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2017 5月下旬の盆栽のはなし [盆栽のはなし]

みなさんこんばんワニ

今日は画像8点です。

↓伊東市の盆栽四季さんから購入した盆栽は・・・・・ツバキでした。
 盆栽四季のオジサンはすごく大らかで優しい方です。管理している数が多いので樹種が不明な品があるのです。

 樹種不明だけど、雰囲気がいいから購入してきて、そのうち分かるだろうとノンビリ
面倒を見ていたら・・・・・ある日芽が大きくなり、一昨日に花が咲きました!
これはツバキですよね?山採り素材で間伐の際に幹が真っ二つに引き裂かれてしまって
いますが芽吹き返してきたところを鉢上げした品でしょう。オジサンは「マユミかな?」との事でした。確かに葉がツバキっぽくないのです。けれど花はツバキ系だなあ。

幹の太さから察するにそれなりに古い樹齢でしょう。ツバキってそんな簡単に太くならないですよね?※この画像だと幹の太さが分からないですね・・・・近日撮影します。

僕の推察が当たっていれば30年とか50年とかあるのかなあ?

屋内撮影。フローリングは無垢ヒノキです。建具の隙間からチラリと見えるのはサクラの無垢材から切り出した敷居です。施工から1年半くらい経ちましたが少しは味が出てきたかな?

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つづきます。


↓花を屋外で撮影してみました。

bonsai-2017-0528-02.jpg

↓こちらは石付き盆栽の「シデ」。

軽石とハンドメイドの一点物の器で世界観があります。しかし価格は2000円代。
それなりに時間が掛かっていますが、売るのが下手だったという事もあるのでしょう。

それと、時間がそれなりに経っているけれども、雰囲気がある品を作るのは上手な方なの
でしょうが、樹を作る知識で悩んでしまって手離したのでしょう。
次の画像で説明しましょうか。

ボケボケな写りになってしまいましたね・・・@@,
小さな床の間があるのですが、こちらは中野区の某有名なお寺さんで30年以上前に伐採されたケヤキ材です。江戸時代の町民が木陰に入って休憩していたかもしれませんね。樹齢は300年くらいなのかな?玉杢(たまもく)がパラパラと散らばっており大変品の良い木目になっております。無垢材ですよ。

bonsai-2017-0528-03.jpg

↓さて、シデの件。分かり易いようにシルエットのように撮影してみました。
 盆栽の基本として、下の枝から太くなくてはならないのですが、この樹の場合は、
真ん中あたりの枝が太くなって、下の枝が貧弱です。これはバランスが悪いという事に
なりまして評価が低くなります。この盆栽の作者さんは、思うイメージに樹が育たなく
嫌になってしまったのかな?

そういう品を買ってきて手を入れて遊ぶのが好きだという人は少なくはありません。僕もそういう遊び方が好きです。完璧な品はすぐに飽きますからね。

では、どのように下の枝を太らすのでしょうか?それは次回以降で教えましょう。
次回まで各自で考えておくように♪ そんなに難しい話ではないですよ!
そういう技を様々覚えていくと・・・生命としての樹について詳しくなっていきますし、盆栽の技を覚えていくと植物で遊ぶことが楽しくなります。盆栽は小学生くらいのうちに触れはじめると、人生がより充実したものになるかも?

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↓小品(しょうひん)の五葉松。こんな大きさですが、これで20年は経っているかも?35年位と聞いていますが、さすがにそれはないでしょう。五葉松の中でも葉が小さく色が良い品種との事で、芽が確かに小さいです。コンペイトウのような大きさなので、コンペイトウ芽なんて呼ばれたりします。

木材として利用する場合には、五葉松の葉や色は関係ありませんが、盆栽としては特に重視するポイントです。この子はカワイイので気に入っております。何か大きな仕事を納めた後に自分へのご褒美として買った子です。かわいいなあ。

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↓木材の話になりますが、川越銘木センターさんで撮影した「栓:せん」。樹齢300年以上、500年もありえるかな?まあ、大変立派な栓です。木目も素晴らしいです。北海道産。こんなに太い栓はそうは見る事が出来ないものです。すごいなあ。綺麗だなあ。盆栽で栓の樹って聞かないなあ。そもそも身近なところで生えてないですよね。うーん。興味湧いてきたぞ。

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↓ジャイアントセコイア。新たな実験開始。※自分メモ。ジャイアントセコイアのページにも追記

ジャイアントセコイア。体積としては地球上で最大の生物と言われております。台湾ベニヒノキは巨大であり東アジア最大の木と呼ばれていますが、ジャイアントセコイアは80メートルくらいの高さになります。ベニヒノキもすごいけどジャイアントセコイアはもっとすごい巨大。

そんなに巨大な割には根の深さは2メートルほどとか?すると、周囲に広く根を張るのでは?と考えました。ジャイアントセコイアは鉢で育てると高さ方向に伸び辛い事を僕が確認済みですが、では、根の幅を広げられる環境に移すとどうなるのか?根の幅方向の成長と高さ方向への成長に相関関係があるのか?実験してみます。鉢は善村作。

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↓オマケ。ツバキの花を屋内で撮影。クリック(タップ)すると幅1280pixの画像に拡大されます。

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今日はここまで。またね~


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