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【1】太陽活動と気候変動の真実。そのプレゼンテーション 本編その1 [もぐらのもぐ相対性理論]





こちらのページへ検索エンジンなどから来訪された方へ】
【緊急PR】
2024年版・気候変動の真実・最新のまとめ実質ver.7 ( ・`ω・´) もぐらのもぐ相対性理論
https://mogura-no-mogu.blog.ss-blog.jp/2024-03-06-mogu-riron
2024年3月6日公開
最新の発表をどうぞ。もぐらのもぐ相対性理論を知らぬ者が科学者を自称していたら失笑モノです

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現代の温暖化なるものを解明しました。
太陽風(プラズマ)に対して太陽光が約60年遅れて変動している模様です。詳しくは上図をどうぞ。
シンプルな結論でした。

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【緊急告知】
我々の研究が、間もなく一つの区切りが付きそうです。このエントリの末尾にてもう一度同じ告知を行いますが、総まとめエントリを立ち上げました。下記リンクになります。
https://mogura-no-mogu.blog.ss-blog.jp/2023-05-pre-mogu-riron
このリンク先はver,6シリーズです。この世界の気候変動なるもののおおよそのシナリオを一本線で繋ぐ事に成功しております。きっと・・・・人生観が変わる内容になっていると思います。
以降を読み進めるのであれば時間がもったいないかもです。圧倒的に内容が充実しております。
【緊急告知終わり】




https://mogura-no-mogu.blog.ss-blog.jp/solar-activity-is-repeated-jp
※現在アクセスして頂いているこちらのエントリは上記リンクの続きになります。
※上記リンクは前提。このエントリから本編開始です。

このエントリでは・・・・
太陽活動低下、太陽黒点、地球寒冷化、氷河期、地球温暖化の真相
こんなワードについてバッチリ分かっちゃう効率的なプレゼンテーションが展開されるよ
しかも常識的感覚、社会通念的感覚で進行するから安心してね♪

先に言っておきますがそれなりに長編です。お気に入り登録しておき何章まで進んだか?メモっておいて再アクセスして楽しんでくださいね。数ページに分けて欲しい?編集する方は1ページだと効率的なのです。お断りします!にゃっはっはwそこまではやってられんわw まあとにかくすごい楽しいから我慢しよう♪


●プレゼンテーター
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『ぱぱもぐ教授』&『かえるさん博士』



人類の皆さん、答え合わせの時間です。

【ここまでのあらすじ】
いつもは優しいチビッ子の味方『ぱぱもぐ教授』と『かえるさん博士』。
人類に広まる気候変動説の9割はウソもしくはねつ造という実態に呆れて今回は常識的感覚に基づいた気候変動説を発表する。あまりにもウソが多いので今回はギアチェンジして厳しく指摘しちゃうよ。しかしそれはウソからチビッ子達を守るため。いつもは厳しくないので安心してね♪

このエントリからやっと『太陽黒点と地球の気候』の話になるよ!
これが地球の気候変動の真実さ♪ 

常識的感覚、社会通念的感覚、あたりまえ的感覚の気候変動説、始まるよ~!!
無料でこんな話を聞ける皆さんは幸せ者だな~


序章・太陽黒点の基本的な話と現在の様子など

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『ぱぱもぐ』

そもそも黒点(こくてん)とは何か?そこから始めましょう。※以降黒点と表記統一

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(C)SOHO・ESA・NASA

↑↑↑黒点の数は日々変動しています。小さな点に見えますが実際はとても大きなサイズです。
黒点の観測及び記録はガリレオ・ガリレイさんが始めました。※1613年・太陽黒点論刊行
http://swc.nict.go.jp/trend/sunspot.html

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出典元:NHKコズミックフロント・迫り来る太陽の異変
↑↑↑黒点は太陽内部の磁力線が飛び出した場所。この画像の青い線は磁力線のイメージであり実際には目に見えません。

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↑↑↑観測衛星「ひので」による典型的な黒点画像。(C)国立天文台/JAXA
『黒点とはすなわち、磁力線の断面:NHKコズミックフロントの解説』

黒点(磁力線の断面:以降省略)の数から太陽活動の多くを知る事が出来ます。

世間でよく言われている『太陽活動』とはこの黒点の数の増減を根拠にした話題です。

黒点が多い=太陽活動が活発
黒点が少ない、増えてこない=太陽活動が不活発

というわけです。

ここ10年程、黒点数の上昇に元気がありません。さらには全く黒点が現れない無黒点(むこくてん)の日が増えてきました。

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現れた黒点を月別に集計し、かつ、平滑化した『月別黒点観測グラフ』になります。こちらは西暦1960年頃から現在(西暦2018年)までの記録になります。
 間もなく終了しそうな今回のサイクル、そして前回のサイクルにて黒点の観測数が減った事と、サイクルの期間がダラダラと長引き始めており、その事象などを根拠に『ミニ氷河期入りか?』と専門機関が慌てている状況です。今後について世界中で議論が続いています。

それは地球の平均気温の推移についての議論です。
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黒点観測数の増減と気温の変化の関係についてのグラフ。この図は西暦1970年代の発表。研究は半世紀以上前から。太陽黒点の観測が始まり1970年代までは太陽と気候に関する研究は欧米でも現代よりは盛んであり、この図は当時の研究の中で特に時間を費やして発表されたものです。「オーストラリアのキングなどは動かせぬ証拠を見出そうとしたのだろう。1973年、十九世紀に比べて格段に多く蓄積された資料を持って挑戦した。彼らは可能な限り集めた数千万にのぼる北半球各地のデータについて、その質も十分検討して、北半球の平均気温と黒点数との間にこのような(※上図のこと)密接な関係がある事を示した・気象庁OB須田瀧雄博士の著書『太陽黒点の予言』より」


さて

現在黒点観測数が減っており、地球が寒冷化するのでは?との議論が続いている訳ですが
国立天文台さん、JAXAさん2大組織が発表している情報内にも『寒冷化』という言葉が登場しています。


太陽研究の世界的研究者JAXA常田教授(つねたきょうじゅ)名義で公開されているPDF


※常田教授のプレゼンテーションは平易(へいい)で大変分かりやすいです。

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※太陽活動の活発さと地球の温度には相関があり、もしも太陽活動が不活発化すると地球の温度が下がるのでは?という図版。

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以上2点のスクリーンショットはこちらから引用
https://hinode.nao.ac.jp/uploads/2016/05/12/cd3e2cf889fac15f1f9e1595668921093a0e707c.pdf


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以上1点のスクリーンショットはこちらから引用
https://www.slideshare.net/isas_pr/20170826-79169914


もしも・・・・近い将来に、太陽活動が不活発化────────すなわち黒点観測数の減少が起こると、日本においては数℃くらい平均気温が下がる可能性について検討する内容がJAXA常田教授の発表用ドキュメントにもあります。

このように研究者による寒冷化問題(ないし地球寒冷化)の議論が存在するのは事実です。噂や俗説ではなく現実の出来事として議論されています。

そうは言っても氷河世界に包まれるような極端な話ではありません。国連関連組織の『IPCC(通称アイピーシーシー)』の調査では地球平均1度未満の温度低下(マウンダー極小期において・のちほど解説)だったとの事です。
 あくまでも小なりとも平均気温が下がるような可能性があるから国立天文台やJAXAは『寒冷化』という言葉を用いているのでしょう。当然ながら国立天文台やJAXAは地球の平均気温が少々下がるようだと解説していますが、生物が大量絶滅するとか氷河世界になるとかそんな事は言っておりません


最大の重要点は太陽活動の変動(黒点観測数の増減)で太陽光の変動は0.15%以下 という事です。
NHKコズミックフロント『迫り来る太陽の異変』の回において常田教授が出演し、「太陽光の変動はそういう数字なのでその点に関しては安心してください」と強調されていました。確かに西暦2018年は無黒点の日が多いですがびっくりするほどの猛暑となり太陽光が弱まっていると思えるような状況ではありませんでした。
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NHKコズミックフロント:迫りくる太陽の異変より引用

※黒点の減少=太陽光線の大きな減少が起こると勘違いしている情報が散見される。注意が必要。

ここで特に重要な補足を挟みます
では、太陽活動が活発的、不活発的とは具体的に何か?解説します。
太陽光は数千万年以上のスケールでいえばそれなりに変動します。しかし今回解説している過去数十年、数百年程度のスケールでの変動においては『太陽が発する磁場』の変動の事を言っていると思って頂いて結構です。当然に太陽黒点も太陽活動に因るものですが地球との気候について解説するならば『太陽が発する磁場』について注目しないと壮大な勘違いをする事になってしまいます。

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引用元:ウィキペディア『太陽風』
このテーマにおいて磁場という用語と太陽風、帯電微粒子という用語は同じ意味で使われている事もあります。詳細はNASA公式サイト等で学習して頂くとして、太陽の周囲に帯電微粒子(太陽風)が放射され『磁場:英語ではマグネティック フィールド』が生まれています。その磁場の強さが太陽黒点観測数と相関性があることが分かってきました。磁場は太陽系の惑星を越えた範囲にまで及びます。

★地磁気活動度などで指標される ⇒ 帯電微粒子放射
★黒点数で指標 ⇒ 短波放射

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Hasegawa 1/48 ボイジャープラモデルキット 解説図より引用。こちらの図が分かり易いかと思います。もしも太陽風に興味を持ったら、ボイジャー 太陽風 などのワードで検索して頂くとわくわくするような情報がヒットします。

宇宙天気予報センター 太陽風観測データ
http://swc.nict.go.jp/trend/solarwind.html

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↑↑↑引用元・NHKコズミックフロント 迫りくる太陽の異変
このグラフの磁力とは太陽から放射された帯電微粒子の量=磁場の強さを解説しています。つまり太陽黒点観測数と太陽の磁場は明らかに相関性がある推移を示しているのです。なお磁場(太陽風)が初めて観測されたのは西暦1962年の事です。それ以前の直接的観測データは存在しませんが、樹木の年輪内に残留している放射性炭素14の測定などから過去の時代のデータを遡る事が出来ます。
 今回のプレゼンテーションにて『太陽活動が高い』という事は『磁場(太陽風)が強まっている状態』と解説している事になります。つまり現在(西暦2019年現在)は磁場(太陽風)が大変弱まっている状況です。磁場が弱まっていると何が起こるのか?それは以降で解説していきます。

【今回発表の重要ポイント】
太陽活動が高い=放射される帯電微粒子の量が増加=空間における帯電微粒子の量が多い=磁場が強い

太陽活動が弱い=放射される帯電微粒子の量が減少=空間における帯電微粒子の量が少ない=磁場が弱い

帯電微粒子は地球の大気内に浸入してきて影響を与える事は1970年代の時点で分かっていた。以降で具体例を示す。
【ポイントおわり】

さて。

平均気温が数度下がっても(繰り返しますが『IPCC』の数値では世界平均1度未満の低下・現代を中央値と考えている数字)、生物や人類が激減するような事は起こらないと思います。もちろんまったく影響がないという事は無いでしょうが、日本に住む皆さんが夜も眠れないほど悩むようなこの世の終末的な状況にはならないとは言えるでしょう。
 極地に近い国や地域では凍結などにより漁業などに多少影響が出る事は考えられます。今回は日本国に在住する皆さんに向けて発表しています。太陽活動(磁場の強さ)の変動は全球に均一に影響がある訳ではありません。

稲などの品種改良が進んでいない時代であれば平均気温が少し下がっただけでも大きな減収となったでしょう。現代では様々な事が進化しています。過去に太陽活動が低下した時代(黒点が減少した時代)と比較する際には注意が必要です。
 ただし各時代の各地域により温度の変化や影響が変わる事が知られています。全球の平均気温というものは一つの目安であり、地球の気候は複雑である事を忘れてはいけません。


☆ポイント☆
※常識的な学者が考える寒冷化、この問題に通じている方々の寒冷化とは、おおよそ1℃程度~未満の温度低下と認識している。※地域により差異が表れる
※太陽活動(磁場の強さ)の変動によりどのような作用があり平均気温が変化するのか?現時点では判明していない。


人類が激減するような主張をする学者さんもいますが目の前の事実を基に常識的な考え方ができる学者であれば人類激減などそんな事を考える事は無いでしょう。客観的な根拠がありません。
 黒点観測数が減少する時期が到来する事は百年弱に一度程度の間隔です。ですから終末の日が訪れるような大袈裟な事ではありません。

太陽光の変動幅は小さなものです。太陽から発する磁場の強さの変動はそれなりに大きなものとなります。※数百万年単位、数千万年単位では太陽光の変動はそれなりに起こる。今回は数十年、数百年単位でのスケールの話を前提にしている


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『謎のライダー』

なるほど・・・・科学データを前に常識的な考えができない研究者も中にはいるからな。なぜ無自覚に客観性がない事を発表してしまうのか?客観性が無い事を発表してしまっているという自覚が無いという事がトラブルの本質と言えるのか・・・・気質ゆえなのだろうか?

まあとにかく常識的な考え方ができる研究者の見解では、もしも太陽活動が不活発的になっても少々の温度低下が起こるが人類激減は妄想レベルの話ってワケか。『IPCC』の数値では過去に太陽活動がしばらく低下した時代(マウンダー極小期)において世界平均で1度未満の低下だったと発表されているとの事だ。それは想像していたより安心出来る数値だった。

良い子の皆は安心してくれ。

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※正村氏資料より・1977※詳細は末尾で
中国の過去2000年間の気温変化など。少なくとも有史においては気温の変化は大きなものではない。




第二章・ミニ氷河期の話は無責任

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『かえるさん』

みなさんこんにちはケロ。

西暦1970年代より以前には子供向けの図鑑(ずかん)などで『地球は寒冷化する』と解説されていた事が多かったという話は有名ケロ。西暦1970年代より前は東北地方で度々冷夏になったり凶作になったりして地球が寒くなっていくのでは?という噂のようなものが人民の間に流れていたケロ。

さっき『ぱぱもぐ』が解説した 学者目線の寒冷化 とは別に・・・・

社会通念としての寒冷化

も存在するという事ケロ。社会通念(しゃかいつうねん)とは一般常識的と理解してOKケロ。

西暦1970年以前は地球が凍りついているイラスト入り解説など、扇情的で無責任な書籍があふれており、世界平均気温が数十℃も下がってしまい、東京において春夏秋冬すべての季節で氷河に包まれるとの解説もあったケロ。

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扇状的なイラスト・某科学系図鑑より

大手出版社の図鑑ですらそんな扇情的な『地球寒冷化=氷河世界』という情報を乱発した為に、日本社会に『地球寒冷化=氷河世界』というイメージが広まってしまった以上、いくらインチキと言っても『社会通念としての地球寒冷化っていえば氷河世界』というイメージが根付いてしまった事は間違いないケロ。(日本社会での「社会通念」。世代により多少の違いがあると推察。各国でも多少の差があるとも推察されるケロ)

21世紀になり間もなく20年が経とうとしている現在において、国立天文台やJAXAが寒冷化するかも(1℃程度さがるかも)と、学者目線で発表をすると、それを聞いた人民が「まじか!!二大組織が地球寒冷化するって言っているぞ!氷河に包まれて人類の激減が起こるかも!!」と慌てふためいているのが現在の状況だと思われるケロ。『誤った社会通念といえる氷河世界のイメージ』は早々に忘れるべきケロ。


☆ポイント☆
・常識的な学者目線の寒冷化=おおよそ1℃程度~未満の温度低下と認識している。
・社会通念としての寒冷化(平均的な一般人の理解)=氷河世界のイメージ。昔のインチキ情報で洗脳されている

さらに・・・・

太陽活動が10年とか20年とか、そんな期間に渡って低下(黒点観測数が低く推移)する時期を『ミニ氷河期』なんて表現しているケロ。“氷河”なんて文字がドーンと入っているし、日本人(かつオジちゃんオバちゃんの世代)は子供の頃に見た図鑑において氷河に包まれていたイラストを繰り返し見させられたトラウマがあるし、寒冷化、ミニ氷河期なんて言葉を聞いたら腰を抜かしちゃうと思うケロ。幼少の頃に見た図鑑の絵を思い出してガクブルしちゃうケロ。

いずれにしても太陽活動が少々不活発的な様子なのでおおよそ1℃程度~未満の温度低下の可能性があるのは事実ケロ。といっても太陽活動すなわち黒点の数は常に変動しているのでいつかまた活発的になるだろうし、いちいちビクビクしていたら大変ケロ。

状況が状況なので、国立天文台さんやJAXAさんは細心の注意を払って表現に注意してほしいかもケロ。悪気はなくても世間のオジちゃんオバちゃんが動揺する訳で、結果として世間を動揺させる表現が広報上適切かどうかはよく検討した方がいいケロ。昔にインチキ情報を氾濫(はんらん)させた出版社などが明かに悪いけどケロ。特に注意すべき用語ケロ。


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『謎のライダー』

なるほどな・・・世界が氷河世界に包まれるなど、明かに間違ったイメージとはいえ、この日本では地球寒冷化(=氷河世界)のイメージがあり社会通念として定着してしまったのは事実だ・・・。
 そんな考え方が広まっている世間に対して「寒冷化する」なんて表現を採用したら世間のオジちゃんオバちゃんは氷河世界の到来か!などと腰を抜かしてしまうのは間違いない・・・・。しかも国立天文台やJAXAが「寒冷化する」と発表したら・・・・世間は理解が良いタイプばかりじゃないからな・・・しっかり説明したとしても思いっきり勘違いするウッカリさんが少なくはないのが実状だ。

この『もぐらのもぐ作者ぶろぐ』には寒冷化の噂を聞きつけて心配で検索して来訪してくるアクセス者さんがかなり多い。国民間での動揺は決して小さくはない様子だ。これからの時代なおさら気を付けるべし、という事だろう。『寒冷化』という言葉が、そもそも定義が曖昧であり抽象的な言葉だと言える。本来なら受け取った各自により印象が異なる言葉を安易に用いるべきではないのかもしれない。それはこの問題に限らずと言える。

太陽活動と地球の気温は連動しているという事で、常に変動していると言える。寒冷傾向も温暖傾向もやがて変化するという事だ。寒冷化という言葉は恒久的な固定をイメージし兼ねない。必要以上の世間の動揺は『地球寒冷化』との表現の悪さから始まっているような気がするが・・・世間が不安を覚えるような表現は控える。常識的な話だ。研究者が世界の中心ではない。社会全体の中でその職業をしていると極めて当たり前な前提を忘れてはいけないな。独善的な表現とも指摘されてしまいそうな表現はやはり慎むべきだろう。正に空気を読むという事だ。

それじゃあ早速だが、この問題についての先導役である我々として尽くせるベストは・・・以降では『1℃程度の寒冷化』と表記統一して世間の動揺を緩和させる具体策に打ってでるか。皆さんもSNSなどでこの話題に触れる際は『1℃程度の寒冷化』と意識して頂ければ・・・具体的な数字が見えているのだから合計5文字増えてもそのメリットは絶大だ。学者さんによっては2℃程度、3℃程度と予測が変わる事だろうが、それは各自任意の数字を入れ替えればいい。
 もしくは『1℃程度の温度変化』という表現も良いだろう。無理に『寒冷化』という言葉を用いなくても良い。今回のプレゼンテーションでは主旨から照らして『1℃程度の寒冷化』と表記する事にする。




第三章・西暦2019年現在の太陽黒点の様子など

さて・・・

『1℃程度の寒冷化』の可能性があるとの事だが、世界が氷河に包まれるような寒冷化というものは起こらないとの事だな。

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↑↑↑現在の太陽活動すなわち黒点観測数についてだが・・・まずは西暦2019年現在もダラダラと続いているサイクル24から再確認しよう。
サイクル24は、サイクル23より目に見えて低くなった事で話題になった。太陽活動低下の兆しでは?と。ただし・・・サイクル24の黒点観測数は最大値(極大期)で110程度を記録している。サイクル1からの最大値平均は110程度なのでサイクル24は決して低い値ではないが、西暦1960年以降の太陽活動が、ここ数百年の中で際立って活発的だったので、サイクル24がなおさら低く感じてしまいがちなのだろう。

サイクル24は西暦2022年頃まで続くはず・・・と『ぱぱもぐ』&『かえるさん』から後ほど解説があるとの事だが、世間で言われているように、もしもサイクル25が目に見えて黒点観測数が減少すると上図版のように推移する可能性がある。上図版のようにサイクル24から50%ダウンとなればピーク(極大期)で黒点観測数が約50程度になる事は覚悟しておくべきなのか・・・。ダルトン極小期と呼ばれる西暦1800年代初頭の太陽黒点数に似ている。
 次の太陽活動期において黒点観測数がこんな風に減少しても・・・危機が訪れはしないって事か・・・・。それは安心した。
 ただし・・・その頃、現在の品川区で積雪約2メートル(6尺超え)という極端な事が一度記録されているから(西暦1822年2月22日)、現代の世の中でそんな事が起こったら物流が1週間程度止まる事があるかもしれないから、そういう事態への議論は必要って事かもしれない。

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品川で積雪約2メートルというのは千年に1度あるかないか?という程度と思われる極端な例だがその時代は江戸で積雪が多かったという事だから首都高速がたびたび通行止めになるなど起こり得るのか・・・西暦1812年の冬には隅田川が凍結した日があったそうだ。ここ数十年では発生しなかった冷害に注意だな。かつ、上図版の通り太陽活動の谷間(極小期付近)は特に寒冷的になるようだ。
参考としてだが江戸時代からしばらくの間、伝染病のコレラが流行し多くの人民が亡くなっているが日本でコレラが初めて流行したのが西暦1822年(品川で積雪約2メートルを記録した年)との事だ(注意・諸説あり)。西暦2018年は黒点観測数が谷間にあり、初頭に極端な寒波とインフルエンザの100年ぶりの猛威があった事が記憶に新しい。過去のインフルエンザなどの流行が必ずしも太陽活動の谷間で起きている訳ではないが、人類はその問題に対して研究が進んでいない。要注意ポイントではあるので参考程度の情報として聞き流しておいてくれ。※山のピーク(極大期)付近でインフルエンザの大流行が起こるのでは?との海外発の論文が過去に1本あり(あくまでも論文発表であり事実であるかは別の話)。ネイチャー誌1990年。極大期と極小期に注目という事か?

極大期と極小期での太陽光の変動は0.15%以下であるとJAXA常田教授が明言。そこは注意だ。
さて。

以上の理解は常識的感覚で一連の情報を整理整頓した結果になろう。

これで問題無し。といきたいところだが・・・

【重要補足】極小期は寒冷的になるという考え方は常識的、合理的な理解と思われるが実は誤りになる。この後ぱぱもぐ達に完全に覆されるのでお楽しみに。ここで一度まとまった常識的理解は実はデタラメ?






話はまとまったように思えるが────────しかし







『1℃程度の寒冷化』では人類の激減が起こらないというが・・・

インターネットでよく見かけるだろう?江戸時代はミニ氷河期(ただしくは小氷期)だった。地球寒冷化が進み飢饉が度々起こっていたと?
地球寒冷化が進み東北地方を主に度々大凶作が起こり、大飢饉となり人口が激減したというのは近年における定説だ。異論を唱える者はいないだろう。江戸時代で度々発生した大飢饉は冷害が原因とされるものが多いのは事実だ。(謎のライダー心の声:この件はあらためてロジカルに否定しておくべき事。『プレゼンテーション・前提編』と同じ指摘が数点あるが、まあ、その妄想を精査するとある真実が浮かびあがる。アクセス者さんに付き合って頂くこととしよう)




第四章・江戸時代は冷害で大飢饉が?地球寒冷化が原因?

『天明の飢饉』は餓死者数最多となった大凶作期として有名だ。しかも大凶作期は長く続いた。全滅した集落もあるほどだ。約240年前の出来事であり記録がそれなりに残っている。旅行者の日記にはこんな事が書き残されている。道端に人骨が散乱し、傾いた家の中にも人骨が散乱し、都で聞いている以上に惨状だった(高山彦九郎)と。それらは東北各県の公式コンテンツでも紹介されている。極限状態となり他の手段が無かったことが原因だが・・・人肉食という最終手段が発生してしまった事も記録として残っている。

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天明飢饉之図・会津美里町教育委員会所蔵
『天明の飢饉』が記録されている絵画として有名だ。みなさんも書籍などで見かけた記憶があるかもしれない。画面中央の男性────いわゆる人肉食の様子が描かれているとされている。地球寒冷化が起こりこのような状況下になったのではなかろうか?

『天保の飢饉』も冷害により大飢饉が発生していた。人肉食の記録が残っている。大量の餓死者を弔った飢饉塚などの史跡が東北各地に残っている。

それら証拠や史実の出来事を根拠に、東北で人口が激減するほどの『地球寒冷化』はしていたはずだ・・・
 ミニ氷河期なる時代が『1℃程度の寒冷化』だったら、そこまでの大飢饉は起こっていないはずだ・・・・。
文献によっては『天明の飢饉』の頃を第二小氷期と定義している。

それら史実の出来事を根拠にミニ氷河期が1℃程度の寒冷化で済むはずがないと言える。「もぐらのもぐチームの解説は明らかに筋が通っていない」そんなツッコミが溢(あふ)れかえるだろう・・・・・

この事実に対し『ぱぱもぐ』『かえるさん』はどう説明する?


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『ぱぱもぐ』

そのような指摘は想定済みです。そして客観的証拠を基にこのように返答しようと想定しておりました。

結論を先に言えば「黒点観測数が減って1℃程度の平均気温低下が起こる事」と「東北地方で度々大飢饉が発生していた事」を完全に分離して個別の問題として理解しなければなりません。

そもそも地球寒冷化が原因となり東北地方を主に度々飢饉が発生していた、というその解説や情報は『インチキ情報』です。その理解は病的なレベルで早合点思考を反復させています。

『天明の飢饉』そして『天保の飢饉』は有名ですが勘違いされた情報が多く、実際には東北地方の被害が目立って甚大だった事を知って下さい。日本全国津々浦々で大飢饉が発生したのではなく東北地方かつ特に海沿いでの被害が甚大だったのです。

地球寒冷化が原因で起こっていたのであればその年代に日本全国のみならず世界中の各地でも同時多発的に冷害にて大飢饉が発生していなければ辻褄が合いません。なぜ【東北地方を主に発生していた事】なのに地球寒冷化が起こっていたと思い込んでしまうのでしょうか?ごく一部の出来事に注意が向き過ぎて全体像視点での思考が出来ていません。
 さきほどの東北地方福島県に残っている『天明飢饉之図』ですが、もう一度見直してみてください。よく確認すると人々は猛暑にも耐えているように見えます。
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 この絵は明らかに地球寒冷化の風景には見えません。過去千年以上の気候の記録を読めば分かりますが冷害が数十年に渡り常態化していた記録などありません。あてずっぽうな学者さんが数十年以上も冷害が続いたと勘違いしているのです。『天明の飢饉』は約7年の天候不順期間でした。そのうち西暦1784年の猛暑の年が最も死者が多かった事は歴史学者の間では定説です。つまり先ほどの絵画は『天明飢饉之図・1784年』という理解になると思われます。※写生画ではなく伝聞情報を基にした想像画と推認される。

そして天明の飢饉から約50年後には天保の飢饉が発生。約7年の天候不順期でした。それら大飢饉の前後でも断続的に大飢饉が続いていたと都合よく解釈してしまったと推察されます。それくらいあてずっぽうに中世から江戸時代を見ると時代を通して寒冷的だったと妄想してしまう事になり、江戸時代は地球寒冷化が起こっていたという妄想世界に辿りついてしまうのでしょう。落ち着いて研究すると常に飢饉や大飢饉が発生していた訳ではありません。落ち着いて調べている様子が無い・・・・ツッコミ処満載な発表です。例のCO2人為的温暖化説並みの大胆と言えるほどあてずっぽうなレベルです。

天明の飢饉、天保の飢饉の期間において東北地方は暖冬傾向だった事は史実を研究する学者さんはよく知るところです。地球寒冷化なるものが起こっていれば冬に厳冬傾向でなければおかしな話です。乾いた暖かい南風が吹き続ける極端な暖冬の年があった事も記録に残っています。

『第二小氷期』なる定義については天候不順が続いた事を地球寒冷化と勘違いした上で生まれた造語でしょう。

全体像視点という言葉を知らない迂闊な学者さんが地球寒冷化という結論を妄信開始。病的なレベルの早合点を繰り返しながら、その考えに都合が良い歴史上のトピックスをあてずっぽうに掻き集めた事は明らかです。あまりにもあてずっぽうな理解ですからそんな発表をしてしまえば波紋を広げる・・・・常識的感覚であれば分かると思います。しかし真顔で主張なされています。そもそも地球の知的生命体が常識的感覚を必ずしも共有できないという事なのでしょう。

さて。

我々は・・・・世間にある気候変動説の9割は妄想の類だと思っています。

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【補足】ノーベル賞を受賞した本庶氏のコメント「科学誌に掲載された論文の9割はその後消える」あららら・・・本庶氏の印象と似た数字。
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『ぱぱもぐ』

天明の飢饉などを勘違いするなどして生まれた『極端な寒冷化説』、そして『CO2による人為的温暖化説』など荒唐無稽な気候変動説は大変迷惑な存在です。教育上でも問題です。

しかし・・・そのような荒唐無稽な気候変動説を精査している過程で我々は『ある一つの事実』に気づきました。

数千万年以上前から現在までの気候変動に関する各種グラフには『ある一つの事実』が必ず確認される事に気づきました。それは『ワンセオリー』と呼べるものです。

そして『ワンセオリー』とは太陽の核心的事実と言えるでしょう。

では・・・・

今回プレゼンテーションにおける起承転結の『転』へ突入します。
ただただ無情に現実を直視し続けましょう。


非常識な理解をバッサリ切り、常識的思考を重ねた結果をお届けします。
定型的、常識的、社会通念的感覚によるこのテーマの理解をお伝えします。

常識的感覚で仕切りなおす研究。ここからが本番です。

Let's roll.


【以降画像をクリック(タップ)すると拡大表示】

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※出典元・SILSO・ベルギー王立天文台http://www.sidc.be/silso/dayssnplot
↑↑↑↑冒頭でも登場しましたがあらためて。観測された黒点数から月別平均値を算出し、かつ平滑化したグラフがこちらです。西暦1700年から西暦2019年の記録です。世界で公開されています。信頼できる機関が公開する『一次情報』。誤魔化しようがない70億人全人類が認める確たる客観的証拠と言えます。こちらを根拠にします。

ちなみに黒点観測は西暦1610年から。ですからデータは約400年分しかありません。太陽活動は数十億年以上続いてきております。約400年の観測歴は極めて限られております。しかも観測開始直後に黒点が極端に現れない期間が約70年続いた(マウンダー極小期。のちほど解説)という事情もありますし、ワルデマイヤー氏の遡った記録からとなっているので、SILSO・ベルギー王立天文台のグラフは西暦1700年からのものとなっています。

この黒点観測数グラフから東北地方で起こっている『ある出来事』を根拠に120年ジャストで区切る事が出来るのです。その根拠は読売新聞にて1950年代に発表されていた事実から。※後程紹介

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↑↑↑西暦1780年~西暦1900年と、西暦1900年~西暦2020年までの黒点観測数を抜き出します。120年分で二つの時代になります。東北地方で起こっている『ある出来事』を根拠に120年毎に抽出します。※現在西暦2019年の為正確には119年分。

では・・・・モデルAから。
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↑↑↑モデルAのグラフに、さきほど『謎のライダー』さんが言っていた、東北地方の人口が激減した飢饉が発生した年や異常気象があった年を青く塗りつぶしました。【東北地方の春~秋の気候】になります。赤く塗りつぶしている所はかんかん照りの干ばつがあった年です。特徴的な4つのポイントを選出しております。

※以降東北地方の太平洋側かつ特に海沿いの地域の、春~秋の気候のイメージです。
【補足】日本海側は気候の様子が異なる。

天明年間の『天明の飢饉』や天保年間の『天保の飢饉』など、史実の出来事なのでこのグラフに皆さんが書き込んでも同じものとなるはずです。史実の出来事ですから70億人の全人類の皆さんが認めてくれる客観的証拠を記入しております。
※気候に関する情報元リンクは後ほど(宮城県公式サイト災害記録https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/299929.pdfなど)

『謎のライダー』さん、このデータに何か大きなミスはありますか?

「有名な飢饉が漏れなく記入されている。この通りだ。続けてくれ。」

はい。では続けましょう。

さて


モデルBも同様に。
東北地方は明治時代、昭和初期にも大凶作が起こり、東北地方の農村は貧困に悩み娘さんを花街に売るなどして人身売買して生活費をねん出した事は歴史に残る事実です。
明治、大正、昭和時代の凶作期や天候不順だった特徴的な年も太陽活動グラフに記入しましょう。こちらも【東北地方の春~秋の気候】になります。

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↑↑↑という訳でモデルBの時代を元に制作したのがこちらのグラフです。こちらも120年分です。そしてこちらでも特徴的な4つのポイントを選出しました。

『謎のライダー』さん、これは史実に基づいた情報を記入したワケですが、何か問題点はありますか?

「明治、昭和の特に目立った冷害期がしっかりと記入されている。これで問題ない。続けてくれ」

はい。かしこまりました。では、続けましょう。





さっそくですが・・・・

出揃った二つの時代のデータを並列に並べます


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↑↑↑このような結果になります。

ほぼ凶作期(東北地方の春~秋における凶作期)が重なるのです。
※以降にて『東北地方の凶作期』という解説は春~秋におけるものになります。

ほぼ同じタイミングで凶作期が120年後にも起きていた訳です・・・・という事は・・・・気候に典型パターンが存在し繰り返されていたという事でしょう・・・・しかも太陽活動(磁場の強さ)と連動して。


太陽活動グラフと史実という客観的証拠を摺り合わせるとこんなグラフが浮かび上がってくるのです。120年で区切った事はユニークな発想ですが、世界中のどなたが制作してもこのグラフが完成するでしょう。
※一つの文献だけでは把握できません。多くの文献を突き合わせる必要があります。皆さんが裏取りする時は、最低でも50以上の文献やサイトを読み込むと大凡のイメージが掴めるでしょう。

繰り返される東北地方の夏期冷害期。文部省の命じで調査を行った『関豊太郎』教授は当初海流に原因があると考えました。その他学者も研究開始。大正時代になると農商務省 農事試験場『安藤広太郎・あんどうひろたろう』博士が太陽黒点と凶作期に相関性があるのでは?と気づき発表。地球に最も影響を与えている外部エネルギー源であり最大の影響力がある太陽。その太陽の変動と相関性を疑うことは常識的思考といえる極めて当たり前で合理的な気づきです。物事にはレベルや優先順位というものがあり太陽は最上位と言える存在です。しかも外部側のメインエネルギーとしての依存度は100%に近い影響力です。そこから疑い始めて当然。常識的感覚であればそう分かるはずです。(地球上の知的生命体が必ずしも常識的感覚を共有できるとは限りませんが)
 以降太陽黒点との相関性については昭和30年代頃まで研究されていました。それなりの数の文献が残っています。それ以降はこの図の通り冷害期が発生しない60年に突入。途中からCO2人為的温暖化説がブームに。現代日本人の間ではそんな事実があったことすら記憶に残っていないのが実情でしょう。

「東北地方の凶作は、明治以降も連続して発生しており、明治から敗戦までの78年間のうち、44年が不作の年でした」
http://www2.pref.iwate.jp/~hp2088/park/kikaku/49th_inochi_tabemono.html
引用元:岩手県公式・第49回企画展 『命を救った食べ物』~飢饉の歴史と生きる

CO2人為的温暖化により冷害期が発生しなくなったというのが現代の日本政府や東北各県行政の見立てとなっておりますがそうではなく、冷害期は太陽活動(磁場、帯電微粒子の発生、太陽風)120年周期の影響によるもので、ただ単にここ60年が冷害傾向ではなかったという理解が正しいのでしょう。
※宮沢賢治先生は冷害傾向が続く時代に生きていた事になる。それゆえ地球寒冷化説をテーマにした作品を執筆していた


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参考・西暦1934(昭和9)三省堂 学習百科辞典(小学高学年から中学生向けの内容)※私物コレクション

当時高級品だった青少年向け辞典。状態が良いものがそれなりに現存しているシリーズです。こちらは太陽黒点の解説ページをスキャンしたもの。黒点の増減が「気象にも影響するといはれる」と解説されています。直接の表現はありませんが『安藤広太郎』博士が指摘し始めた東北地方の目立った冷害期と太陽黒点の相関性について言及されているものですが、昭和9年発行の青少年向け辞典においても確認しました。現在では大人向け科学雑誌でも触れられていません。理解が後退してしまった事が残念です。

西暦1925年 大正14年の文献 大飢饉と太陽黒點 田口克敏 
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jmsj1923/3/5/3_5_128/_pdf/-char/en
※その他関連文献は後半にて紹介。ネット上に当時の関連文献がアップされている。そのプロジェクトに関わっている皆様に感謝※当時の研究は様々な事が分かっていなかった。太陽磁場(太陽風)の存在についても知られていなかった

いつしか研究や議論が自然消滅。しかし太陽観測は続いてきました。
その後蓄積された太陽黒点観測データを踏まえ図版化すると『120年単位』での太陽活動と気候の周期性を推認できるレベルのものが完成。ぜひ『安藤広太郎』博士らにお見せしたい図です。


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『謎のライダー』

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これは・・・・・・・・・・・。

明らかな客観的証拠を摺合(すりあわ)せたシンプルな発想だ。だからこその衝撃があるな。

さて。詳しく追っていくか。このような場合の鉄則はまずは疑う事だ。
120年単位の気候の典型パターンなど、常識的に考えて存在するワケが無いからな。

例えば近世最大の被害となった『天明の飢饉』は、約7年間続いた訳だが・・・・・・・それが120年後の明治時代に再来しているだと・・・・・・?

落ち着いて考えるか・・・・まず、『天明の飢饉』は西暦1782年~西暦1788年まで続いたというのが定説だ・・・・
 明治時代の凶作期は西暦1902年~西暦1908年の期間だ。確かに120年後だ。その期間は・・・・・特に定まった呼び名はないが文献などでは『明治の凶作群』『明治の凶冷群』などと名付けられている通り研究者の間では天候不順が続いた期間としてよく知られている。
 「NHK朝の連続ドラマ・おしん」を俺は観た事がないが、まさにその明治期の凶作期から物語が始まると聞いた事があるぞ・・・・・西暦1902年からの凶作続きで東北地方の貧困が酷く、幼い娘を働きに出したという設定であり世界中が涙した伝説のドラマだ・・・・。その明治期の凶作期は『天明の飢饉』の再来だと言うのか?そんなバカな・・・・。
 ・・・・・それらの凶作期には共通点がある・・・・『天明の飢饉』も『明治期の凶作期』も3年目はなぜか盛夏であり、豊作で安心したと聞く。ところが・・・・・翌年からまた天候不順が続き、それでボロボロになったとも聞く・・・・・同じメカニズムの気候への影響で米や麦が収穫できなかったという事か?

【補足】信じられない!という人は今すぐ宮城県公式サイト・災害記録でチェック
https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/299929.pdf
ただしこの情報はすべての事を網羅している訳ではないので雰囲気をチェックしよう。

天候不順期の再来・・・・史実の出来事だからデータを誤魔化すなんて事は出来ないよな・・・・まあ、一回くらいであれば偶然だと言える。常識的に考え、これは偶然だと思うべきだ。

『天保の飢饉』は西暦1832年~1838年。『天保の飢饉』も人肉食の記録が残る過酷な大飢饉だった。3年目は猛暑だった。それが・・・西暦1953年~西暦1957年と、1年ズレてはいるが121年後に再来していた事になる・・・・天保年間と昭和の戦後では農業技術の大きな進歩があり、同じ天候不順が続いても『天保の飢饉』レベルの大凶作や大飢饉はもう起こりはしなかったが天候不順の期間が続いたのは間違いない事実だ。西暦1953年冷夏。西暦1954年の冷夏は気象庁の統計上戦後最も気温が低かったとされている。西暦1955年は猛暑。50年代の日本で最も暑い夏を記録。そして西暦1956年は冷夏。その前後で天候不順気味だった。

【補足】まだまだ信じないぞ!という人はこちらのデータでもチェックしよう。
書籍名「気候変動の辞典・気候変動・気候災害に関する年表:西暦600年から西暦2017年までの全データ」PDF
※利用のルールは朝倉書店さん公式サイトにて・こちらは日本全国の気候の記録。東北地方に限定されていないのでその点注意
https://www.asakura.co.jp/G_27_2.php?id=297




そういえば・・・・『天明の飢饉』や『天保の飢饉』は錯誤しやすいイメージがある。数年に渡る冷害が原因という事でおおよそ似ている印象だ。冷害にばかり注目してしまいがちだが1年の猛暑を挟んでいる。共通点が多いから錯誤し易いのだろう。

【補足】古い文献ではこの天候不順の数年を『大凶冷群(だいきょうれいぐん)』、大凶作期などと名付けている。今回発表では正村史朗氏の発表を引用し大凶冷群として解説する。 

【補足】『凶冷・きょうれい』とは東北地方を主に発生する極端な冷夏を指す言葉だったが現在は日常生活で聞くことはない言葉となっている。
http://www.reigai.affrc.go.jp/zusetu/reigai/kako/kyorei.html


ここに注目◆『天明の飢饉』や『天保の飢饉』の期間や天候不順期は諸説あり、10年説や9年説などがある。しかし猛暑が1年間発生しており、その猛暑が120年前と1年程度のズレというのがポイント

いや・・・・だめだ。信じる訳にはいかない。

これも偶然だと思おう・・・・。これくらいの偶然ならよくあるとは言わないが、起こりえる事だ。

・・・・偶然はまだあるのか?

西暦1934年頃の東北の凶作(昭和東北飢饉との呼び名も)でも農家の娘さんが人身売買された。そんな東北地方の困窮も二・二六事件発生の背景にあったというのは定説だ。
その120年前が文化年間西暦1814年付近の凶作期であり・・・さらにその120年前は・・・・江戸4大飢饉として有名な『元禄の飢饉』の西暦1695年頃の凶作期と整合性があるのか・・・・しかも凶作となった理由が似ているな・・・冷害か・・・・・・・偶然だと思うには・・・・。ただしこの系統は3~4年の天候不順が続く傾向があるので7年セットのパターンとは傾向が異なるようだ。


歴史に残る大飢饉や凶作期が『120年』という数字で繋がっている・・・・偶然であると斬り捨てられないレベルと言える・・・・。

太陽黒点の観測数が減少する事による『1℃程度の寒冷化』問題とは全く個別の問題として・・・・太陽活動(磁場の強さ)の変動を原因とした、東北地方を主に天候不順の数年間が再来する『120年単位』の気候典型パターンが存在していたという事か???
※マウンダー極小期以降の限定的な記録において




この古い新聞記事・・・・・

太陽と気候の相関120年説は『読売新聞』『中部日本新聞』の誌面にて西暦1950年代にすでに国民に向けて公表済みの説だったのか・・・・。時の流れの中で国民に忘れさられてしまった・・・・?
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正村史朗氏の発表
・読売新聞:西暦1954年昭和29年6月15日号
・中部日本新聞:西暦1955年昭和30年8月21日号
※各新聞の記者さんはいますぐアーカイブ室にダッシュだ!本当の事だぞ!自社で報道済みの事を把握してないなんて失格だ!

京都大学向川教授のアーカイブに正村史朗氏原稿が。
https://www.dpac.dpri.kyoto-u.ac.jp/mukou/meeting/Report/04/masamura.pdf
正村氏は「なぜ起こっているのか?」その理解で勘違いが多いので要注意。古い時代なので仕方がないと思うが・・・・『正村史朗』氏はかなり思い込みが激しく研究初期と後期では様子が異なる。新聞掲載時は多少の勘違いがある程度だが研究後期は思い込みの激しさが増している。時間の進行と共に法則性へのコダわりが強烈になっていく。ある特徴的な気質にあると法則性を好むというのは定説・・・・。最初の数歩は正しかったが思い込みが激しい為にそれ以降は踏み出す度に観念的な理解になってしまった模様。
 上記リンクの内容は注意が必要。臨床心理士(かつ科学知識もある)など専門家が読むには問題がないと思うが一般人がノーガードで読むと危険。混乱すると思われる。しかしこの発表の全てを否定してしまうと真実に辿りつけなかったということだろう。
 『正村史朗』氏が主張する時計で計ったかのよな規則性など観念的な主張については否定する。ただし極端な天候不順期に120年単位があるとの主張は歴史が物語っている通り事実と言える。



いずれにしてもなぜこんな事が起こる・・・・?
悪の組織、ショッカーの仕業か・・・・・・!!(ガタッ


※より正しくは『ほぼ120年単位』。以降“ほぼ”を省略します。



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『謎のライダー』

なぜ気候が120年単位でリピートされている・・・・いったいどういう事だ?まずはそこについて教えてくれ。常識的感覚、客観的証拠を基に・・・・


第五章・この世界の核心的事実。それは・・・・


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『ぱぱもぐ』


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↑↑↑こちらの黒点観測グラフをあらためて。みなさんもこちらをよく眺めてみてください。法則性があるような?ないような?このグラフを100年以上眺めていてもその答えは出ないと思います。


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↑↑↑最新の約120年がとても整った三角形を描いています。そのラインを理想と仮定し過去の時代にコピーペーストするイメージです。この三つの山を太陽黒点グラフに重ねてみましょう。一つの山が120年単位になります。谷とピークでは天候不順期が起こっている事もポイントです。




心の準備は整いましたか?

では。人類初発表のこの事実を──────







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↑↑↑いかがでしょうか?これまで知られていなかった『大・太陽活動期』の存在が浮かび上がってきます。赤いラインは理想と思われる極大期を繋いでいる事にもなります。
 東北地方で度々発生してきた目立った天候不順期を太陽活動グラフに帰納(きのう)すると『大・太陽活動期』を浮かび上がらせる事が出来るのです。(そのような根拠がなくこのラインを引いても客観性がなく、かつポイントを設定出来ません)

サイクル毎の太陽活動(磁場の強さ)の変動と、120年単位での変動も気候に影響があると考えられます。
 日本政府文部省に命じられた本格調査を踏まえ、東北地方で発生する冷害期に周期性を疑い始めた学者らは大正時代に入った頃から太陽黒点グラフと突き合わせるなど研究を進め、予知できるはずだと徹底的に探りました。しかし当時では根拠とできるデータが少なすぎて決定的な因果関係を導けなかったようです。現在確認できている24のサイクルでも決して豊富なデータではありませんが最低限の情報量が整いこの図が完成。データの蓄積が最低限整い研究の再開という事になります。

さて。この図の前半がなぜ不安定気味なのか?『かえるさん』より解説します。


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『かえるさん』

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この図版の前半が乱れているのは『マウンダー極小期』という無黒点の日がとても多かった約70年から復帰し始めた時期だったからだと思われるケロ。そしてやっと復帰したと思ったら突如暴発(ぼうはつ)し、その反動で失速気味の期間があると考えてもいいかもしれないケロ。ちなみに失速しているように見える期間は『ダルトン極小期』と呼ばれているケロ。
 そんな事がありながら時間の進行と共に安定化しているように思えるケロ。西暦1902年からの『大・太陽活動期』は数百年ぶりに安定的だったと言えるのだと思うケロ。(理想の『大・太陽活動期』は全11サイクルなのだと思われるケロ)
 暴発と反動からの失速が無ければもっと早い段階で目視のみで120年単位に気付いていたかもしれないケロ。太陽さんは大周期を悟らせないようにちょっとイタズラしてきたのかもしれないケロ。これまでマウンダー極小期は西暦1715年頃までとされていたけどこの図版を根拠にすれば西暦1723年頃までと少し延びることになるケロ。※ダルトン極小期も再定義が必要ケロ。

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参考・西暦1770年9月17日のオーロラの記録・引用元スプートニク
https://jp.sputniknews.com/science/201710074159778/
このオーロラ(史上最大級の磁気嵐の可能性)が確認されたサイクル2は現在まで確認されているサイクルの中で最も短く終了していた。続くサイクル3は二番目に短い。そしてサイクル4は最も長い期間となっており、我々が暴発期と考える時期は、極端な展開で定型的な様子とは明らかに異なっているケロ。そして急激な暴発が原因か?その反動からなのかダルトン極小期が発生したのではなかろうか?という事になるケロ。ダルトン極小期は妙に強い冷害傾向があったことは記録の通りケロ。少なくとも日本においては、マウンダー極小期より明らかに降雪や凍結が多かったようだケロ。

参考・国立極地研究所:史上最大級の磁気嵐の可能性
https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20170920.html


さて・・・・・

まだまだ信じられないというアクセス者さんに脳天からパイルドライバーを喰らわせるケロ。もちろんここまでの解説で信じているようではダメケロ。

120年単位リピートの究極の客観的証拠は
SILSO・ベルギー王立天文台が公開する生データ(究極の1次データ)にそれは記録されているケロ。

この後は大技を次々と喰らわせ失神KOさせるシナリオケロ
むしろ最後まで抵抗してほしいケロ
全ての大技を出し切るまで・・・・

頃合いを見計らっていたケロ、客観的証拠とはこういうモノ! 

喰らえ・・・・・! 脳天からパイルドライバー!(ガシッ)

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モデルAとモデルBの時代をピッタリと重ね合わせると?

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※一部拡大


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※全体


西暦1900年から西暦2020年までの、二つの大・太陽活動期を重ねて合成するとこんな結果ケロ。太陽黒点観測数グラフにこんな秘密が隠されていたケロ。世界初発見を頂きケロ。つまり主には磁場の強さの変動があてずっぽうではなく大周期やリピートがあったという事になるケロ。

前半は暴発と思われる期間があるけど後半は復帰と同調を確認できるケロ。縦軸という黒点発生数よりも、横軸の時間進行のおおよその類似性に注目ケロ。この図における類似性とはすなわち『太陽活動(磁場の強さ)のリピート』。リピートを伴う周期性がある事を意味しているケロ。
 東北地方の天候不順期を帰納するとこのような事実も確認できるケロ。大きなポイントが二つ。各サイクルは少々揺らぎがあるけれども、120年の中で早まっても遅れてもどこかしらのサイクルで正しいリズムに復帰する様子が確認できるケロ。二つ目のポイントは、前回の大・太陽活動期と今回もラスト二つのサイクルの期間がダラダラと延びるケロ。終わりの地点は明確に存在するようだケロ。

このシンクロについて元研究職(定年によるご退職)さんからメールを頂いたケロ。「この重ね合わせ画像は衝撃を受けた。こんな事が起こっていたなど世界中の研究者は絶対に気づいていない。起こりえるはずがないとすら思っているだろう。だからこそこんな事を誰もしなかった。ただただ衝撃的だ。少なくともこの事実からだけでも太陽の周期性を証明可能。これまでも55年周期説、80年周期説などがあったがここまで明確な証拠は示されていない。この重ね合わせの図は今後の人類で度々引用される事だろう。それくらいの発見。重ね合わせるというたったそれだけの事なのだが」

今回は東北地方で発生していた極端な冷害期を帰納し太陽の周期性に辿りついたわけだけれども、突然この重ね合わせをしてしまっていても、この類似性(=リピート)を基に考察を重ねればおのずと120年周期を証明できるケロ。そして重ね合わせから太陽活動120年単位リピートに気づけば・・・・日本人であればおのずと大凶冷群120年単位に気づく事になるはずケロ。
 よってこの重ね合わせ画像は今回発表の大きな証拠の一つになるケロ。事実は一つに繋がっているという事だと思うケロ。この結果を『安藤広太郎』博士、なによりも『正村史朗』氏にぜひお見せしたかったケロ。この結果はつまり大正時代から始まった太陽黒点と気候の相関性についての研究の一つのゴールになるケロ。一連の研究や正村史朗氏の120年説は結局は事実だったという明らかな証拠ケロ。人間の人生は長くても120年。このゴールを見届けられなかった天国の先輩達に捧げるケロ。※『正村史朗』氏は思い込みが激しいので説の全てを肯定する訳にはいかないけれどもケロ。

これぞ正に『動かぬ証拠』ケロ。(スーっ・一呼吸)

全人類に告ぐ。太陽活動リピートの証拠を発見セリ
(SFアニメ風のセリフを一回言ってみたかったケロ)

さて。この事実は我々にとってはスタート地点。ここからターボを掛けていくケロ。
(CO2人為的温暖化信者さんはそっ閉じすると思うけど現実逃避しちゃダメケロ。この後も次々と現実を直視させるケロ。そんなもの起きてないケロ。常識的思考を繰り返し客観的証拠を添えて主張すべし。それが出来ないのならつまり妄想ケロ。)

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※自分の頭で考えよう。この図の類似性=リピートは何を意味しているのか?腰を抜かした人は科学に強い人。120年前と同じリズムでパワーが発生していた・・・・つまり磁場の強さの変動がリピートしていたという理解になる。では磁場の強さに影響を受ける事象もリピートされる事になるはず。  地球の外部エネルギーのメインとなる太陽。その太陽の磁場などが120年単位でリピートしている・・・・その事実がいかに衝撃的な事か?説明するまでもない事・・・・この事実を拒絶する事は現実を拒絶するに等しい・・・・これまではつかみ処に悩むデータだったのだが『原点』という概念がある事が判明・・・・・人類は太陽の理解を大きく前進する突破口を見出した・・・・!太陽黒点観測数グラフは重ね合わせてこそ真価を発揮するデータだったのだ・・・・!

あらためて
暴発期を外し、いい感じのシンクロが確認できる後半をピックアップするとこんな感じケロ。念のために繰り返すけれどもSILSOが公開している国際基準の一次データを編集してこの結果ケロ。もちろん各自にて画像処理アプリで編集して驚いてケロ。120年単位ではないとかみ合わない事は各自が確認するという事でよろしくケロ。必ず確認してケロ。我々の発表を検証するならばまずはこの重ね合わせを自らも体験するのが最初の一歩目。そしてその最初の一歩目を「事実だ・・・・」と確認出来れば検証作業はスムーズケロ。絶対的な客観的証拠ケロ。そして当然な事だけれども今回プレゼンテーションの山場はまだここじゃないケロ。

データはココからダウンロードすべし
http://www.sidc.be/silso/datafiles

なお・・・・アイシュタイン博士は光が基本的には常に一定の速度で移動(等速運動)している事を発見。その事実を発展させるとおのずと多くの事実に気づくこととなり広大な宇宙の多くの事実を指摘していったケロ(相対性理論)。つまり光が一定の速度で移動している事を発見した者はそれと同時にこの宇宙の多くの事実を発見していた事にもなる・・・・この世界の核心的な事実を発見するとはそういう事になるケロ。『核心的事実へのゲートウェイ』というべきか?ケロ。

我々の場合はこの重ね合わせにより証明した『太陽活動のリピート』を発展させて人類にとって新発見となる事実を次々と発見できたケロ。新発見と言っても【おのずと判明してくること】だけれどもケロ。つまり光の等速運動のように『太陽活動のリピート』もまた核心的な事実であり、それを発見すると同時にこの太陽と地球の間で起こっていた謎だった多くの事実を発見した事に等しかった・・・・。

・・・・・アクセス者さんはとんでもないプレゼンテーションの席についてしまっていたケロ。インターネット社会は怖いケロ。こんな場末のインターネット絵本公式ぶろぐにてこの宇宙の真実をプレゼンテーションされてしまうなんて・・・・アクセス者さんは今日までの人生観が崩壊する可能性があるケロ・・・・・ごめんねケロ(テヘペロ)。

物理の理解だけでなく人類が思い描いてきた『この世界の理解』に関しても大きく覆す事も多々あり、常識と思っていた理解が実は『妄信』だった事も多々あるケロ。この気づきは文明をより発展させるインパクトがあるケロ。先に言っておくけれども人類が思い描いてきた宇宙観は『妄想的』過ぎるケロ。宇宙は究極の物理法則世界。ただただ無情に物理の法則で進行しているケロ。そして・・・・全てのことに意味があり冷夏も猛暑も温暖傾向も寒冷傾向も全て理由があっての事ケロ。それは以降で『明らかにそれ』という証拠を基に解説させて頂くケロ。もっと強力な脳天パイルドライバーを準備しているケロ。
 
興味深いポイントが多々あるけどそれは補足エントリでさらに考察しているケロ。すでに太陽活動に詳しい方が補足エントリを読むと、より脳天からパイルドライバーだと思うケロ。なおズレズレに見える暴発期は拡大するとそこでも面白いシンクロが確認されるケロ。
https://mogura-no-mogu.blog.so-net.ne.jp/2018-taiyoukatsudou-hendou-taikikanryuu-hosoku

これまでは法則性があるようなないような?意味があるようなないような?あやふやな理解でしかなかったけれども・・・・
 しかしこの重ね合わせの結果を論拠にすると、黒点観測グラフに記録されている些細な推移にも意味があった事が推認されてしまうケロ。

※西暦2019年2月22日にSILSO・ベルギー王立天文台に一連の発見を英文で報告したケロ。この発見はSILSO・ベルギー王立天文台に認知されたケロ。最終発表を楽しみにしているとのメッセージと参考となる情報を頂いたケロ。

SILSOフレデリックさんに教えて頂いた情報を元に検索していたら・・・・こんな図がヒットしたケロ。
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引用元:
https://www.researchgate.net/figure/Solar-cycle-distribution-of-the-historical-and-space-era-extreme-storms-with-the-bar_fig10_226274566

最新の太陽活動はきれいな三角形を描いており目視によりこの程度には大周期を思いつく人は少なくないようだケロ。ただしそれ以前の事は東北地方の冷害期を帰納してポイントを決める必要があり、ジャスト120年という事実を知るには日本語が必須。海外の研究者さんはここが限界なのかもしれないケロ。太陽120年の大周期を東北地方の天候不順期を帰納し浮き彫りにするなど海外の研究者さんにすれば衝撃的過ぎる展開だと思うケロ。
 SILSOフレデリックさんにGleissberg氏が1世紀前くらいに大周期について様々研究していたと教えて頂いたケロ。現在把握中ケロ。1世紀前なので根拠としているデータが限られるが、との前提も教えて下さっているケロ。

あらためて・・・・我々が太陽活動のリピートを確信する明確な証拠を示せたのはSILSOが貴重な1次データを公開してくださっていたので為しえた事ケロ。一次情報を編集できた事が大きかったケロ。この場でもお礼をお伝えするケロ。我々は研究費0円だけれどもSILSOのおかげで寸分の狂いも無い一級のデータを基に研究できたからこのような発表ができたケロ。

古い時代の学者さんは手書きでグラフを起こしていたケロ。
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https://www.jstage.jst.go.jp/article/jmsj1923/31/11-12/31_11-12_390/_pdf
昭和凶作群が近い將来起るのではあるまいか 荒川秀俊 著 1953より引用・なおこの文献の推測は的中し1950年代に天保系の再来があった。ただし軽微な影響で済んだ。

大変参考になる情報を引用しておくケロ。気象庁のレジェンドが残した著書ケロ。

書籍 異常気象 天明異変は再来するか
和田英夫・根本順吉・朝倉正ほか1965(昭和40)講談社
和田英夫氏(気象庁長期予報管理官)他全員が気象庁職員名義の著書から・・・・
※根本順吉氏は著書多数。かなりの有名人。この著書はレベルが高く分かりやすく『昭和のお役人さんは熱い!』という内容になっている。

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※ブックカバー現物をスキャン

第81図 【北半球の夏期における】高層気圧と太陽黒点の関係
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一見難解に見える図だけれども簡単なことケロ。下のほうのグラフが太陽黒点観測数の推移。サイクル18と19。上の方のグラフはそれに連動した【北半球の夏期における】高層気圧の推移になるケロ。

【補足】第81図のソーラーマックス(極大期)でなぜ高層気圧の数値が下がっているか?気象庁OB須田瀧雄博士が著書にて解説しているケロ。図版を引用させて頂き下記で補足しているケロ
https://mogura-no-mogu.blog.ss-blog.jp/2020-mogu-soutaisei-riron-hosoku

なんと・・・・黒点の規則的な上昇減少が・・・・つまり太陽の磁場(太陽風・帯電微粒子の量)の変動が、高層気圧の規則的な変動を誘因していた・・・・太陽からの帯電微粒子が少なくとも地球の高層天気にひびいている事が確かであるとの確たる証拠・・・・太陽の磁場の観測は西暦1962年から。ゆえこのグラフにはその事実は残念ながら反映されていないケロ。しかし明らかに相関性がある事は間違いなくおおよその想像が出来るケロ。
 こんな事実が時代の波に埋もれていたケロ。つまりこのグラフは宇宙気候学のデータになり、太陽の磁場と地球の気候に相関性がある事を示しているデータと言えるケロ。和田英夫氏は気象庁にて長期予報管理官を務めていらっしゃったケロ。著書内で語っているけれども長期予報とはつまり北日本・東北で度々発生する夏季異常冷害期を事前に予測する目的だったケロ。気象庁内の今回テーマのプロフェッショナルだったと言えるケロ。伝説の気象予報士さんは宇宙気候学まで研究されていらっしゃったケロ。驚きケロ。

東北地方における気候の周期性は明治時代から指摘されてきていたけれども、それはつまり太陽黒点の周期性つまり磁場の強さの周期性と気候に相関性があったから。それが事実であったという事を証明する証拠の一つがこの図になるケロ。


成層圏にも夏や冬つまり季節がありそして年によってはそれが早まったり遅れたりするもの。そしてその成層圏の季節の遅れや早まりが地上気象にも影響を及ぼしている(気象庁OB須田瀧雄博士)事が分かっており、その高層天気が太陽黒点と相関性がある推移を示しているデータ。これが時代に埋もれてしまい義務教育で採用されていない事に首を傾げるレベルの内容。CO2人為的温暖化を本気で信じてしまった人が日本には少なくはないのは義務教育で本当に教えるべき事が漏れてしまっていたという事。
 いずれにしてもこんな貴重な図版が時代の波に埋もれてしまうなんてありえないケロ。気象庁のお役人さんが発表していたのだから衝撃を増すケロ。このグラフはつまり気候が常に一定であるべきと考える事は愚か者の考えであると物語ってもいるケロ。
 太陽活動の変動つまり磁場の変動。その影響を受け易い自然現象は太陽黒点発生数(磁場の強さ)とシンクロして変動しているという事・・・・・太陽からの帯電微粒子が地球の地上気象に影響を及ぼしている・・・・
 『かえるさん』はこのグラフを初めて見た時に衝撃のあまりに全身が変色して数日ほど青いカエルになってしまったケロ。それくらい衝撃的なデータと理解しておいてケロ。

こう言えば理解し易いはずケロ。つまり太陽の変動を人類がコントロールできない以上、高層気圧などその影響が現れやすい事象(気候)を一定に保つ事は人類に不可能という事ケロ。だから気候変動なる概念は人間の無知と都合から生まれた妄想であり、むしろ気候が一定に推移する方が『異常』という事ケロ。気候が一定に推移し始めたらその時こそ「気候が一定に推移するなんて異常だ~!!ヤバE〜!!」と大騒ぎする必要があるケロ。現時点で気候変動がやばEと大騒ぎしている人はよほどのおB・A・K・Aさんケロ。

この図版はこれ単独でも衝撃的だけれども・・・・・これらの事は50年以上前に分かっていたこと。そしてそれはリピートしていると『正村史朗』氏がぼんやりとしたレベルだけれども気づきはじめた。
2019年になりその事実を決定づける『太陽黒点グラフの重ね合わせに拠るリピートの証明』を人類は為し得た・・・・つまり・・・・
 黒点観測グラフの重ね合わせ=リピートを根拠に120年前もおおよそこのような高層気圧の変化を辿っていたという理解になる・・・・さらには120年後に同じように太陽活動がリピートされるのであれば、高層気圧など太陽活動(磁場の強さ)の変動に相関性がある全ての事象もまた同じようにリピートされる・・・・太陽黒点観測数グラフの重ね合わせによる120年単位のリピートの発見は様々なところにも120年周期のリピートが起こる事も発見したことになるケロ。気象観測の歴史は浅いので今後証明されていく事になると思われるケロ。
 東北地方における気候の周期性はさきほど解説したけれどもそれがなぜ生まれているのか?太陽黒点の上昇減少というリズムだけでなく太陽黒点(磁場の強さ)のリピートもその理由だったという事ケロ。

太陽と地球間において、太陽の活動に沿って地球の気候はリピートしていた
 
もちろん様々な事が絡んでいるので120年前を完璧にトレースするようにリピートするとは主張しないケロ。現に重ね合わせ画像でもおおよその類似性でありピッタリ重なってはいないケロ。その差異が影響への差異と理解できるケロ。
 話をこの時点で難しくしたくないのだけれども・・・・帯電微粒子の量が、過去の120年と現在の120年とでは、現在の方が増えている事が分かっているケロ。楽器でいえば同じリズムで弾いているもオクターブが異なるイメージケロ。それは後程『ぱぱもぐ』から解説させて頂く事にするケロ。

しかし地球に対し最も影響を与えている太陽が120年の単位でおおよそであろうとリズムがリピートしているということは無視できる訳が無いレベルの事象になるケロ。

ただしサイクル18およびサイクル19以外の高層気圧の推移は不明ケロ。なにせ我々は予算ゼロ円なので入手出来る情報が限られているケロ。温暖化関連の研究のように予算が潤沢であれば・・・・しかし予算ゼロ円という潔い状況は【観自在・かんじざい】の境地になれたケロ。日天の真実を解明する新事実&新理論連発のチャレンジングな研究は有頂天を目指し須弥山を登るかのような精神世界における挑戦と言えるケロ。


さてケロ

重ねあわせによるリピートの発見は気候研究が次世代に移った瞬間であったという事ケロ。朝昼晩を繰り返し、春夏秋冬を繰り返すように、気候もまた繰り返している。いずれにしても太陽さんに影響を受けて繰り返しているということ。よく考えれば当たり前なことだと思うケロ。


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『ぱぱもぐ』

この120年単位の重ねあわせによる事実から未来を予見する考察をしてみます。このような理解に応用する事もできます。
 現在世界中の研究者さんがこのまま太陽活動が低下し続けると指摘していますが、この発見から予見される結果はそのような指摘とは相反するものとなります。

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↑↑↑前回の120年単位の最終サイクルは無黒点の日が多かったのは記録に残っていますし上の図版の通りです。濃い方がサイクル24。薄いのが120年前のサイクル13とそれに続いたサイクル14です。120年前に比較しピーク付近での黒点観測数が相対的に低いのでピーク以降に少々開きはあるもののおおよそ似たような展開となっております。極大期のタイミングはほぼ同じです。

ビジュアルでも数値でも120年前の様子と類似性が多い状況です。現在進行中のサイクル24も次の『大・太陽活動期』への調整としてダラダラと推移しており無黒点の日が多い可能性を否定できません。120年単位の『大・太陽活動期』があるというのであれば、その最終地点と開始地点で何か起こってもいいはず。もしも太陽活動に120年の単位があるとすれば、現在は次の大周期へ向かうために太陽がひと時の休息に入っているのかもしれません。現在は磁場の強さが大変弱まっています(放射される帯電微粒子の量が減少)。

次の章で示しますが『大・太陽活動期』の切り替わり時期は基本的には無黒点の日(磁場が弱まっている日)が多くなっていた事が分かるデータもあります(C14グラフに基づき。後ほど紹介)。

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重ねた図版から察するに(類似性から推認される傾向)跳ね上がる時は120年前の過去とシンクロするような傾向があります。サイクル24は西暦2022年付近までダラダラと続き、そこで上昇傾向に切り替わるライジングフォースが太陽内部で発生開始。黒点観測数が跳ね上がりサイクル25に突入し新大周期に切り替わるのかもしれません。つまりリピートです。そして磁場の強さや高層気圧の推移なども120年前に起こった事がおおよそリピートされる事になるでしょう。

※西暦2019年10月現在において黒点観測数の推移は、ぱぱもぐ&カエルさんの予測通りの雰囲気で進行している。5月には120年前のような踊場からのピコっと一瞬上昇する現象が発生していた。当然ながらこの予測は、もぐらのもぐチームが世界で唯一発表している。最新の太陽黒点の様子はこちらにて:情報通信研究機構http://swc.nict.go.jp/trend/sunspot.html

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この重ねあわせによる結果は大変面白いもので調子を崩したように見えるサイクルの付近で興味深い事実が確認されます。画像に目を凝らしていただきたいのですが、最新の120年はおそらくは理想通りの展開を辿っていたようです。そして今回の120年を根拠に前回の120年を振り返ると調子を崩していたサイクルの本来あるべき極小期を推測できるようになります。よく見れば凹んでいます。その凹みがなぜ発生するのか?120年単位で何かが起こっているのでしょう。

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そして今回のサイクル24は約13年の期間になりそうだと推測されますが、実は前回の最終サイクルも理論上の極小期から計れば約13年の期間になります。現在の太陽黒点の観測は見た目の一番深い場所でカウントしますが、この暴発(ぼうはつ)したサイクルでは見た目の極小期と理論上の極小期が存在したのだと思われます。そして今回のサイクル24はやはり西暦2022年付近で上昇してくるのではなかろうか?という事になります。太陽内部で明確に何かが起こっているという事でしょう。

【面白い気づき】この図版で最大のポイントは・・・黒点の発生はあくまでもセカンダリ以降の現象であり、プライマリとなる現象が高い法則性で活動している事が常識的な理解から分かる事です。この図版はそんな事実を物語っているのです。黒点発生という現象のレベルは・・・・クルマで例えれば『排気圧』のようなものであり、プライマリの法則性・・・・クルマでいえば点火マッピング=ROM・・・・は何から生まれているのか?回転運動にヒントがある事でしょう。点火マッピングは高い法則性で推移するも燃料の供給が割とブレ易い?そんな理解にも発展できる事実が太陽黒点観測グラフに隠されていました。あくまでもクルマの仕組みと太陽さんの熱核融合は全く異なるメカニズムゆえ「面白いね~」という程度で受け流して下さればと思います。


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120年単位の重ね合わせの結果を根拠にするとサイクル12の真の姿はこのような理解になるのでしょう。暴発(ぼうはつ)的な推移だったと思われます。
https://mogura-no-mogu.blog.so-net.ne.jp/theoretical-minima



和田英夫氏の著書から再び引用させて頂きます。
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この図の中の太陽黒点数がちょうど120年前の太陽活動から描画されています。西暦1902年から大周期が切り替わっています。つまりこの図は大周期の前半60年となっております。
 『カエルさん』と同じ事を繰り返しますが120年前をトレースするようにまったく同じリピートが起こるなどと主張しません。しかし地球が大きく依存する外部側のメインエネルギーである太陽の活動におおよそのリピートが確認され、次のサイクル25が西暦1902年から始まったサイクル14のようにおおよそリピートされ・・・・そしてそれ以降のサイクルでもおおよそリピートされれば・・・それに影響される事象もまたおおよそリピートされる・・・・常識的理解でおのずとそうなる訳です。ですからこの図版は西暦2020年以降の北海道における、おおよその長期気候予報図と言えるのです。もちろんそのように意図して制作されていた訳ではありませんが、おのずとそうなるという事です。そして大周期の前半の黒点観測数と磁場は上昇傾向ですが東北地方では冷害傾向の60年になる・・・・おおよそ同じように繰り返されるという事になるのでしょう。
※我々の発表は『おのずとそうなる』という考え方を積み重ねています。
※太陽活動以外の影響は未知数。それゆえあくまでもおおよそ。常識的な範囲で。
※マウンダー期直後か?安定した120年を過ぎた時点か?それぞれ条件が異なる事は想像に容易。あくまでも基本的な考え方としての主張。
※特に重要な補足
第65図は太陽黒点の推移と相関性が高いデータを和田英夫氏が選定し図版化して下さっています。和田英夫氏は同著書で「太陽活動の地球への影響は地球上の全ての地域にまんべんなく効く訳ではない」とも解説されていらっしゃる通りほぼ影響がない地域もあるし、顕著に表れる地域もある事になります。
 和田英夫氏は函館海洋気象台長も務められていらっしゃったので北海道に関するデータが特に豊富なので北海道のデータを引用される事が多いようです。そして北海道も影響を受けやすい地域なのだと思われます。そして影響が顕著に現れたデータをセレクトしてくださっています。東北地方太平洋側、北海道はその影響が現れ易いようです。その理由は以降にて。

極めて当たり前で常識的な事を指摘するようですが、太陽の活動を人為的にコントロールする事は不可能です。つまりリピートも止める事は不可能。逃れる事が出来ないのです。外部側のメインエネルギーから送られてくるパワーのリピートは地球にとって絶対的な法則性を意味します。それを理解せねばあやふやな理解を永遠に続ける事になります。この世界の真実を解明するにはかならず理解せねばならない法則性なのです。

この件は多くの分野に影響を与える新たな気づきなので理論として発表しておきましょう。

太陽黒点グラフの重ね合わせによる・・・・太陽活動におけるおおよそのリピートが意味する事は・・・・ 地球のメインエネルギー源(外部側の)である太陽が過去の時代(大周期単位)と同じようなパワーカーブで エネルギーが出力されていた事を意味する。つまりおおよそのリピートである。 すなわち影響を受ける事象もまたおおよそリピートする事になる。 過去の時代をトレースするようにリピートされるなどと主張はしないが・・・・ 外部側のメインエネルギー源から過去の時代とおおよそ同じようなエネルギーの出力がリピートされている事実を無視して関連分野の研究は成り立たない。 おのずと・・・・・一部の事象については過去の時代を根拠におおよその予測が成り立つことになる。法則性はレベルがありそれぞれのレベルでリピートする度に多少の変化が起こると思われる。 ぱぱもぐかえるさん理論 2019.4.25


※太陽活動(磁場の強さ)がおおよそリピートする事を『もぐらのもぐオリジンリピート』と命名する。
※もぐらのもぐリピートに影響を受けておおよそのリピートが起こり、かつ最も影響を受ける、地球の気候における事象を『もぐらのもぐプライマリリピート』と命名する。それ以下の序列はもぐらのもぐセカンダリリピートなどレベルが下がっていく。

※それらを論拠におおよその予測する事を『もぐらのもぐプレディクション』と命名する。

それらを一括りに解説する時は『もぐらのもぐリピート』と表記する。

さて。

敢えて事細かに指摘しませんが、西暦1860年前後は幕末とされる時代。その120年後は西暦1980年前後。幕末は猛暑や冷夏がめまぐるしく発生して飢饉が発生し倒幕への流れがより加速したと言われています。その二つの時代の太陽活動グラフと前の章で示した過去の気候記録を突き合わせると面白い類似性が確認されます。

日本において竹の一種である『ハチク類』はおおよそ120年に一度数年に渡り開花すると伝えられてきており、現在開花が進んでいます。前回の開花も太陽活動がダラダラ推移していた120年前のこんな時期(西暦1900年付近)でした。そして240年前の『天明の飢饉』付近(西暦1780年付近)にも開花していた記録が残っています。関連性は不明ですが身近なところに120年単位のリピートが存在しています。
※京都大学・上田弘一名誉教授の記録より

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※私物・ハチク盆栽が開花。開花を期待し2年前に購入していた(2019.03.28撮影)



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『ぱぱもぐ』
それでは「もぐらのもぐリピート」を全体像視点に広げて確認していきましょう。

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↑↑↑あらためてこちらのオーバービュー図版。

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※グラフの数値はウィキペディア当該エントリより引用
こちらの図は放射性炭素14濃度の測定データです。このデータは人類に多くの貴重な事実を教えてくれます。詳しくはネット検索して頂くとして概括を述べると『過去の時代の太陽の磁場の変遷つまり放射された帯電微粒子の量の変遷を知ることが出来る』という事です。樹木の年輪内から測定した放射性炭素14濃度から推測されることになります。

もちろん太陽黒点観測数も大変重要なものですが、我々が発表している新説は『放射された帯電微粒子の量のリピート』に注目するものですから、このグラフはとても重要な意味があるという事です。そして・・・・地球の平均気温の推移は太陽黒点観測数よりもC14グラフの方がより相関性があります。つまり黒点の数よりも帯電微粒子の量(太陽風の強弱)の方が地球の平均気温の変化に影響がある事が分かります。

さて

このグラフは多くの事を物語っていますが、今回はここに注目です。『太陽さんのパワーカーブ』というものがあり・・・・音楽で例えれば『オクターブ』のようなものが太陽さんにもあり、さきほど示した太陽黒点グラフの重ね合わせに拠るリピートが確認されても、前回の120年単位と今回の120年単位とでは、帯電微粒子の量(太陽風の強さ)が異なる事がこの図や一連の事実からおのずと判明します。ピアノの鍵盤で例えるなら・・・・120年前と同じメロディを弾いてはいるも1オクターブ高く弾いていると例える事ができるでしょう。
 ですから西暦2019年現在は無黒点の日が多いわけですが、120年前の無黒点の日が多かった西暦1900年頃とでは太陽黒点の推移が似ていても帯電微粒子の放射量を比較すれば現代の方が1オクターブ高いかのように多い事が分かり、現代のほうが、より地球の平均気温が高くなる事になるでしょう。現にそうなっています。このC14グラフに太陽活動のリピートという事実を踏まえ120年単位で区切ると、これまで気づかなかった事実がたくさん隠されていた事が分かります。

現在終局にあるサイクル24の太陽黒点数が減っているから氷河期に向かうなど主張している方々は、この、全体的な太陽さんのパワーカーブを理解していないからいくつかのサイクルが低いだけで大騒ぎしているのだと推察されます。


さて

古い時代に120年単位の太陽活動期が確認されるか?放射性炭素14グラフから追ってみましょう。

放射性炭素14による測定は、第二次世界大戦の途中から大気圏内で核兵器実験が行われ始め人為的な核分裂が著しく発生してしまい、特に一時期は乱暴な数値になってしまうので測定できなかった時代を挟みます。しかし・・・・もしも西暦1902年から西暦2020年までの放射性炭素14を測定できていると・・・・

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※黒点観測数グラフ西暦1902年~2020年
この図版のようにM字的に現れたと推認されます。おおよそM字的に帯電微粒子の量が放射され、つまり磁場の強弱の変遷があったはずと推認されます。
西暦1300年付近より前にはM字的な120年の活動単位があった事が確認できます。下図です。

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現代とほぼ同じようなレベルで太陽活動が活発的だったようです。上図の西暦1060年~1180年頃の120年と似たようなM字&右肩上がりとなるはず。西暦1902年頃からの最新の太陽の大周期の中でC14グラフの正しい測定が出来ていた最後の瞬間までを振り返ると、急上昇している事が分かります。そして核兵器の実験などが行われ始めてしまい詳細不明となっております。おそらくはその先はM字型であり右肩上がりであったであろうと推認されます。


【参考】
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★我々以外の研究者もM字型の推移であったと推測しています。こちらの推測値を元にすれば中世の温暖期を超える太陽活動を記録しています。いずれにしてもM字型の推移であった事は異論がないでしょう。なおこの研究者さん達も太陽活動のリピートに気づいていません。太陽活動のリピートに気づくことができれば理解が一気に飛躍するのですが・・・・
https://co2coalition.org/2017/04/10/a-swelling-volume-of-scientific-papers-now-forecasting-global-cooling-in-the-coming-decades/


その中世(メディエバル)の温暖的な時代と現代とで磁場の変動もおおよそ似たような推移であったとおのずと推認されます。さらには120×7というジャストの数字で遡ることができます。その頃は日本では平安時代。温暖的な気候であったことは既知の事実です。現代と似たような気候だったかもしれません。この120年単位×2セットの太陽活動が高い時代は、『Medieval Warm Period:中世の温暖期』と呼ばれ有名です。※ビックリするようなレベルの温暖的傾向ではない


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引用元・BBC制作『地球温暖化詐欺』
そしてこちらが『Medieval Warm Period:中世の温暖期』の平均気温の推移。M字型120年単位×2セットで構成されています。
 現在の推移と類似性があると推認される・・・・前回のM字型120年単位(と推認される)の時代は『Medieval Warm Period:中世の温暖期』の前半。その前半の終了時期前後が温暖的であった事、現代が温暖的である事は興味深い事実です。『現代の温暖傾向は中世の温暖期の再現』と表現しても差し支えないような気がします。※当時と現代の太陽活動のパワーカーブはよく似ている。

太陽活動と平均気温のおおよその相関性は冒頭でも示しており次の章でも引用するのでこちらでの引用は省略させて頂きます。

・・・・中世の温暖期と太陽活動がとても似ている。しかし当時よりは平均気温がやや低い。そして帯電微粒子の量は同じ程度か現代の方がやや低かったと推認される。それぞれの時代は似てはいるがデジタル制御ではないゆえ完璧にはリピートしないも、おおよそのリピートが確認され、そしてどちらかといえば中世の温暖期のほうが温暖的。こんな事実が常識的感覚の研究にておのずと判明してきます。

あれれ?『CO2人為的温暖化』とやらは科学データの正しい理解では確認できませんね・・・・。上の図版で『NOW』つまり現代に急激にカキーンとCO2に因る人為的温暖化の分が上積みされていて当然ですよね。中世の温暖期の再来とほぼ同じカーブではマズイです。実は現代の温暖化のカーブはとてもナチュラルです。不自然な急上昇がなくてはなりません。「人為的温暖化で平均気温が上がった~!大変だ~!大変だ~!」と大騒ぎしている方々がいます。しかし太陽活動(太陽風)に因る中世の温暖期の再来の上昇分程度しか平均気温の推移が確認されません。つまり特に異常な事は起きていません・・・・。あらららら・・・・。このツッコミは世界初のツッコミであると思われ・・・・言い訳できないツッコミがまた増えてしまった事になります。まあそもそも地球におけるCO2上昇の9割以上が自然界由来であり人為的な部分は1割以下という杜撰&杜撰な病的取捨選択の結果です。その上で今回の指摘は完全に止めをさされてしまう事に彼らが気づいて下さればよいのですが・・・・

後世の研究者さんはこんな風に結論づける事でしょう。『20世紀末から21世紀前半に掛けてCO2温暖化なるBAKAげた妄信を集団で抱いてしまったが、CO2温暖化なるものは中世の温暖期の再来を勘違いして生まれたもの。その事実に気づいた者が現れたのが西暦2019年。CO2温暖化妄信は仕方がなかったのであろうか・・・・』

なお120年×7ジャスト前はM字型120年単位の終了時期であり、その単位が切り替わった前後で天候不順が続いた時代となっていた記録が残っています。『養和の飢饉』の時代です。ですから西暦2020年現在ここ数年とくに目立って気候が極端な印象がありますが、その時代の頃と太陽活動は類似性があるのでかつて起こっていた事の再来であると割り切って、必要以上に不安にならないのが良いでしょう。「仕方がないね」そんな理解で良いと思います。

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【人類に広まるありがちな勘違い・念押し解説】
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※黒点観測数グラフ西暦1902年~2020年
太陽黒点観測数グラフを見るだけでは確かにこの図の後半は太陽黒点観測数が右肩下がりで低下し続けている様子です。しかしC14グラフと突き合わせると、黒点数が右肩下がりで推移していようが太陽風の強さは中世の温暖期以来約600年ぶりに高い域にあるという事です。
※世にある当該テーマの発表はこの点を勘違いしている。NHKの番組でもこの辺りの理解がかなり曖昧。

もう一つポイントがあり、この図の後半は重ね合わせに拠るリピートが確認される時代であり、古い時代のC14グラフと比較すると、現代の方が太陽風が高いという事が分かり、黒点観測数グラフがリピートしていても発生しているパワーが異なる様子であり・・・・繰り返しになりますが・・・・・ピアノの鍵盤で例えるなら・・・・120年前と同じメロディを弾いてはいるも1オクターブ高く弾いていると例える事ができるでしょう。

ここであらためて注意点を強調しておきます。


黒点観測数でいえば二つの時代(1900年頃&2020年頃)の無黒点時期は類似性がありますが帯電微粒子(太陽風)のパワーは異なっていると推認され、帯電微粒子(太陽風)こそが地球の平均気温などに影響があると考えられている訳ですからこの事実を明確に理解しておかねばなりません。
※第七章で帯電微粒子が及ぼす地球の地上気象への影響をプレゼンテーション 

ですから西暦1902年に無黒点だった時期と現在進行中の無黒点時期(2020年現在)では、太陽風のパワーが異なっている訳で、それを全く無視して太陽黒点観測数だけに注目してミニ氷河期云々を語り始める情報があったらその情報の発信者は基本的な理解を出来ていないという事になりますが・・・・・この指摘も世界初であると思われますから、基本的には世界に存在するミニ氷河期云々の情報は全て基本的理解を欠いているという事におのずとなってしまいます。

もしも・・・・現代が中世の温暖期の再現であり、続いてマウンダー時代も再現されたとしましょう。すると約400年ほどは太陽風のパワーの底には達しないという理解に自ずとなります。真っ逆さまに垂直に太陽風のパワーが下落する事はなく太陽活動の大周期単位でじわじわと下落していく様子です。突然に2オクターブ下げるような事は無いでしょう。それは一連のデータを見たまま評価すれば分かる事です。その極めて当たり前な理解に達すれば、サイクル25が少々不活発的な推移となろうとミニ氷河期に突入するという事はありえないという理解になります。1サイクルくらい不活発的であろうと突然に大失速する事はなく仮にマウンダー時代が再現されようとも約400年掛けて底に達するという事です。目の前の1サイクルが少々不活発的だからといってミニ氷河期を恐れて一喜一憂しなくても良いのです。大周期単位や太陽風の強さといった全体像視点で評価して冷静になりましょう。そして・・・・ミニ氷河期に極端な地球寒冷化が起こっていたという事実は存在しません。多少の平均気温の低下が起こるでしょうが数十億人が餓死するなどの予測は偏った思考の結果としか思えません。唐突に10オクターブ下げると勘違いするに等しいでしょう。しかし実際にそんな事は科学データでは確認できません。

【下図はやや難しい話なので初めてこのプレゼンテーションにお目通し頂いている方はとりあえず無視して下さって大丈夫です。重要な気づきではあるのでネット上に公開しておく目的です】
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C14詳細データを入手できないので、おおまかな概念だけ示しておきますが、つまりC14データに太陽の大周期という概念を踏まえると、大周期単位での活動というものが明らかに存在し、大周期の終点(つまり次の大周期の始点)がどこに落ち着くのか?実は最上昇ポイント、最下落ポイントの制限点が存在している事におのずと気づくはずです。上限点と下限点があり、その範囲内のどこかに落ち着く事になるでしょう。時には上限もしくは下限いっぱいいっぱいまで達する事があるかもしれませんが、いずれにしても制限があるという事になります。ピアノの鍵盤のオクターブ的推移はそれが理由となっているのではないでしょうか。

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※仮にマウンダー期が再来するにしても数百年掛けて達する。もしも再来してもマウンダー時代に極端な地球寒冷化が起こっていた事実は存在しない。

そしてそれが太陽さんがそこそこ安定している恒星である重要ポイントという事になり、変動するにしても制限を守ってその範囲内のなかで行われているという事でしょう。この事実を発展させれば太陽さんの内部で起こっている熱核融合のエッセンスに踏むこむ事ができそうです。地味な気づきですがこの事実も核心に迫るゲートウェイかもしれません。

いずれか人類はより正確に数百年後の太陽活動を予測できるようになると思いますが、少なくとも現時点で、C14値がわずか数十年後にマウンダー時代並みに急上昇(急上昇で間違いありません。今回引用しているC14グラフは分かり易くするために上下逆転させている。C14グラフではよくある)するような特性を太陽さんが持っていない様子です。いつの日か氷期(氷河期)が本当に訪れたとしても、宗教で言われるような終末の日が訪れるかのように、ある日急激に氷期に突入する事は無く、ここで示した太陽さんの特性(大周期の終点にはいずれにしても制限点がある)に沿って下落していくはずです。すくなくともサイクル25から数年以内に本格的な氷期が始まる事は無いでしょう。もしも氷期に突入するにしても人類が「太陽活動がここ数百年明らかに低下し続けている。何かがおかしい」と明確に認知してから平均気温の谷底に到達するまで1万年前後の時間が掛かります。少なくとも数百年とか千年、二千年、三千年程度では谷底に到達しません。人類の感覚に拠る表現になりますが『1オクターブ毎にじんわりと下落していく』事になります。そしてじんわりの理由は一つの大周期の上限下限の制限を守っているから。熱核融合における、物理におけるなんらかのリミットが結果として地球に生命が発生し易い条件を整えるのでしょう。※次の章でデータを示します。

※だいぶロジカルな理解になってきましたね。この気づきは人類の繁栄にとって最重要とも言える理論になります。『発展編』にて膨らませましょう。ふり幅の制限はつまり次の時代の保証期間のようなもの。太陽さんの面白い一面が判明したという事でしょう。
 間もなく120年単位の大周期が終わり新120年単位の時代に向かうと思われますが、するとおのずと平均気温の変化が起こるにしても上限と下限は決まっておりその範囲内で気候変動なるもの、平均気温の変動なるものが起こる事はすでに確定している事実になるのでしょう。
 恐竜絶滅の真の主因はこの法則性で説明できてしまうかも?。

太陽さんに代わって我々が弁明しておきますが・・・・これまでは人類にて太陽さんはあてずっぽうに活動していると思われていましたが、実はルールに沿って規則的に活動するマジメさんなのです。これまで気づかれていなかった太陽さんが守ってきたルールはまだまだあります。太陽さんのキャラ設定がだいぶ変わる事でしょう。この事実を発展させると衝撃の事実に気づく事になりますが詳しくは別のプレゼンテーションにて。地球の気候は数千年、数千万年、もしかすると数億年までおおよそ確定済みという理解になってしまう。よく考えれば宇宙はそういう存在。驚く事ではないでしょう。生命の絶滅期すら確定済みの未来である可能性。


さて

この理解に達するとダルトン極小期とされる太陽黒点観測数が低かった時代はC14データから推認するに太陽活動(太陽風の強さ)はそこそこ活発的でした。その観点で評価すればダルトン極小期というネーミングや、ダルトン極小期をミニ氷河期と表現する事に違和感を感じてしまいます。ミニ氷河期という表現自体もどうなのかなと思いますが、少なくともマウンダー時代並みの太陽活動(太陽風)まで低下してミニ氷河期とするべきでしょう。・・・・・ミニ氷河期という表現は多くの誤解を生みます。慎重な立場の方なら用いる事は無いと思いますが・・・・

少なくともこの理解に達した事によりサイクル25から少し後に極端に地球寒冷化が起こり数十億人が亡くなるという大ピンチが迫っている云々の話は妄想以外の何物でもないという事をご理解頂けたかと思います。妊婦さん、これからママになる女子女性の皆さんやパパさん達は安心してくださいネ

氷期が到来する時は1万年前後の時間を掛けて谷底へ向かう事が分かっています。データを冷静に理路整然と正しい順番で評価すればそのような理解になります。※次の章にてデータを示します。


【より専門的な観点でのM字型120年単位の気になるポイント】
我々は120単位=11サイクルであると指摘し、みなさんはその理解でおおよそ間違いないであろうとおおむね同意して下さる事だと思います。しかしヘール・サイクルというものがあり、それは2サイクルで1セットであり偶数で割れる事を意味しています。120年単位=11サイクルは偶数では割れません。つまりそのような矛盾を抱えています。しかし・・・・もしも120年×2=240年単位であれば割れますし、もしもヘールサイクルが11サイクルでも矛盾なく進行するのであればこの限りではありません。その件については現在調査中です。念のためにお断りしておきます。M字型120年×2の240年単位という可能性もゼロではありません。『中世の温暖期』は120年×2の240年単位の太陽活動から発生した事が一連の図版から推認されます。
 そして当然にそのパターンが永続されるものではありませんが(根拠は次章にて)、太陽さんがある一時に見せる『癖』のようなものかもしれません。脳裏に軽くとどめておいてくだされば。研究が進んだ時にここに加筆なり修正なりを行います。いずれにしても中世の温暖期と現代の類似点をよく研究すべきでしょう。
※この事実もサイクル24⇒25の移行において注目のポイントです。
※サイクル24の途中から2重極⇒4重極に変化したのはこの事と関係があるのでしょうか?
【ぱぱもぐが気になるポイントおわり】


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【難しい解説を読み飛ばしてきた方はここからどうぞ】

※第七章から帯電微粒子(太陽風)と地上気象への影響についてプレゼンテーションします。
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我々の発表はこのようにいくつもの科学データを矛盾無く『ワンセオリー』で理解できます。無理にシナリオを考えている訳でなく『あくまでも常識的感覚において適切な順番でデータを評価する』という極めて当たり前な仕事(研究)の進め方をしているだけの事です。我々はごく当たり前な能力を持つ凡人です。凡人だからこそ極めて当たり前な仕事(研究)の進め方を徹底しています。

さて

西暦1300年頃から西暦1902年頃までは太陽さんは調子を崩しているようにも見えます。

この理解が正しければ約600年ぶりに太陽活動が高い(太陽風が強い)120年になったのが、西暦1902年からの大太陽活動期なのだと思われます。黒点観測数・・・・実際には太陽風(帯電微粒子放射量)が地球の平均気温の上昇と相関があるとの事ですから600年ぶり・・・・中世の温暖期以来久しぶりに温暖的だった120年だったと言えるでしょう。つまり現在の時代は西暦1180年頃の時代の太陽活動(帯電微粒子の放射量)の推移とよく似ています。(気候についてはその時代の出来事が一つの参考となるでしょう・西暦1180年代は養和の飢饉から始まった天候不順の時代。その時代と様々な点で類似性がある状況)

一連の気づきに達すると様々なデータでも大周期が推認される結果が現れている。という事です。

※まだ発表段階品質に到達できていませんが約5000年前まで遡った図版を制作中です。古い時代は現代ほど120年周期が顕著ではない様子です。最新の120年はかなり顕著。これで気づかないなんてウソだというくらいかもしれません。最大で1万年ほど遡れるはずです。より古い時代になるほど120年単位だったか?確証を持てないような気が・・・・法則はじわりと変化していく?あくまでも現時点の私見になります。直近の120年は理想と思われる太陽活動だった事は間違いないなく今後の研究において重要な意味を持っている事でしょう。120年単位が永続するかどうか?そこにコダわる必要はありません。それは次の章で・・・・


第六章・『氷河期』の真実を解明する

papamogu01.jpg
『ぱぱもぐ』

さらに上のレベルに発展させてみましょう。46億年も活動している太陽さんにさらなる上のレベルの周期性があっても驚く事ではないと常識的な範囲で考えられます。


超長期的な気候変動について・・・・有名な『氷河期』と呼ばれる事象に興味がある方は我々の発表と次に紹介するグラフとの関連性にについて興味を抱いているはずです。あの、約1万年間の温暖期と約数万年間の寒冷的な時代の気候のリピートがなぜ起こっていたのか?ひょっとして?と。そう考えて当然でしょう。こちらの気候のリピートは世界で有名です。そもそも日本史の研究者はほぼ日本語圏内だけ。東北地方で確認された気候の大周期の研究など世界的に見ればニッチなテーマです。こちらのほうがピンとくる人が多いはず。欧米の研究者にすれば東北地方の気候がリピートしていると言ってもそれがどうしたの?と、どうでもいい話でしょう。

こちらは『過去45万年間の地球の平均気温(気候変動)の記録』になります。

Ice_Age_Temperature.png
※ウィキペディア『氷河時代』より引用・以降断り書きが無いデータは引用元同じ
気温が低い時代を『氷期』とし温暖的な時代を『間氷期』と呼ぶ
『氷河期』という言葉は社会通念的用語になってしまっているが今後は用いないほうが良い
このグラフの大前提は地球の平均気温の記録である事。つまり太陽活動以外の影響による気温の変化も含まれているという事。しかしそれなりに長期的記録になるので少々くらいの火山噴火などの影響はさほど大きく影響していない様子

一連の気づきでこのグラフを見ると確かに最もシンプルにこの事象を理解できてしまうのです。まさにおおよそのリピートを繰り返しています。
 この数万年単位のリピートがなぜ起こっているのか?太陽の活動がリピートしていたのでは?それに連動して気候がリピートしていたのでは?このグラフは太陽さんの数万年単位でのギアチェンジの記録・・・・
そう考える事は無理筋な話ではなく今回発表の延長線上にある筋が通った理解になろうかと思います。極めて少ないサンプルとはなってしまいますが太陽活動のリピートと気候のリピートの証拠は提示させて頂いています。

そのうえでこちらの図版・・・・
temp-solar.jpg
引用元・『地球温暖化詐欺』
太陽活動と気温の相関性についてのグラフです(冒頭でも同じようなデータを示していますが・・・・)。
 どうしてこのような指摘を誰もしなかったのか?不思議ですが・・・・『氷期リピートのグラフは太陽活動のリピートを物語っている』はずです・・・・『明らかにそれ』という推移です・・・・要するにそういう事ですよね?このような図版が存在し、このような指摘があるのに、なぜ、氷期サイクルが太陽活動の大周期&リピートと気づかないのか・・・・我々としては首を傾げてしまいます。

我々と皆さんは『太陽黒点観測数グラフの重ね合わせ=明確なリピート』という真実へのゲートウェイを通過しているので、この気づき = おのずと通過するであろう次のゲートという事になります。

まずはこの図のみから太陽活動のリピートを察しても大丈夫です。するとおのずと太陽黒点グラフを重ね合わせてみる事になるでしょう。そうすればさらにおのずと東北地方を主とした天候不順期(東北凶冷・ヤマセ)と相関性がある事に気づく事になるでしょう。一つの事実で繋がっているのですから当然にそういう事になるでしょう。

さて

ここでも焦らずに慎重にこの考え方を固めましょう。現時点で発見している重要ポイントを発表させて頂きます。数式で説明できるほどキッチリしたリピートではなくおおよそのリピートというのがポイントでしょうか。ここでも筋が通った『ワンセオリー』で理解できます。

kanhyouki-genzai.jpg
あくまでも常識的社会通念的な観点で氷期リピートのグラフを眺めると・・・・
現在は数万年スケールで見てとても太陽活動が高い時期であり、横ばいの展開をしている最中です。おそらく今回の高活動期は不等辺三角形ではなく『台形的出力』が為されています。この台形的出力が人類の人口大爆発の主因の可能性があり、南極の氷河の溶解が進行している事実の主因の可能性もあります。そして・・・・人類が気候は常に一定であるもの、あるべきものと錯覚してしまった主因なのでしょうか。

holocene.jpg
引用元・BBC制作『地球温暖化詐欺』
過去1万年間の平均気温の推移はこちらの図が分かりやすいかと思います。

最古の文明が始まったのは紀元前5000年頃。約7000年前の事ですからこの台形的出力の中で文明の始まりから現代までの人類の文明の歴史が収まっている事になります。この高活動期の中で数学等の学問が生まれ発展してきましたし、粘土板に文字を記録したメソポタミア文明からi Padが登場した現代まで、人類の文明はこの高活動期の中で育まれたのです。

約1万年前に急激に海水温が上昇し始めた事は有名なこと。日本では縄文時代のことでした。

我々が発見した120年単位リピートはこの横ばいの展開の時に確認されたという事でしょう。小刻みな山はそのような展開になるであろう事は想像に容易です。いつ氷期が到来するか?それは以降にて。


ice-age-suncycles.jpg
現在確認されている太陽黒点グラフにおける各サイクルの平均は10.6年。前回の氷期サイクルは約11万年。するとその約11万年間の大周期は約1万回の太陽活動サイクルで構成されている事になるのでしょう。おのずとそのような理解になります。

放射性炭素14グラフのフリーデータを探している最中ですが検索すると閲覧が可能です。約1万年前までのサンプルが存在します。そのグラフとこの温暖期の推移はわりと相関性があります。するとやはりこの平均気温の変化の主因は太陽活動の変動であるとの考えを補足すると考えます。そしてこのスケールになると太陽光のある程度の変動も起こっていると推認されます。結果として太陽光の変動もリピートされる事になるのでしょう。


sun-earth-fig-02.jpg
ポイントはこの氷期サイクルの極小期と極大期をつなぐと不等辺三角形を描いていること。しかもサイクルが切り替わって直ぐに頂点を迎えます。この不等辺三角形を『公転軌道の変動』で説明することは物理の原理原則(常識的理解)で説明する事は難しいでしょう。後付の方程式を練り上げても信じてくれる人は少ないでしょう。つまり公転軌道の変化で起こっているとの理解は非常識的理解となってしまいます。ある日極小期を迎える。そして唐突に公転軌道の変動が起こる・・・・
 このグラフで確認される極小期からの唐突なライジングフォースを説明するには神様がビリヤードのようにキュー(撞き棒)で定期的に突く、もしくは実は地球に意思がありかつ自己意思で軌道を意図的に変更するなど宗教的なパワーが必要です。無重力状態で太陽の引力によりその周囲を回転運動している訳でビリヤードのように摩擦を利用した変化が起こる事はありません。ある所でピークを迎え突然下がりだす・・・・無重力空間の宇宙と摩擦や反発を利用できるビリヤードの台上は全く異なる条件です。公転軌道で説明するにはビリヤードの台上のような条件が宇宙空間に必要ですがそれは非常識です。
 そのように常識的社会通念的に状況をイメージするとこの不等辺三角形の推移を公転軌道が主因とする理解はかなり苦しいでしょう。真顔で主張したら「常識で考えろ」と世界中から猛ツッコミされると思います。かなりガクガクとした公転軌道の変動・・・・そんな事が起こり得るのでしょうか。

では・・・・『かえるさん』に続いて私からも脳天からパイルドライバーを。
次の図版をどうぞ。

ice-age-repeat-bunseki-02.jpg
※かなり重要な図版です・人類初の理解と思われます
約45万年分の変化を並列に並べて類似性から法則の変化を分かりやすい表現で追跡してみました。幅を二倍に拡大しています。なぜこれまでこのように展開して理解しなかったのか?不思議です。この展開は貴重な気づきに達します。
 この理解は氷期公転軌道説をより否定する内容です。約10万年前後の気候変動はぼんやりとしたものではなく、『明確に、小刻みに、リズミカルな法則性で、おおよそのリピートが伴う、地球の気温に大きく影響を与える自然現象がある(最大レベルと推認)』そのような事実がこのグラフに記録されていたのです。見たまま素直に常識的に理解すればそのような事を読み取れます。明確な法則性。中国語では『明明就・Míngmíng jiù ※明らかにそう』という表現となるでしょう。有名な氷期サイクルのグラフは極小点で区切って並列に並べてこそ真価を発揮するものだったのです。直列に並べてぼ~っと眺めているだけでは千年眺めていても次のステップへ進めないはず。・・・・太陽活動のリピートに気づいてしまえば「な~んだ。そんな話だったのか」と最もシンプルに理解できてしまうのですが・・・・

さて

地球の気温に大きく影響を与えている存在と言えば太陽です。外部側のエネルギー源として最大の影響力です。太陽がいますぐ活動を完全に停止すると地球の気温はマイナス200度以下の酷寒の世界になると考えられています。その事実を踏まえれば地球の気温が太陽にどれだけ依存しているのか?数字を言うまでもありません。太陽にこのグラフと相関性がある活動が起こっていると理解する事は、常識的、社会通念的理解になろうかと思います。しかも最も無難でシンプルな理解です。

これまでは「約1万年の温暖期と数万年の寒冷期が云々」と理解され解説されてきましたがそれは幼稚的な理解である事を否めません。並列に展開するだけで重要な事実を読み取れるのです。

重要な補足があります。太陽内部の核で発生した光子が太陽の表面に出現するまでの時間ですが、一説によると数十万年以上が経過しているそうです。まだまだ核心的な事は分かっていない事が多いので今後より多くの事が分かっていく事になるでしょう。ですから太陽に約10万年の周期があろうとさほど驚く事ではないと思われます。※約5千万年経過しているとの説もあり。今回は数十万年以上と保守的な数字を採用しておきます。

そして見たままの理解で分かる事実ですが大周期がリピートする度に末尾に法則が追加されています(古い時代の平滑さはサンプルの影響)。この場合においての法則の増加は大周期単位の中で太陽活動サイクル数が増加しているという理解になるでしょう。

氷期リピートとはつまり太陽活動のリピート。その理解が現時点で最も有力な候補として急浮上してきました。


ice age mechanism.jpg
※英語版・日本語版制作中
するとおのずとこんな理解に発展します。これまで約1万年の間氷期(温暖期)と数万年の氷期(寒冷期)としてものすごく大雑把な類別が為されてきましたが、注意深く分析すると『極小期』が存在し明確に分かれています。そしてハイパワー、ミドルパワー、ローパワーの区切があります。最新ではベリーローの期間が現れています。各区切でギアチェンジしたかのような段差があります。この図版ではMogu-01とMogu-04を比較していますがMogu-03はミドルパワーがかなり活発的です。ギアチェンジの様子がより顕著に現れています。
 つまり間氷期という温暖的な期間は太陽さんのハイパワー活動期の事だったのでしょう。この後どのように変化していくか分かりませんが、素直に理解すればリピートするほどに温度が低い時代が長くなる傾向があるのでしょうか?
 この一連の気づきは『心電図』の観察法をヒントにしています。私の命の恩人である女医の柳先生が心電図の観察法を丁寧に教えて下さったことがありました。心電図を見る気持ちでこちらのグラフを見れば自ずとリピートに気づくものです。太陽さんのハートビートのようなものでしょう。多くの人が我々に知識を与えてくださっています。

フリーデータを元にしていないので公開できませんが過去150万年ほど並列展開で法則性について追跡済みです。より説の客観性を増す結果となっています。

epica_CO2_temperature.png
こちらはNASAのコンテンツから引用。このデータでも法則性が維持継続されている事を証明できます。ぜひ皆さんも挑戦してみて下さい。とても楽しい作業になるでしょう。
https://earthobservatory.nasa.gov/features/CarbonCycle
前の章で解説した『C14グラフにおける大周期とふり幅制限の値』が、結局はこの法則的な推移に関わっている事でしょう。これから先の太陽活動を人類が正確に予測できるか?それは分かりませんが、人類が予測できなかろうと実は太陽さんの内部ではすでにかなり先の事までおおよそ確定済みという理解になるのでしょう。どの時点でどれだけ先の事まで確定しているのか分かりませんが・・・・


500million.jpg
500万年間の気温変化。この図の最後の約45万年間の推移について注目してきました。法則がリピートを繰り返しながらジワジワと変化している様子がこのグラフでも確認できます。見たままの話で恐縮ですが『急速な氷期サイクルとはつまり急速な気候サイクル』でもある訳です。


65_Myr_Climate_Change.png
6500万年間の気温変化。間氷期⇒氷期とされてきたサイクルはこの図で言えば新しい時代に起こっている『Rapid Glacial Cycles・急速な氷期サイクル』になります。この図の通りその法則性は新しい時代のものです。つまり有名な氷期サイクルの話は太陽と地球の歴史でいえば新しい時代の法則性です。

このグラフも・・・・脳天からパイルドライバー。
次のような理解ができます。

30millions-repetition.jpg

parallel deployment 02.jpg

parallel deployment.jpg
※原型を留めている様子。ご自身の目でも確認して楽しんでください

cenozoic_temperature_proxy.png
こちらはNASAのコンテンツから引用
https://earthobservatory.nasa.gov/features/CarbonCycle
※6500万年前は現在と比較するとめちゃめちゃ暑かった
※当時地球にいた生物にすれば現在はヒエヒエで寒すぎると思われる。現在は『人類にとって温暖的』といえる。

ここまでの理解を踏まえ、かつ、古い時代の原型をおおよそ留めている事から、これが大周期であると推認するに足るデータであると考えます。スタート地点で急激な落ち込みがある事、全体的な時間進行の類似性がポイントです。約3200万年単位で明確に区切られ3つのステージで分かれています。
 太陽活動サイクル(約10年)が約320万回繰繰り返されてこの超大周期が構成されているのだと思われます。


つまり・・・・
少なくとも我々が示した過去6500万年間については・・・・
気候変動(平均気温の推移)は法則性が明確に存在し、その法則性が完璧なる反復はしないまでもおおよそリピートされてきていた事は間違いありません。
あてずっぽうに変動しているものではありません。

もしも一連の理解が事実であれば現在進行中の『急速な氷期サイクル』は、このレベルの周期の終了時期にあるのかもしれません。
 約6500万年前から約3500万年前に確認される一度目の法則がリピートし、約3500万年前から現代に続いている・・・・そして新しい時代の法則はかなり揺らいでいる。新しい時代のほうが気候変動なるものはより大きくなり『現在は約3200万年単位の法則の終末期にあると推認』され、その終末期に起こっている法則性が『急速な氷期サイクル』という事になるのでしょう。見たまま素直に理解すれば現在は過去6500万年の中においても気候変動が激しい時期にあるといえます。※現代は太陽の大周期を発見し易い時期だったはず。※次の法則への移行期にあるのでは?と疑っています。
 6500万年前と現在とでは大陸の配置が大きく異なります。少なくとも6500万年前は現在の日本の国土は存在しないでしょう。大陸と大気還流は切り離して考えられない為に太陽の法則性がどれだけ保たれていたのか?平均気温からではおおよそ推し量る事しかできません。あくまでもこのグラフは地球の平均気温のデータである事を忘れてはなりません。

太陽さんは誕生以来、時間の進行と共に法則性がより複雑化している可能性があります。今後どうなるか?現時点で定かではありませんが、つまり地球の平均気温の推移等もまた複雑化する事になります。

さて

これらの事実を最もシンプルに理解できる事象が『もぐらのもぐリピート=太陽活動の繰り返し』という事になります。前の周期をおおよそひきずりつつ次の周期へ向けて変化する。唐突に法則が変化する事は無くおおよそのリピートを繰り返しながらジワジワと変化してきているのでしょう。500万年スケールのグラフを見る限りでは古い時代になるほどシンプルな構成でミドルパワーやローパワーの期間が無かった可能性があります。シンプルにハイパワーの期間が淡々と繰り返されていた可能性があります。
 直近の45万年間では時代を下るほどローパワー以降の時期に法則が増加し複雑化している様子が確認されました。

太陽活動がおおよそリピートしている。法則をジワリと変化しながら・・・・それが事実であればこのように多くの科学データをまたいでも同じ理屈で説明出来るようになります。現在ではそれぞれのデータで観念的ともいえる事象が起こっていると理解されてきています。 氷期リピートは考察を開始して間もないので今後より様々な事実を発見するかもしれませんが現時点でそれなりにロジカルになってきたのではないでしょうか。

太陽系内の地球外の惑星から過去数百万年分以上の平均気温の推移を抽出する事が可能なサンプルを得る事が出来れば何かしら分かるかもしれません。やはり・・・・火星でしょうか。そこに『急速な氷期サイクル』と相関性があるデータが確認されれば太陽活動のリピートは確実なものとなるでしょう。

主張する側は注意深くならなければなりませんが・・・・その大前提を今一度リマインドしたうえで・・・・氷期サイクルなど超長期スケールの平均気温を示すグラフにて最も重要なポイントは『明らかにそれと分かる法則性』だと思います。それは誰にでも分かります。すると・・・・次はその法則性の分析に取り掛かって当然です。その法則性の実態を知ろうと考えて当然です。
 拡大して並列にレイアウトする、見易くする為に横幅を引き伸ばす、類似性を探り点と点を繋ぐ・・・・そんな極めて当たり前な作業をすると思います。アクセス者さんもそのようにするはずです。極めて当たり前な一歩目です。
 一連のデータを収集して下さった研究者さんの努力は並みのものではなかったことでしょう。そんな努力の結晶というパスを受け取った人は、その努力に応えて阿吽の呼吸でシュートを決めなくてはなりません。であれば最大限できることを行うべきであり並列に置き換える事などは最初の一歩目となる当たり前な取り組みです。

極めて当たり前な取り組みで判明した事を前に・・・・『常識的感覚において、もっともあり得るシナリオを模索する』。『仕事が出来る人』という言葉がありますが、科学の研究に限らずに仕事が出来る人とは具体的にはそういう行動様式をとるものだと思います。私はそういう行動様式を頑固な元上司に躾けられたもので、研究(仕事)を始める時には無意識的にそのように進める習慣がついてしまいました。私が有能ということはなく元上司がいかに優れた人だったか?そういう話になりますが・・・

我々がハイレベルな研究をしているという事は一切無く、これまでこんな極めて当たり前な分析作業に取り掛かろうとした人がいなかったことが不思議で仕方がありません。ですからこのテーマは極めて当たり前な理解を省いたままに突き進んでいたという事になるでしょう。極めて当たり前な事を欠損していたという事は・・・・常識的感覚を欠損していたとも指摘できますし、いずれにしても最初の一歩目から間違っていた・・・・この並列レイアウト理解は『氷期リピートの理解における、常識的感覚を踏まえた正しい最初の一歩目』と言えると思います。その最初の一歩目の誤りが無ければCO2温暖化説などが生まれなかった可能性を否定できません。最初の一歩目を誤ることほど恐ろしい事はない・・・・つまり、極めて当たり前な事を踏まえないであてずっぽうに無責任にテキトーな事を思いつき、それを基に妄想的な事をぐるぐると考え続ける・・・・そんなレベルの仕事を続けてきていた事が、今回の我々の仕事から判明してしまったという事なのでは?そう疑い始めています。

我々としては・・・・一連のグラフを見て「太陽活動が繰り返していないか?」一番最初になぜ考えないのか?不思議です。常識的感覚であれば一連の科学データを包括して理解すればそのような状況だと思うのですが・・・・最初にそのように気づいていれば不思議な理解の上塗りをし続ける事にならなかったのでは?そう考えます。そもそも・・・・太陽活動に大周期や法則性がある事は不思議な事ではありません。その法則性が繰り返される事もまた然り。むしろ法則性もなくただただあてずっぽうに変動していると考えているのが現在。そんなあやふやな理解で良いのでしょうか・・・・
 安易に公転軌道の変化によるものと仮定して先に進まないで何年掛かろうと大勢で議論して正しい最初の一歩目を踏むべきだったのでは?太陽活動に大周期がありリピートしているという説明よりもガクガクとした公転軌道がなぜ起こるのか?そちらのシナリオのほうが後で説明に苦しむ事は想像に容易です。最初の一歩目を頑固に粘って現実的なシナリオにたどり着いておくべきだったと思います。そこでも思い込みの激しさとか、物事の優先順位を誤ってしまう様子とか、一言でいえば『ケアレスミスの集成』が見え隠れしてしまいます。このテーマの研究者は『仕事の基本』をいまいちど考えてみるべきかもしれません。『幼稚的な仕事をしている自覚が無いだろう?』・・・・と、元上司はこんな評価を下すことだと思います。自戒の念も込めてこんな事を発言しておきます(天国にいる元上司に、厳しい指導をありがとうございましたとこの場から感謝)。

最初の一歩目を誤る事はその後の全ての歩みを誤る事を意味している・・・・研究者いや・・・全ての職業において常に脳裏になければなりません。最初の一歩目を踏み出す事は最も時間が掛かる要所です。

【かるくまとめ】
1・過去6500万年スケール、500万年スケール、直近数十万年スケールでの平均気温グラフにおいて、太陽活動がリピートしていると考えると多くの事の説明がつく事に。そして太陽黒点グラフを重ね合わせると大よそのリピートが確認された。それらの事実から太陽活動がおおよそリピートしていると推認するに足る状況証拠が揃った状況と言える。
2・太陽活動のリピートが各データ(各時代)でも確認できるという事は、どのデータを跨いでも『ワンセオリー』で説明できるという事。
3・我々の説は科学説であり史実説でもある。あくまでも起こっていた事を見たまま素直に解釈したもの。
4・『明らかにそれ』という事実のみを厳選して辿りついた理解
5・各科学データや史実の出来事が『その事実』を物語っている
6・太陽活動のリピートを否定する材料は見当たらない。(なぜ、これまで誰も気づきかなかったのか?嘆くレベル)
【かるくまとめおわり】


さて

さらなる超大スケールのリピートも発表されています。NHKコズミックフロント・見えた、銀河系の全貌の回にて太陽系が銀河の渦巻きを通過する度に地球寒冷化(気候変動)する可能性について解説されていました。それは約1億数千万年単位のリピートと解説されています。

nhk-cosmic-front-5okunen.jpg
NHKコズミックフロント 見えた、銀河系の全貌回より引用
酸素18を化石から採取し測定した気候変動の超超大周期。銀河の腕(スパイラルアーム)の中に入っている時に銀河宇宙線量がより増大しスベンスマルク効果で雲が発生し気温低下が起こるのでは?との考察が発表されています。

とても豊かな想像力に脱帽します。ものすごい想像力だと思います。しかし全体像視点で見てそれが起こっていたか?といえば矛盾が多くむしろ謎を多く生んでしまう事になります。考えれば考えるほど観念的な理解になっていく事を否めません。例えば『急速な氷期サイクル』も銀河の腕の影響で発生していないと辻褄が合わなくなります。東北地方の気候のリピートも銀河の腕により発生しているという理解にもなりかねません。さらに突き詰めれば太陽黒点の上昇減少も銀河の腕が原因と結論づけてしまう事になりかねません。氷期リピートで確認されるあの推移を銀河の腕の影響で起こっているとは常識的理解からすれば思えません。
 全体像視点を欠けば自由な発想で面白い説を生み出せますが『全体像視点』を欠いてしまってはいけません。科学の世界は創作世界のように自由ではありません。本当の事でなくてはならないのです。全体像視点で分析すると残念ながら銀河の腕説は創作的発想です(個人的には・・・・とてもロマンティックな説でワクワクします)。

東北地方の天候不順期から遡って太陽活動のリピートを発見。その事実をさらに遡ると氷期リピートも説明がつく事となった訳ですが、するとおのずとこの約1億数千万年の気候変動も説明がついてしまう事となります。

銀河の腕を通過して発生していたとすると・・・・ここまで明確な『極大期・極小期』がクッキリと表れるものなのか・・・・太陽さんのエッセンス的な推移です。我々は自説を「絶対に間違いない!」と強硬的に主張するつもりなどありませんが・・・・
 繰り返しますが・・・・太陽内部の核から発生した光子が太陽の表面に出現するまで数十万年から約5千万年経過しているとの学説がありますから、太陽に約1億数千万年のおおよその超超大周期があろうとさほど驚く事ではありません。その衝撃の数字と大周期には何らかの関係がある事でしょう。

※3億5千万年くらい前は1年が400日くらいでした。様々な事を踏まえて考察しなければなりません。


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太陽活動においてこのような『エッセンス』が確認される

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※長期周期にて時間の長さに揺らぎがあるのはこの『太陽活動のエッセンス』が関わっていると思われる。

太陽さんも永遠の存在ではありません。すると太陽さんにも赤ちゃん時代、青年時代、中年時代と成長しやがて老いる事でしょう。その時々で法則が変化する事はありえる事のような気がします。そして生命にとって都合が良い法則性の時は、地球上の生命の種類や数が増えるのでしょう。そして都合が悪い法則性の時はその逆の事が起こり最悪は絶滅する事も?

もしも・・・・超大周期や超超大周期が実在すれば・・・・なぜ太陽が億年以上もある程度安定しているのか・・・・それは長い期間でリピートする特性を太陽が持っていたからでしょうか。そして地球にて数億年以上生命が存在しているのは、地球の生命が継続して活動できる環境を維持できるような塩梅でリピートしていたから?そんな理解になるのでしょうか。
 これらの理解は太陽のメカニズムや理由を解明する突破口となり太陽内部の熱核融合の核心的な事実を明らかに出来るかもしれません。あくまでも・・・・現時点では閃き程度のものです。もしも事実であれば気候の超大周期もおのずと存在する事になります。いずれにしても、重ね合わせによる太陽活動のリピートの証拠はこれまでの科学界の考え方を揺るがすものである事は間違い無いでしょう。

以上のように様々なリピートが確認されていますが、もしもこれらが太陽活動のリピートで起こっているのであれば最もシンプルに矛盾無く説明できてしまいます。「それは太陽活動がおおよそリピートするからだ。そしてデジタル制御による熱核融合ではないのでサイクルにより多少揺らぎが起こる」。そのように。『多くの科学データをワンセオリーで説明できるのがもぐらのもぐリピート』です。一番矛盾がなく一番シンプルです。


【特別補足】
人類にとって重要なポイント、氷期はいつ?・・・・『ぱぱもぐ』&『かえるさん』が人類の為に研究してくれている。現時点で分かっている事を公開する。ぱぱもぐとかえるさんの常識的な考察ではあと数千年続くとの予測。氷河期(氷期)が間もなく到来する!と騒いでいるのは『うっかり八兵衛的学者』さんの可能性。悲観するような状況ではないと思われる。氷河期が到来すると慌てている方々はあてずっぽうにそう思っているだけ。慌てている暇があればデータ分析に時間を用いるべき。妊婦さんらが不安になるような事を根拠くなく吹聴しない事。自分の発言で迷惑を掛けないか?発言前に考える。空気を読む。そのような常識的な行動を意識しよう。不安を煽るのは霊能者らの業務領域。研究者は研究するのが業務領域。よく考えよう。


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『ぱぱもぐ』

when is the ice age 01.jpg
英語版の図版になりますがこのような理解になります。約40万年前と現代までの約1万年間続いた温暖的な時代は最初のピークが低く始まる傾向があります。

俗にいう『氷河期』ですが、学術的には温暖的な時代を『間氷期』、寒冷的な時代を『氷期』と呼んでいます。そして我々は今回プレゼンテーションの為に暫定的に間氷期を『高活動期』と名付けておりますが、その『高活動期』はここ40万年で言えば5つのピークがある時代になっている事が我々の分析から分かってきました。

koukatsudouki-pickup-01.jpg

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5peak-essence-20200621.jpg
ここ40万年で起こった『高活動期』は、主には5つのピークが発生しており、しかしその度に5つのピークの中のどのピークが最高になるのか?異なるのでしょう。
 経過時間が多少異なります。・・・・何が影響してこんな事が起こるのか?太陽内部の『何かの回転』がその時々で変化するのでしょうか?

5peark-pick-up-01.jpg

見たままです。特徴的なポイントは明らかに引き継いでいます。

・・・・私からは敢えて指摘しません。おそらくは太陽黒点観測数は2022年頃から上昇するも太陽風や太陽光がじわじわと弱まり始め、数千年掛けて寒冷的な時代である氷期の底にたどり着くことでしょう。もしかするとM字型の120年周期が下り気味で発生するかもしれません。すると約50年後くらいのピークが約1万年続いてきた間氷期の最後のピークかもしれませんね。ただし急激にナイアガラの滝のように落下していくような推移にはならないでしょう。じわわじと数千年掛けて底に辿りつく事でしょう。

いかがでしょうか?『もぐらのもぐリピート』及び『もぐらのもぐプレディクション』は気候変動問題をロジカルに出来ます。・・・・この件をCO2人為的温暖化説で説明するとすれば・・・・現代のCO2が時空を超えて過去の気候に影響を与えていて・・・・現代の気候とシンクロしていると主張すると良いのでしょうか?逆にいえばその主張をしないと我々の王手から逃れられない状況です。そもそもあんなレベルの内容です。『CO2に因る人為的時空超越気候シンクロ』を加わえる事に抵抗を感じる必要はないと思います。すでにオカルト的ですがさらに明らかにオカルト的な説に進化なされても良いでしょう。

さて

この発見を発展させ新たなる時代の『常識』について踏み込んでおきます。

さきほどもこの事実をお伝えしていますがリピートする度に寒冷的な期間が長くなっています。収束に転じるのか?など不明ですが素直に解釈すればたとえば100万年後はさらに寒冷的な時代が長くなっていると思われます。4回のリピートで1~2万年ほど寒冷的な期間が増えていくと思われます。100万年後は約1万年の高活動期間と約13~15万年のミドル&ローパワー時代のサイクルになっているかもしれません。この予測も『もぐらのもぐプレディクション』の応用です。

現在の太陽の法則(急速な氷期サイクル)は多くの生物にとって過酷な時代なのかもしれません。温暖期が急激に現れる訳です。数万年に一度の正に高いハードルが待ち受けています。そのハードルを越えられない生物が絶滅してしまう事は想像に容易です。しかも今回の高活動期は長期的です。多くの生命にとって高活動期が無い方が良いのでしょう。後世の学者は急速な氷期サイクルを第6の大量絶滅期と評価するかもしれません。人類にとっては幸運の高活動期。多くの生命にとっては試練の高活動期なのでしょう。現在の法則性は太陽さんが地球上の生命にふるいを掛けて選別してきているとも言えます。ただしこの太陽さんの脈動により生命の進化が促される側面もあるでしょう。インパクトはトリガーにもなり得ます。

確かに現在進行形で動植物の種類が減っています。その中で人類の数は爆発的に増加しています。この状況をもしも宇宙人さんという存在が本当にいて現在の地球の状況を客観目線で評価してくれたとしたら「この状況で増えている人類は異端。文明を持った生物だから大量絶滅期であろうと増加しているのだろう」と断定するでしょう。動植物の数が減っている事を人為的な結果と断定して嘆いている論調の記事が多いですが、全体像視点で見れば急速な氷期サイクルは動植物の種類が減ってしまって当然とえる展開です。一緒に激減しないで爆発的に増加している人類が異端なのです。自らたちが増えているから周囲も増えて当然との考え方は幼稚的な発想でしょう。
 
究極のそもそも論として地球がこの世界の中心ではありません。恒星や惑星で起こることに対し不自然なまでの安定性(都合の良い状態)を求めるなどあまりにも独善的です。そもそも宇宙や惑星は地球の生命の為に活動している訳ではありません。生命が存在維持できる環境がある程度整い存在しているだけの事です。極めて当たり前な事です。ましてや安定して気候が推移してくれる保証を太陽さんらと取り交わしている訳ではありません。
 自分に意識があるからと自分を中心に考えてしまう事はレベルが低い知的生命体にありがちな傾向かもしれません。理性的に現実を受け止めるのであればこの広大な宇宙にいる自分など塵以下の存在だ。勝手に都合よく宇宙を理解しないで見たままあるがままに理解しよう・・・・そんな風に考えるほうが知的生命体として一歩進んだ考え方だと思いませんか?・・・・そのように達観できると今回発表している景色がおのずと見えてくるはずです。地球の気候が人類にとって都合の良い状態で維持継続し続けなければならない根拠が宇宙側にはありません。異常気象だと大騒ぎする人はそもそもの理解を完全に誤っています。よほどのうっかりさんです。

1億数千万年の長期周期は、そのスケールでの生命の大量発生期と生命の大量絶滅期を繰り返すであろう事は想像に容易です(常識的に考えて)。太陽さんがこの宇宙の中でどれくらい快適な法則性であるか?相対的な評価をする事が現時点では出来ません。つまり比較するサンプルがありませんが、少なくともベストであると断言はできません。かといってワーストクラスであるとも断言できません。いずれにしても太陽がこの宇宙の中でベストな恒星であるとの無意識的な妄信が人類に根付いていますがその意識は入れ替えた方が良いでしょう。保留としておくべきです。
 すくなくとも言える事は各種が各自の都合が良い気候の時に進化なり増殖なりをし、そして都合が悪くなる時までの刹那の時間を謳歌し生きる事になるのでしょう。

以上のように太陽活動の大周期が氷期リピートを発生させていたとすれば『物事の前提』が変わることでしょう。例えば具体的には現在進行している動植物の種の減少が不自然な事なのか?その考え方が大きく変わるという事です。前提を欠いている事を法学用語で『失当・しっとう』と呼びますが、現在の気候に関する理解は『甚だ失当』という状況でしょう。

※もちろん私は動物側の立場です。動植物を大切にして頂きたい気持ちには変わりがありません。
※氷期リピートに関しては太陽光の強さも法則的に遷移していると考えられると思います。

繰り返しますが常識的感覚において一連の科学データをあらためて再評価すればどなたでもおのずとこのような理解に達すると思います。現代は様々なことで太陽さんの影響を過小評価し過ぎなのでしょう。

ここで正しい用語に修正しましょう。
これらの結果から太陽や気候はあてずっぽうに変動しているものではなく・・・・

太陽活動(発する帯電微粒子の量・磁場の強さなど)は法則的に遷移している
  ↓
太陽活動(発する帯電微粒子の量・磁場の強さなど)は周囲に法則的に影響を与えている(※注1)
  ↓
その法則は大凡リピートしている
  ↓
影響を受ける事もまた法則的に遷移し大凡リピートする事になる
  ↓
最長の周期は千万年単位の可能性

それが太陽と気候の真の実態だったのです。
一連の科学データを客観的に評価すれば『変動』という表現は適切ではありません。
明らかに『法則的でありリピートを伴っている』のですから『法則的遷移』が適切なはずです。

『太陽活動の変動』⇒『太陽活動の法則的遷移』
『気候変動』⇒『気候の法則的遷移』

このように用語を定義し統一すべきでしょう。

※注1・少なくとも太陽風弱化からの銀河宇宙線量上昇は火星でも測定されると推認される。つまりそれは太陽系内の地球外の惑星でも太陽活動の法則的遷移により法則的な影響が発生していると推認するに足る事実である。


kaerusan.jpg
『かえるさん』

かなり面白い話だったケロ。

・・・・つまり・・・・IPCCという国連の関連組織は莫大な資金で気候変動を研究しているわけだけれども、世界各地でCO2の量を測定する程度の研究しかしていなかった事が発覚してしまったケロ。というのは・・・・我々の示した事実は『明らかにそれ』というレベル。ということは・・・・気候の研究をし始めれば自ずと気づくもの。彼らは常々結論ありきの研究、結論ありきの発表という、著しく偏った行動様式を反復させている証拠でもあるケロ。
 この『明らかにそれ』という事実を踏まえて、そのうえで人為的なCO2排出による温暖化なるものを証明していなければならないはず。ところがこんな『核心的な事実』を踏まえていない訳で元から客観性が無い状況なのに完全に完璧に破綻してしまったという事ケロ・・・・。まあ彼らの場合は『客観的事実にはほぼ興味が無く、強烈なコダワリが CO2の量に向いてしまっているだけ』なので、それでもCO2の量にコダワリ続けてしまうと思われるケロ。永遠に・・・・

さて

『かえるさん』としては氷期リピートの中活動期、低活動期にも太陽黒点が現れるのか?気になるケロ。高活動期・・・・つまり『間氷期』と呼ばれる太陽活動がハイパワーな時代にだけ現れるのか?検討すべきケロ。現在は無意識的にだけれども常に太陽黒点というものが発生して当たり前と考えているけれども・・・・すると約500万年前は太陽黒点がもっともっと多かったかもしれないケロ。もしもハイパワー活動期が終わるとしばらく黒点を観測できない可能性も?それはあくまでも直感的に閃いたものなので「ふ~ん」程度で忘れてほしいケロ。
 とにかく思いつく事は膨大。もしもこの説が社会通念的理解になれば様々な学会から膨大な論文が登場すると思われるケロ。

おのずと達する理解は・・・・太陽の活動はこんなレベルがあると思われるという事ケロ。
レベル特大⇒億年単位? ※1億数千万年前後?・いくつかのステージで構成される事も?約3200万年の大周期と思われるデータが存在。その約3200万年のステージは3つのステージで構成されているような推移を示している。
レベル大⇒その時々だけど万年単位? ※例:急速な氷期サイクル・いくつかのステージで構成される事も?
レベル中⇒百年前後の単位? ※その時々により変化?・例:もぐらのもぐ大太陽活動期(120年)
レベル小⇒約10年単位 ※いわゆる1サイクル。サイクル1~24まで観測済

そのどれもがデジタル制御がある訳ではないので少々の揺らぎを伴うゆえ
おおよその法則性といえるもの。そういう理解で良いと思うケロ。
そしてレベル特大は回数が決まっているのではなかろうか?という研究に発展するかもしれないケロ。
すなわちそれが太陽さんの寿命と直結している可能性があるという事ケロ。

・・・・もしも・・・・恐竜さんのあの巨体は現代に比較し強かった太陽光(と推認される)もあり維持できるものであったとしたら・・・・現代の世に・・・・映画ジュラシックパークのように復活させられたとしても自然界では生きていけない事を意味しており・・・・大量絶滅もまた太陽の法則に関わっているという理解に自ずとなるケロ。今回発表の事実を根拠に様々なことが考えられるケロ。とてもワクワクするケロ(植物用LEDをカスタムして盆栽の成長をコントロールして遊んでいるケロ。想像以上に太陽光の強弱は動植物の成長に影響を与えるはずと睨んでいるケロ)。

さて

今回プレゼンテーションにおける最大の山場は次の章。ここまでで動揺しているようでは先が思いやられるケロ。では、超大周期の話はここまでにして太陽活動と気候の相関性に話を戻すケロ。

東北地方の太平洋側にていったい何が起こっているの?そこについて切り込むケロ。



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『謎のライダー』

既存の説とは大きく異なる内容だが、既存の説は仕事の基本を疎かにしている事は否めない。画像処理アプリとやる気さえあればほんの数十秒もあれば過去のデータと重ね合わせなど出来るからな・・・・過去のデータから傾向や類似性を探る。仕事として極めて当たり前な事。それをただ淡々と積み重ね、極めて当たり前な事を淡々と発表しているに過ぎない。特に秀でた能力がある訳ではなくごく当たり前といえる基本的な理解を積み重ね続けた結果だ。凡人らしい研究とも言えるが。
 既存の説は極端に複雑であったり観念的な理解で首を傾げながら聞くようだったが、今回発表のシナリオは最大限シンプルで根拠が明白だ。これまでの理解で欠けていたのは『常識的』という感覚だろう。

それでは超大周期の話題を終え、本題であった太陽活動と気候の相関性についての話題へ戻るとしよう。

 
kaerusan.jpg
『かえるさん』

さてケロ。

超大スケールの話題から、120年単位のリピートを伴う太陽の周期と気候との相関性についての話題に戻るケロ。

120年周期の始まりとなる最初のサイクル。そのサイクルが始まると『天明系東北冷夏群』が発生しているのが最大のポイントになるケロ。そして古い文献では最凶冷とされているケロ。昭和30年代くらいまでは西暦1902年~1908年頃の『天明系東北冷夏群』の再来すなわち『明治の大凶冷群』について活発に議論されていたけど地球温暖化に話題が移ってからは議論すらされなくなったっぽいケロ。120年という時間は生物の寿命を大きく超えており、世代間の引き継ぎが難しく忘れさられてしまうという実情もあると思うケロ。

次のエントリでは・・・・こんな衝撃の事実を・・・・
太陽黒点の予言 著者:須田瀧雄博士(定年により気象庁を退任・舞鶴海洋気象台長など) 128ページ
dr.takio-suda-fig-128p.jpg
なんと・・・・太陽からの帯電微粒子に因り気候の変化が起こっていた・・・・1976年の時点で気象庁のオジサン達が指摘を・・・・昭和のオジサン熱くてかっこE!気象庁有能&有能。最新のデータを踏まえて解説するケロ。



【次のエントリで終わりケロ。続きは下記リンクにてケロ】
https://mogura-no-mogu.blog.ss-blog.jp/solar-activity-is-repeated-jp-02



【本編その1(当エントリ)の用語について・甲】
大周期に関する用語にて解説の効率を図る為に『もぐらのもぐ第○周期』と暫定的にネーミングしておりますが・・・・・例えば過去6500万年間にて2つ確認される約3200万年の大周期の正式名称として・・・・イザナギ イザナミ大周期、英名ではIzanagi Izanami period、二番目の大周期は、アマテラス ツクヨミ スサノオ大周期 英名Amaterasu Tsukuyomi Susanoo period、とネーミング(あくまでも一案・ベストな案の選定には宮内庁等の国の機関のご意向も御座いましょう)し、太陽の国から今回の発見が生まれた事を国民みんなで歓迎してくださり、かつ世界のみなさんに「国旗が日の丸だてじゃない!」と歓迎してくださるものがベストである事を察しております。

然るべき時がきたら我々はそのような流れに従うつもりです。

                 以上

                 ぱぱもぐ教授 かえるさん博士

両人からのメッセージをここにて公開しておきます。
宗教的な意味などは特になく、太陽の国に伝わる伝説上の存在の名を、太陽における途方もない自然現象の単位に名づける事は世界的にも意義があると考えている。との補足は直接伝え聞いております。


【本編その1(当エントリ)の用語について・乙】
リライト中

https://mogura-no-mogu.blog.ss-blog.jp/solar-activity-is-repeated-jp
※今回の研究結果になぜ至ったか?その前提


【本編その1(当エントリ)の用語について・丙】
新しく生まれた用語が多々ある為に用語集の編集を予定している。



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