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身近なクローン 全国にいる染井さんの話。 [やくだつ系のじょうほう]

先日、ちょっとした事から桜に興味を持ち、ウィキで調べてみました。

桜といっても全国どこにでもある、染井吉野─ソメイヨシノについて。

日本全国にあるソメイヨシノ。【それらは皆クローンである】という事実を知りました。


ソメイヨシノは桜の開花後にサクランボのような種を残すけど、それは、基本的には芽を出さないという。ソメイヨシノの花粉で、ソメイヨシノの種を発芽させられないとの事。

自然に自分の子孫を残せないという事です。

では、どのようにソメイヨシノは増殖してきたのか?


ソメイヨシノは、今あるソメイヨシノから枝を採取するなどして、それを元に増やす。切断した枝を他の桜の木につなぐか、その枝を挿し木して根を出させて増やしていく。すなわち、クローンを作るという事。

一斉に開花するという性質は、クローンだからこその理由だと言われているそう。
全国のソメイヨシノの先祖は、江戸時代に人工的に作られた【最初の1本の木】が元になっているそうです。
江戸時代に人工的に作られた、最初の1本からクローンを作り続けてきたという事です。


凄く不思議な気分になりました。


【クローン植物を作った事があります】
12年ほど前に、100円ショップの観葉植物コーナーで「ガジュマルの木」を買い育てています。

それなりに大きくなってきたので枝を切り落としました。その枝を花瓶に挿しておいたら、そのうち根が生えてきました。不思議な事ですが、そういう事が出来る種類の木もあるのです。(だいたいの木で可能。ヒノキやケヤキでも)

根が生えてきたところで鉢に植えてあげると、ふつうに1本のガジュマルになってしまいます。

ガジュマルの木は実がなりますし、種から発芽させて増やす事も出来ますが、切った枝から根を出させ(挿し木という方法)、どんどん増やしていく事も可能であり、そうして増やしたものがクローンに当たるわけです。

僕が100円ショップで買ったガジュマル(クローン元)は、他のお店で売ってるものよりなぜか寒さに強かったのですが、クローンとして増やしたものも寒さに強いんです。

友人たちにクローンガジュマルを配っていますが、友人曰く、「このガジュマルは強い。100円ショップで買った観葉植物は僕の部屋では冬を越せなくなぜかすぐに枯れる。でも、この子はなぜか何年経っても枯れない」との事です。

クローンは似るのが当然といえば当然なのですが面白いですよね。

皆さんも挿し木に挑戦してみるといいかもです。
ガジュマルは初心者でも。ヒノキはやや難しい。ケヤキは梅雨の時期に。
世界最大の体積であるジャイアントセコイアも挿し木に成功しました。
季節が限られますので注意です。

花粉が飛ばない杉というのは、自然の森で膨大な杉の中から花粉の出ない杉を見つけ、それを挿し木で増やしているのです。それも当然にクローンです。ヒノキは優良な成長をする個体からクローンを増やし山に植林しているそうです。街路樹向けのムサシノケヤキという品種もクローンです。
樹に詳しくなってくると身の回りに樹のクローンは溢れている事を知ります。

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