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アゲハ蝶と通じ合う?の巻 [まじめな話系]

今日は関東平野では暴風が吹き荒れております。

午前にお客さんと打ち合わせが終わり午後はさっそく企画する為に自宅へ。
庭では小さな盆栽が倒れていました。
気づくと盆栽と盆栽の間にアゲハ蝶がいました。暴風の中で飛び立てずにいる様子。さらにはグリップが悪い棚場で苦労している様子でした。そこで風よけを置いてあげて家に入りました。

1時間ほどして見に行くと・・・・そこから数メートル離れた切株の上で暴風に耐えていました。
そうか・・・・風よけを置いてあげたら風が弱まったと安心して飛び出してしまったのか・・・・。
アゲハ蝶をつかんだ事がないので、無理に掴んで羽を痛めてしまっては大変だしどうしよう・・・・迷いました。切株はグリップが良いのでなんとか耐えている様子。しばらく様子をみようとその場を離れました。

二時間後・・・・三時間後・・・・六時間後・・・・まだアゲハ蝶はずっとそこにいました。なんだか体力をかなり失っている様子・・・・すごく心配だ。
 そこでふとこんなアイデアが。現在咲いている花が一つだけありました。サクラソウの盆栽です。
もしかするとこのサクラソウで栄養補給が出来るのかな?なんて思いついたのです。
サクラソウを近づけると・・・・・・・口を伸ばして花の中へ。そしてサクラソウにムギュっと掴まってきたのです!おお!やったね!

先日スミエさんがサクラソウをプレゼントしてくれていたのは運命だったのか?庭にサクラソウが無ければ花がありませんでした。そうか・・・・盆栽だけでなく花を咲かせておくことは大事なんですね。もしも庭に花がいっぱいあればアゲハ蝶はそこに逃げていたのかも。

サクラソウを少し風が吹くところまで移動してきました。お腹が減っていたのでしょう。数十分経ってもサクラソウにしがみついています。

暴風が吹き荒れたら人間は家に入れば良いだけですし、野ネズミ達はどこか物陰に隠れればよいのですがチョウは大変です。そもそも移動がほぼ不可能となってしまうようです。

一匹のアゲハ蝶とこんなふうに数時間も対面した事がありませんでしたが、心が通じ合えたような気がしました。

そういえば・・・・・・

ゆりちゃんが描いたもぐらのもぐの世界にはチョウがあちらこちらに飛んでいます。



今まではチョウについてじっくり考えた事がありませんでしたが、小さなチョウたちは暴風に耐えたりして一生懸命に生きていると考えさせられまして、その気づきでもぐらのもぐを観ると、ゆりちゃんが表現したかった世界(精神性)に触れられたような気がしました。

昆虫、動物の命を大切に。

これは弟が言っていた事なのですが、現在の科学では1兆円を掛けてもアリをゼロから生み出す事はできない。だからアリ一匹は1兆円以上の価値がある!という自説。するとアゲハ蝶も1兆円以上の価値があると言えるでしょう。

そういえば・・・・明日(4.7)は弟の誕生日か。それじゃあこの話を誕生日プレゼントとして贈ろうかな。ヒロ君が言っていた言葉はお兄ちゃんの心の中に今でも残っているよ。とメッセージを添えて。

さらにそういえば・・・・春先に盆栽を植え替えていたら土の中に幼虫が!クワガタなのかカナブンなのかわかりませんが幼虫がコロリと出てきたのです。急いで植替えを中止してそのまま戻したのでした。もう少しすると孵化して世に飛び出すのでしょうか?今年出て行ってくれないと来年は必ず植え替えないとだし・・・・まあ、来年の春に注意しながら植え替えましょう。