もぐらのもぐ インターネット絵本←こちらからリンク
SSブログ

広島訪問 オバマ大統領声明重要ポイント [まじめな話系]

今回の広島でのオバマ大統領声明は、全体的に世界は核廃絶を目指すべき、心がけ続けるべきという精神論に留まり、核廃絶への具体的な政策や数字というものは一切ありませんでした。

※ソースはNHK AMラジオでの同時通訳

ポイントは‥‥‥

★当時の広島住民被害の受け止め
★保有国は核なき世界を追求する勇気をもつ必要がある
★アメリカが核兵器を保有しているのは事実
★私(オバマ大統領)が生きている間のアメリカの核兵器廃絶は無いかもしれない

宗教についての言及も。西洋文明的価値観を軸にした歴史観を元に進行(いつもの通りですね)

【私見】
現役の米国大統領として初めて広島に訪れてくださったオバマ大統領。
きっとオバマ大統領の個人的想いが実現に大きく関わっていたことでしょう。
謝罪の有無をひとつの争点にしているメディアが多々ありましたが、オバマ大統領が原爆開発を指示した訳でもなく、当時の大統領だったわけではないので、オバマ大統領が謝罪する事に意味があるとは思えません。そこは重要ではなく、核廃絶への具体的な政策や数字をお土産に持ってきてくれるかな?と期待しておりましたが、そこまでのお土産はありませんでした。

平和への思いが歴代米大統領の中で特に強い印象のオバマ大統領をもってしても、核廃絶は遠い道のりだという事。重い一言がありました。アメリカはロシアに次ぐ核保有数第二位の国。その国の54歳の大統領が、生きている間の核廃絶は無いかもしれないという事は、常識的に考えれば、三十年程度はありえないかもしれないというわけでして、さらに、今すぐ具体的な政策があるわけではないので、現時点で廃絶しなくてはいけないと思わなければならないという、心構えをしよう、という段階であるという訳です。

期待させておいてやや期待外れとして終わるオバマ大統領らしい声明だったと思います。2009年にノーベル平和賞を受賞していたオバマ大統領。核廃絶への歴史的な具体策を手掛けるべきだと思います。

大統領選の際、オバマ大統領は、「Yes We Can.」のフレーズを用いていました。だから、やって欲しかった。

あくまで主観ですが、オバマ大統領は周囲が思うほど核兵器廃絶について真剣だったと思えません。その立場ゆえ言及していたのだけのことで、周囲が過剰な期待をし過ぎたのでしょう。しかし周囲の反応がそれなりに大きかったのでお茶を濁しに広島へ訪れたのだとすれば、オバマ大統領の足跡を説明出来るのかなと思っています。何が何でもなし得てやろうと思っていてもなし得るか分かりません。ところが何が何でもなし得てやろうという確たる決意を行動で示さなかったわけで・・・・まあ、そういう人ってよくいますよねw


とはいえ、今日は日本の歴史において記録に残る日となりました。
オバマ大統領、訪れてくださって、本当にありがとうございます。


オバマ大統領はルックスがカッコいいので絵になりますね。

参考・1982年のANNニュース。

核兵器廃絶ニューヨーク100万人デモ


共通テーマ:ニュース