放射能とは? 放射性物質とは? 放射線とは? わかりやすく。かんたんに。分かり易く。簡単に。 [やくだつ系のじょうほう]
さきほど、もぐらのもぐサイトにメールが届いておりました。
とある良い子からの質問メールでした。
このブログの原子力発電所の仕組みをわかりやすくという記事を見て、放射能(ほうしゃのう)という言葉の説明がなかったので、放射能ってわかりやすく言うどんなものなの?という質問でした。
・
放射能とは何か?そこに興味を持った君はえらい!大人の人の中に、放射能を勘違いしている人が多く、日本の社会でまちがって使われている事が多いので、子供はなおさら分からなくなっているのかもしれませんね。
そんなに難しいものではないんですよ。
ではさっそく。
放射線(ほうしゃせん)を、放射する物質を、放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)と呼びます。
世の中の物質の全てが、放射線を放射するワケではないですよね?
そこで・・・放射線を放射する能力の事を、放射能(ほうしゃのう)と呼ぶのです。
★昔のはなし
むかし、核戦争(かくせんそう)が今よりも現実的で恐怖だった頃、放射能汚染(ほうしゃのうおせん)など、間違った説明が当たり前にされていました。放射線を放射する能力が汚染??意味不明ですよね。
正確には、放射線による汚染、放射性物質による汚染というのが正しいと思います。
けれど、むかしは(いまでもよくあるまちがい)、放射能に汚染される!!とテレビや新聞で報道していたので、放射能=放射性物質とかんちがいして、すりこまれてしまったのでしょう。
そんな間違いをからかう言葉(ネットスラング)がありますよね。放射脳(ほうしゃのう)という言葉です。放射能という言葉を勘違いしたまま用いている大人の人を言います。
★もう少しわかりやすくすると・・・・
電車に乗ると、たまに、ハチャメチャ臭(くさ)いオジサンがいます。
そのオジサンの臭(にお)いが、放射線にあたります。
子供は臭(くさ)くないよね?でも、そのオジサンはクサいにおいを発している。オジサンはクサいにおいを放射する能力(のうりょく)を持っている。すなわち“放射能”を持っているという状態。子供は臭(くさ)くないので、放射能を持っていないというわけ。
★今回の、被(ひ)ばく事件のポイントは?
またもや、放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)で大きな事件が起きてしまいましたね。
過去に起きた東海村(とうかいむら)の事故は、作業している人が、放射線を浴びてしまった事故でした。中性子線(ちゅうせいしせん)という、原子核(げんしかく)を分裂(ぶんれつ)させる大変危険な放射線なので、体の組織(そしき)が壊れてしまい、皮膚や血液をあたらしく作る事ができないので、作業員の人が亡くなってしまいました。
今回の事故は、放射性物質が肺(はい)に入ってしまったのですが、放射性物質、すなわち、放射線を出し続ける物質が体内に入ってしまったのですから、肺に入った放射性物質は、放射線を出し続けます。
今回は、プルトニウム239という物質なので、ちょっと難しい言い方になってしまうのですが半減期(はんげんき)が2万4千年というわけで、最低でも2万年以上は放射線を出し続ける物質が体内に入ってしまい、現代(げんだい)の医療(いりょう)では、取り出せないという状況(じょうきょう)です。体に悪い放射線を出し続けるということで、大きな事故になってしまいました。
プルトニウムといえば核兵器(かくへいき)の燃料に用いる元素です。
今回は放射能についての説明だったので、被害者の家族の方の心配もあるので、この記事ではここで終わります。
日本人はまじめなはずなのに、なぜ、このような深刻な事故が起き続けるのか?
それは、もし事故を起こしても、死刑になったりしないからです。
中国でもしもこういう大きな事故を起こしたら、死刑にされるでしょう。
連れて行かれて頭を後ろから銃でバキュンです。
死刑はこわいです。すると必死に仕事をしますが、日本ではそういう事はないので、
手を抜いてもだいじょうぶだろう。まあ、何か起きても逃げちゃえばいいし、
と気が緩んでしまうのでしょう。
ですから、また、そのうちこういう深刻な事故が起きるでしょう。
そもそも、国のエライ人達が、何が何でも放射性物質や原子力発電所などで事故を起こさせない!!!という強い気持ちが無いのでしょう。
事故を起こしたら責任者を死刑にする法律を作ればすくなくなるでしょう。ガクブルしながら仕事をするのと余裕のよっちゃんと思って仕事をしているのでは、気合の入り方が変わります。
しかし、こういう事故を起こしたら死刑にする法律なんて作れる訳がありません。
ということは、日本の風物詩のようなものだと外人さんたちは冷ややかに見守っていくことでしょう。だいたい10年に一回くらい大きい事故を起こしていますからね。
にらさわやすおみ
とある良い子からの質問メールでした。
このブログの原子力発電所の仕組みをわかりやすくという記事を見て、放射能(ほうしゃのう)という言葉の説明がなかったので、放射能ってわかりやすく言うどんなものなの?という質問でした。
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放射能とは何か?そこに興味を持った君はえらい!大人の人の中に、放射能を勘違いしている人が多く、日本の社会でまちがって使われている事が多いので、子供はなおさら分からなくなっているのかもしれませんね。
そんなに難しいものではないんですよ。
ではさっそく。
放射線(ほうしゃせん)を、放射する物質を、放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)と呼びます。
世の中の物質の全てが、放射線を放射するワケではないですよね?
そこで・・・放射線を放射する能力の事を、放射能(ほうしゃのう)と呼ぶのです。
★昔のはなし
むかし、核戦争(かくせんそう)が今よりも現実的で恐怖だった頃、放射能汚染(ほうしゃのうおせん)など、間違った説明が当たり前にされていました。放射線を放射する能力が汚染??意味不明ですよね。
正確には、放射線による汚染、放射性物質による汚染というのが正しいと思います。
けれど、むかしは(いまでもよくあるまちがい)、放射能に汚染される!!とテレビや新聞で報道していたので、放射能=放射性物質とかんちがいして、すりこまれてしまったのでしょう。
そんな間違いをからかう言葉(ネットスラング)がありますよね。放射脳(ほうしゃのう)という言葉です。放射能という言葉を勘違いしたまま用いている大人の人を言います。
★もう少しわかりやすくすると・・・・
電車に乗ると、たまに、ハチャメチャ臭(くさ)いオジサンがいます。
そのオジサンの臭(にお)いが、放射線にあたります。
子供は臭(くさ)くないよね?でも、そのオジサンはクサいにおいを発している。オジサンはクサいにおいを放射する能力(のうりょく)を持っている。すなわち“放射能”を持っているという状態。子供は臭(くさ)くないので、放射能を持っていないというわけ。
★今回の、被(ひ)ばく事件のポイントは?
またもや、放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)で大きな事件が起きてしまいましたね。
過去に起きた東海村(とうかいむら)の事故は、作業している人が、放射線を浴びてしまった事故でした。中性子線(ちゅうせいしせん)という、原子核(げんしかく)を分裂(ぶんれつ)させる大変危険な放射線なので、体の組織(そしき)が壊れてしまい、皮膚や血液をあたらしく作る事ができないので、作業員の人が亡くなってしまいました。
今回の事故は、放射性物質が肺(はい)に入ってしまったのですが、放射性物質、すなわち、放射線を出し続ける物質が体内に入ってしまったのですから、肺に入った放射性物質は、放射線を出し続けます。
今回は、プルトニウム239という物質なので、ちょっと難しい言い方になってしまうのですが半減期(はんげんき)が2万4千年というわけで、最低でも2万年以上は放射線を出し続ける物質が体内に入ってしまい、現代(げんだい)の医療(いりょう)では、取り出せないという状況(じょうきょう)です。体に悪い放射線を出し続けるということで、大きな事故になってしまいました。
プルトニウムといえば核兵器(かくへいき)の燃料に用いる元素です。
今回は放射能についての説明だったので、被害者の家族の方の心配もあるので、この記事ではここで終わります。
日本人はまじめなはずなのに、なぜ、このような深刻な事故が起き続けるのか?
それは、もし事故を起こしても、死刑になったりしないからです。
中国でもしもこういう大きな事故を起こしたら、死刑にされるでしょう。
連れて行かれて頭を後ろから銃でバキュンです。
死刑はこわいです。すると必死に仕事をしますが、日本ではそういう事はないので、
手を抜いてもだいじょうぶだろう。まあ、何か起きても逃げちゃえばいいし、
と気が緩んでしまうのでしょう。
ですから、また、そのうちこういう深刻な事故が起きるでしょう。
そもそも、国のエライ人達が、何が何でも放射性物質や原子力発電所などで事故を起こさせない!!!という強い気持ちが無いのでしょう。
事故を起こしたら責任者を死刑にする法律を作ればすくなくなるでしょう。ガクブルしながら仕事をするのと余裕のよっちゃんと思って仕事をしているのでは、気合の入り方が変わります。
しかし、こういう事故を起こしたら死刑にする法律なんて作れる訳がありません。
ということは、日本の風物詩のようなものだと外人さんたちは冷ややかに見守っていくことでしょう。だいたい10年に一回くらい大きい事故を起こしていますからね。
にらさわやすおみ