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経営者さんは読んどけ・新型コロナ対策 [経営企画的な話]

筆者は経営戦略部的ポジションの皆さんから様々な『企画』の仕事を頂いて生き延びています。

今回のテーマは職場での新型コロナウイルス感染症(SARS CoV-2)対策です。

大変仲の良いある企業さんから相談された件を企画しマニュアルとして納品した案件がありまして、今回は世間の状況を鑑み、その企画の概括をここに書き残しておきます。
※筆者の仕事は秘密厳守。それゆえSNSなどで本業の話をする事はほとんどありません。

『ハンドサインを多用。最大限しゃべるなマニュアル』
職場にもよるのですが、今回ご相談を受けた企業さんのある部門は、従業員間の口頭での指示が多くあるわけですが、しかしハンドサインを用いれば業務中の会話を90%以上減らせる事に気づきました。
※今回はテレワーク化が不可能なある企業さんのある部門のケースです。

おはようございます。おつかれさまでした。わかりました。実行してくださいなど、それらを最大限分かりやすくハンドサイン化しました。
 企画時間がもっと多ければ・・・・『手話』と全く同じものにしてしまえば一般社会でも役立つことかと思いましたが、とりあえずはすぐに覚えられ、錯誤し辛いものを考えました。
※無理な動きをしないようにも配慮。腱鞘炎などが起こり得る。担当者さんと先に詰めた。

ハンドサインで伝わらないことは最大限メモで伝え合う。それらの取り組みで出社してから退社までほとんど喋らないで済むようになりました。
※ただし日本にはおいてはまだまだ秋冬の本格的な流行期が始まっていないので運用は時期を見計らっていらっしゃる。いくつかの部署では試験的に運用開始。問題無いとの事。
 新型コロナウイルス感染症(SARS CoV-2)は、喋らなければ、飛沫を飛ばさなければ、満員電車にてことのほか感染が広がらなかった通り、何にせよ近接距離で喋らないことが一番です。

この気付きに達してしまうと、例えばコンビニエンスストアの店員さんらがこのご時世に丁寧に挨拶する事は必要があるのかどうか?考えなおすべきかもです。
 しかし世間には偏屈な人が少なからずおり、挨拶をしないとは何事だ!なんていちゃもんをつける事もありましょう。すると日本政府が特別立法で対処し公共の場で最大限喋ってはいけないと法令化して下されば日本人はビシっと従うものなのでよろしいのではないでしょうか?
※世界中で公共の場で最大限喋らないルールを徹底した方がええんやないの?と思わなくもないが・・・・

という訳で、ここをご覧の経営者さんで、今回のエントリでハッとするものがあったら、業務中の会話を最大限ハンドサイン化してしまうと良いでしょう。

なお・・・・いわゆる『OKサイン』は人種差別的扱いになっているご時世なのでご注意を。
※親指と人差し指を合わせるアレ。当ぶろぐでも記事化している。


動画は台湾の大スター周杰倫
曲名・手語 Sign Language


とにかく喋るな!これを徹底すれば職場集団感染はだいぶリスク軽減できるはずです。

★細々としたポイントとして・・・・
人事評価において最大限喋らない社員は優秀とみなす。
その事実を導入時にトップから全社員へ通達すること。
取り組みではなく評価の対象とすれば意識がより高くなります。そこ大事ですね。「最大限重要な取り組み」であると。

会話補足用のボードを貼り付けておいて、そこにハンドサインを補足する文言を記載しておけば、それを指さしても良いでしょう。今回はボードについてはたたき台レベルのものを提案しています。

※追記
部署によっては防護ゴーグルを着用義務化を提案し通りそうです。
実は目からの感染が報告されておりマスクとゴーグルはセットであるべきです。
スーパーマーケットのレジスタッフは差し支えない範囲のゴーグル的なものの装着は必須ではないでしょうか?目からの感染対策、日本ではほとんど行き渡っていません。気をつけましょう。感染者数の推移によっては原付バイク用程度のスペックでよいのでクリアースクリーンが大きいタイプのジェットタイプヘルメットを併用する。これくらいやっても完璧ではないのですが、するとゴーグル無しという状況がいかにありえないほど無防備か?分かるかと思います。
なお、今回のウイルスは現時点においてWHOによるバイオセーフティ指針においてBSL-3以上の施設で取り扱うように規定されています。検索するとそのレベル3の様子が分かる事でしょう。ですから目の防護を全く考えないなどありえない状況です。

ジェットタイプのヘルメットですが髪の毛を覆う事になります。そしてヘルメットはアルコールで洗浄が容易です。髪の毛を洗うよりも手軽です。原付バイク用のスペックなら大変軽いのでさほど苦にはなりません。
ポジションによっては防毒マスクの着用は必須でしょう。空気感染するのはどうやら間違いがないようです。

いまいちど整理整頓しましょう。
マスクとはもしも感染者かつ無症状感染者になった場合に、他人に感染させない事を主としたアイテムです。
ゴーグルは、感染者が身近に現れたり、業務上で接触する場合は、感染者の飛沫が目に入ってしまう事が考えられるので感染者からのウイルスの防護に必要なアイテムです。
エタノールなどのアルコール類。手指の消毒のこまめな消毒はウイルスの拡散、食べ物を介した体内へのウイルス侵入を防ぐ目的などなど

ちなみに筆者はプライベートにおいてセーフティゴーグルを掛けています。そして防毒マスクを場面により使い始めています。少しやり過ぎかもですが企画提案する側としては自分で体験しておかねばなりません。やや大袈裟な装備の人とすれ違ったらそれは筆者かもしれませんね。



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企業理念や哲学の公開に関して私見 [経営企画的な話]

企業理念や哲学を策定し、企業サイトにて公表する・・・・

気づけば当たり前のように行われていますが、僕が手がけている企業さんにはそれらを策定しても公開しないようにアドバイスし始めています。(先代さんからの教えなど社訓は今回の話題に含まず)

近年ではクレドと呼ばれていますね。

よく考えると、企業理念や哲学を従業員以外に公開するべきではないのでは?との思いに達したからです。基本的には、ですよ。時に公開が必要なこともあります。株主さんら投資していただく立場の方々に向けて。

当然に、企業理念や哲学を策定することはよいことだと思います。そして策定したのですから当然ながらそれを組織内に共有させることは必須です。

組織外の・・・・入院患者さんなり一般客さんに、それらを文章で伝えるのではなく商品なりサービスなりで実感してもらうべきでしょう。

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イチローの言葉 [経営企画的な話]






夢をつかむことというのは、一気にはできません。 ちいさな事をつみかさねることで、 いつの日か、信じられないような力を出せるようになっています。」

書籍 夢をつかむ イチロー262のメッセージより

2004年12月24日。イチローが野球少年を前に語った言葉。




このメッセージは、野球、スポーツだけに限った事ではないと僕は考えております。
企業の経営でも同じ。ある日ズドーンと数億円を掛けてアド(広告)を打っても
そんなものは人々の記憶からすぐに消え去っていってしまいます。
そんな事ではなく、接客での細かな気配り、お客様との一回一回の誠実な対応、平易な表現。
そういうものを日々積み重ねてきた企業が、信じられないような規模に成長しているものです。

作家も同じですね。一つ一つの作品のディテールにコダワル。誰も気づかないかもしれないようなコダワリを投じて行く。そんな事の積み重ねが、いつの日か、信じられないような評価を頂く事に。

この言葉を、僕がお付き合いさせて頂いているクライアント様、友人(特に鶏口舎さん)に贈ります。

僕がこの本を買ったのは、2005年愛地球博が開催されていた年に、某クルマメーカーの某研究所に日帰り出張した帰路のキオスク。そして、冒頭の言葉は一つ目のメッセージでした。

もう眠くて帰りたい、すごく忙しいから他の事をしたい。そんな時にも必ず議事録を丁寧に残しておくこと。僕はこのメッセージからそんな事を学びました。大きなプロジェクトの成功は、質の高い議事録というヒットの積み重ねがあってなし得る。

数億円のプロジェクトだろうと、数万円の案件だろうとそれは同じ。


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