナップルは野菜。アボカドは果物・・・・・。

そんな話題をお送りします。

イチョウの樹は広葉樹である。

これ、当たり前な事だと思われますが・・・・・・実はですね、針葉樹なのです。

するとみなさん、納得いかん!そんな訳ない!と仰ると思います。
実は僕自身もそう思っておりました@@,

どうして針葉樹と言えるのか?探っていきましょう。
葉は広葉樹的ですよね・・・・・ちょいと確認してみましょう。

★まずはイチョウの葉について

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上の画像はイチョウの葉とケヤキ(広葉樹の典型)の葉です。

それを拡大してみましょう。

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共通テーマ:学問

テーブルのメンテナンス [木のはなし]

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先日、テーブルのメンテナンスをしました。

自作ではありません。タモ集成材のテーブル、ベンチ、チェアーのセットです。

オリーブオイルを表面に塗布して使用し、何かこぼしてしまった時はすぐにふき取り、またオリーブオイルを塗布するのですが、年に一度くらいは電動サンダーを掛けて表面を一度リセットし、またオリーブオイルを塗布します。

1リッター3000円以上のオリーブオイルだと、オリーブ油の純度が高く、こういう事をするのに向いていると思います。数時間でサラサラに乾いてしまいます。

弟がしばらく家にやってくるのでテーブルをリセットしてみました。

そもそもこのタモ材は脂分を多く含んでおり、かなり重量があります。相当重いです。

床下の根太のピッチをカスタムしてあり、本来なら約30センチ間隔のところを20センチ間隔にしてあります。なのである程度重くても床が沈みません。新築をお考えの方でかつ無垢一枚板のテーブルをお考えであれば根太はそんなに高いものではないので増量すると良いでしょう。


木組みたのC その2 金輪継ぎの巻 [木のはなし]

オマケ
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現代の温暖化なる現象の主因について
太陽風(プラズマ)に対して・・・・太陽光の上昇が約60年遅れていた模様です。
詳しくは上図をどうぞ♪

川越銘木センターさん所蔵の「建築木構造工作図集」。著者でもある中原靖夫先生が、贈呈してくださったものとの事。社長が若い頃に頂いたとの事です。ネット検索したところ、中原先生はすでに他界し数十年経っております。

さて、そんな大変貴重な本を、貸してください!とちゃっかりお借りしてしまいまして、中原先生から本を通した指導をうけました。時を越えて数十年。

本格的な木組みは人生初なので、本日公開する作品画像はお恥ずかしいレベルなのですが・・・・・中原先生が遺した本は、素晴らしいです!大変分かり易いです!と伝えたくて、作ってみました。

◆金輪継ぎ
金属のクギを一本も使わないで、木材と木材を、震度7にも耐えるくらいに、強固にかつしなやかに組み合わせる木組み。

様々な継ぎ手がありますが、今回は、見た目の美しさを感じた、金輪継ぎ(読み方わからん)に挑戦してみました。ツーバイフォー規格のヒノキ材です。本来日本の規格ではない寸法なので、中原先生の示している寸法をアレンジしております。エッセンスは同じです。

ヒノキ材は木組みに最も向いている材。もしも日本にヒノキが無かったら?木造文化は随分と変わっていたでしょう。水に強く粘りがあり加工し易い。

ヒノキという植物は姿良く、すっと高くそびえ立ち、葉は鱗片状にじわじわ育ち、触り心地よく香良く、本当に素晴らしい樹。

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手ノコギリ、手のみ、カンナ、基本的には手工具で兆戦。
中原先生の解説が上手なので、墨付けは想像よりかは簡単でした。想像よりか、ですよ。

二本の材を同じ形状に刻んで、組み合わせ、とどめに込み栓(ケヤキ)をコンコンと叩き入れると・・・・・超堅牢。意図的に強力な衝撃を与えなければ壊せないほど強く噛み合っています。

隙間があるのは・・・・・・僕が未熟だからです・・・・・。く、、、悔しい。

ちなみに、込み栓を叩き外してしまえば、また分解できます。木組みは便利ですね。それなりにギチギチに組んであるので、楽々分解とはいきません。

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経験が長い宮大工さんは、ピッタリと組み合わせる事が出来るのでしょう。悔しいけど、人生初とはいえ僕の現時点での実力はこんなものでした・・・。うーん。頭きた。もっとうまくなろう。

墨付けは、差し金を使うと簡単に行えます。ただし今回はツーバイフォー材だったので、そうはいきませんでした。次回は本来の尺規格の材でやろう。

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アームトロンも線引き・・・・・んなわけないw

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一度公開しておりますが、僕が育てている懸崖樹形(けんがいじゅけい)の、一般種のヒノキを鉢で持ち込んだ盆栽です。

その他、ヒノキ一般種の盆栽は8鉢。

盆栽のヒノキは、ケヤキやモミジのように、人間の思惑に都合よく付き合ってくれません。
ある程度のコントロールは出来るのだけれども、かなり限定的な範囲です。

そんなところも魅力です。

木材としても、植物としても、ヒノキを極めようと思っております。

ヒノキは本当に素晴らしい樹ですよ。

更新【提言有】戦艦大和の木造部品に関する考察 [木のはなし]

【はじめに】
戦艦大和の木造部品に関して、大和ミュージアム様に質問させて頂き、頂いた情報を元にこの論文を執筆しました。軍事機密として建造された物つくりの現場の痕跡を追う目的であり、国民のみんなで、知っている事を集結して、戦艦大和の実態に迫りたいという思いです。

論文を大和ミュージアム様にお目通し頂きました。ここに、大和ミュージアム様からの論文へのコメントを公開させて頂きます。

「戦艦大和木造部品に関する考察」興味深く読ませていただきました。ありがとうございます。 戦艦「大和」については、残された資料も少なく、まだまだ、わからないことが多いのです。 この度は、韮澤様からの情報で甲板材について新たに気づくことができました。貴重な情報ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。大和ミュージアム運営グループ

韮澤より→台湾からの檜とベニヒノキを、ひっくるめて台湾檜と日本本土で呼んでいた風習がありました。それらを明確に理解し区別して解説していければ、台湾との友好関係がよりよいものになっていくと考えます。今後ともよろしくお願い申し上げます。この度はお時間を頂きましてありがとうございました。

では、こちらが論文になります。より多くの方が納得してくれるであろう常識的な内容となっております。より多くの事実を理路整然と解釈しなおした説と言えます。

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ヒノキ(桧・檜)の生態の事実 の巻 [木のはなし]

現在編集中です。ヒノキの名前の語源について新たな説を提唱予定です。
客観的証拠をもとに、革新的なお話をさせて頂く予定です。

ご期待ください。

ヒノキの生態を、自宅の生体標本や、山や森林へ通い調査を行い、独学で研究し続けてきましたが、公開できるレベルに達したので、近日公開します。自分で確認した事実を情報元にして明らかにしていきます。今更ヒノキの生態!?いえいえ、意外にも、ヒノキの生態についてはいい加減な情報が多く、ここでビシッと調べあげておけば今後100年以上役立つ情報になるでしょう。革新的な情報も公開します。

ヒノキを盆栽で培養したい方、庭や生垣でヒノキを育てている方にも役立つ情報かもしれません。造園屋さんにヒノキを枯らされてしまったという方の話はそれなりに聞きます。これでもう大丈夫です。


★この記事にはスポンサーが★
木彫り作家の鶏口舎さんが、この記事のスポンサーです。
移動などの費用を一部負担してくれました。
ヒノキを主な材とする鶏口舎さんは、ヒノキの生態に迫る今回の記事に賛同してくださいました。
鶏口舎さんは女子なので、木に登って観察といったデンジャラスな事は出来ないので、そういう形での応援をしてくださりました。ありがとう。

※現在編集中の記事です

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レッドウッド国立公園へ行こう [木のはなし]

こんなサイト見つけたよ※要フラッシュ環境

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http://www.panoramas.dk/US/california-redwoods.html

レッドウッド国立公園の3Dパノラマ画像。
記憶力の良い方は、覚えているかもしれません。かつてこの地では宇宙戦争がありました。
惑星破壊兵器のバリアーを解除する為に、反乱軍と帝国軍との間で激しい戦闘がありました。(SW E6)

このサイトのトップページも貼っておきます。
http://www.panoramas.dk/index.html



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メタセコイアの盆栽を作るの巻 [木のはなし]





【緊急PR】

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現代の温暖化なる現象の主因について
太陽風(プラズマ)に対して・・・・太陽光の上昇が約60年遅れていた模様です。
詳しくは上図をどうぞ♪

気候変動の核心的事実を発表・この世界の素晴らしさを君に。今日という日が尊く美しい理由をお伝えします
https://mogura-no-mogu.blog.ss-blog.jp/2022-09-14-god-given-talent
2022年9月14日公開

当サイト内リンク先へ今すぐダッシュ!
気候変動の核心的事実を最大限に簡潔に立証しています。

おまえらが想像してるより100倍すごい立証だからな!
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★メタセコイアニュース★
月刊誌 近代盆栽2014.10月号のバックナンバーをゲットしてください。
70ページからの、珍樹種にチャレンジコーナーにて、8年目までの剪定方法などがイラストで解説されています。実生からメタセコイアを盆栽仕立てにしようという方は必読です。

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セコイアの実生体がやってきました。

なんと大阪生まれの子なのです。

大阪北区の旧淀川沿いの公園で拾ってきた松ぼっくり。
そこから育てていた方から譲っていただきました。

関東に住んでいて、大阪生まれの大阪育ちの木って珍しい存在ですね。しかも、育ててくださっていた方が分かるというのも珍しい事ではないでしょうか?

まだ20センチを超えたくらいの大きさですが、すでに5~6年も育てられています。

★盆栽に詳しくない方へ★
直根を切る必要があります。この樹は僕のところにきて直根を切りました。
直根は地植えの際には土中深く根ざし倒木に強くなりますが、盆栽では偏った成長を起こし美観を損ねますので早い段階で切り落とします。

僕の場合は、前オーナーさんと同じ剪定をしています。秋になると枝を切ってしまうのです。その際に新芽を絶対に切らないようにします。枝を作ると幹も枝も太くなってしまい美観を損ねるのです。
これは前オーナーさんの技になりますが、長い間細目に仕立てたい方にはお勧めです。
太い幹にしたい方は枝を作っていったほうが良いでしょう。

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竹まじかーーーーー! [木のはなし]

みなさん、竹を知っているかと思います。

そうです。ニョキニョキ生えてる竹です。

竹は花を咲かせると、つい先ほど知りました。

そして、それは発芽から100年以上の時間が必要な種類もあり、
花が咲いたら枯れてしまうとの事@@,

し‥‥知らなかった

そうだったんだ。竹という植物は。

世の中は知らない事だらけですね。僕は世の中の事実の1兆分の1も知らないのでしょう。
やるな世の中。こんなんじゃ人生が100年あっても足りないや。
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