もぐらのもぐ インターネット絵本←こちらからリンク
SSブログ

BON BON BON 盆栽 BON♪ [盆栽のはなし]




nihon-seihu-kouou-ad.jpg

今年も早いもので・・・・と言いたいところですが・・・・・

思い返してみると人生の中で最も長く感じる1年でした。
やっとクリスマスか・・・・2020年の春が遠い昔の事のように感じます。
今年になり盆栽に関する更新は二度目でしょうか?更新自体は少なかったのですが、培養している各盆栽とじっくり向き合っていました。更新する時間があるのなら、じっくり眺めて剪定するなどしておりました。

※画像撮影は面倒なので今年はなし!にゃっはっは♪

盆栽に関しては、名樹と言えるような品もいくつか入手し、大先輩達が採ってきた選択をじっくり研究させて頂きまして、それを踏襲した選択を採り続けてみようと心がけてきました。そんな事をし始めて数年が経過しましたが、落葉してみれば、それなりに大先輩達の選択(剪定などにおける)のエッセンスをじわじわと会得できているのか?イメージに近い姿になっております。

盆栽に関しては、本当に奥深い世界でありそう簡単に思い通りにいくものではありません。だから面白いのだと思いますが、人生が千年くらいあればいいのになあと思うほど。

2020年はまさかの新型SARSが流行してしまい世の中がバタバタしました。そんな世情の中で筆者はこう考えました。今年は崩壊の年ではなく人類のリセット=リスタートの年であると。
 では、経済は下向くであろうが、それは太陽活動サイクルのソーラーミニマム(いわゆる極小期)のようなもので、底に達する時期であるがいずれ登るであろうと。では、様々なことをゼロからスタートしようと考え至り、盆栽については大きな改作を行なうのなら今年に行なおうと決意していました。
 大きな改作をした品は最低でも数年は見栄えが劣るでしょう。しかし敢えて2020年に決行して数年後に照準を合わせてしまおう・・・・そんな取り組みもしていたので例年以上に手間が掛かっていました。

ケヤキについては次々と発生する新枝を取捨選択したり、方向を定めてテープで固定するなど、手塩を掛ける機会がより増えました。それゆえ暇さえあればケヤキを触っていた記憶があります。
 樹齢42年のケヤキについてはしっかりと改作を行なったので小枝についてはゼロベースでした。それゆえほぼ毎日観察して様子を見守っていました。そんな地道な行動が実を結んだのか、現時点でイメージに近い樹形に達しています。
 もっとも・・・・ケヤキの盆栽に関しては毎年こんな事をすべきなのでしょう。ケヤキの盆栽が大好きなので面倒なことを覚悟しておかねばならないでしょう。ですから、今は盆栽を持ちすぎてしまっているかもしれません。もう数年はどれも楽しんで、ケヤキ以外は手が掛からないものにするべきでしょう。といってもどの盆栽も気に入っているので困ったものです。

盆栽は、太陽の存在や、太陽系という概念をダイレクトに体験できる素晴らしい趣味だと思います。物理における常識という感覚を磨く事も出来ます。盆栽は嘘をつきません。誤魔化しがききません。人間に厳しいです。来年もまた盆栽にイジメられようと思っています。今年もそれなりにやられました。

2020年に学んだ事は・・・・
1・水やりは「適切な量」を「適切な時間に」
2・多少は樹を自分のペースに合わさせる事ができる。
3・土のphを神経質に
4・樹の「性・しょう」は最も大切
5・盆栽は古くからあるが江戸時代頃からが目覚しい。日本におけるその歴史において現在は太陽光、太陽風が強い時期にある(モダンマキシマム)。それゆえ寒冷紗はゴールデンウィーク頃から用いるべき。
6・五葉松の大品は楽。見栄えがいいし一つは棚場にあっていいもの。今の時代は大品は安い傾向。10万円も出すとなかなか見事な品を入手できる。ただし決まりすぎているものだと枝が一本枯れてしまったら大変なのでわりと曖昧な樹形のものがお勧め。盆栽といえば五葉松か?なんにせよ見栄えよし。

7・ケヤキの盆栽は面白い。でも大変。どんなに好きでも持ち過ぎないように。

※もぐらのもぐより ノウハウ
全体を剪定する際は・・・・最低でも3日、3回に分ける。自分の仕事を客観視しながら進めること。日をあらためると昨日には気付けなかった多くの事に気づく。人間はそもそも愚かなもの。自分を過信しない事。自分はBAKAなのだという前提で慎重に仕事を進めるのは合理的である。
 企画書を執筆する際も、最低でも、3日寝かして再度読むことをするもの。勢いに任せて進めてはいけない仕事というものがある。発表直後に、バカだ頓珍漢だと四方八方から猛ツッコミされるCO2人為的温暖化説主張者のように、典型的な無能の人のような仕事をしてはダメ。

寒冷紗を広い面積で施工すると、棚場付近の温度も下がるものです。
強い日差しと温度上昇を適度に和らげるものです。
なお、1700年頃から現代にかけて太陽光が0.2%ほど上昇したとのデータあり。明治頃の盆栽事情と現代とでは太陽光に気を使わねばならないでしょう。



nice!(11) 

nice! 11