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和鉢とサボテンなど [植物のはなし]

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植物名:シンメトリカ
和鉢:侘び助
なにげに高価な植物なのがシンメトリカ。子持ちなので増殖はわりと容易かと思います。
盆栽用の鉢・・・・この手の植物にしては薄鉢になりますが盆栽家としてはこれでも土の量が多すぎるかな?という印象です。もっと薄い鉢で大丈夫だと思いますが、購入時の根が深鉢で作られてしまっているのでジワジワと作り直していきます。いずれは1センチくらいの薄鉢に挑戦するつもりです。
侘び助さんの鉢は・・・・各作家さんは前期後期と作品の質に向上が見られると思われますし、この鉢が作家活動のどこ辺りで作られたか分かりませんが、この方は盆栽用の鉢としてしっかりと作られていて水抜き穴などとても実用的です。機能美も持っています。



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植物名:コロナ玉
鉢:無名

太陽に発生するコロナのような模様からコロナ玉と名づけられているそうで、僕としてはそういう由来があれば購入せねばなりません。この子も販売時は深鉢で過剰な量の土で根を張っていました。この子は蒸れを極端に嫌うとの事で、表層以下はゼオライトが7割くらいでしょうか?※下記参照

【重要ポイント】
あわてん坊のうっかりさんが衝動的に和鉢に植え替えようとしてしまったら大変です。注意事項を。
和鉢は水切れが悪いものが多いです。土の表面が乾燥していることだけでなく、鉢の裏側からも目視で確認。排水穴から見える土が乾燥しているか?そこもチェックポイントです。僕の場合は和鉢にしたら硬質赤玉土と・・・・床下乾燥剤として販売されている『ゼオライト』を5:5くらいで培養しています。ただしゼオライトは見栄えが良くないので表層は赤玉土だけ見えるようにしています。ゼオライトも色々ありますよね。僕の場合は正に床下用としてカインズホームなどで販売されているものです。玉がそれなりに大きく水はけ最高です。よく吸ってすぐに乾く。
 ゼオライトを混ぜて最大限水掃けをよくしています。その環境で枯れたことは僕のところではありません。※もしくは所沢園芸さんなどで販売されている『小品盆栽用土』を用いています。

盆栽では目には見えない『根作り』も行っているものです。観葉植物やサボテン愛好家の方々は根作りにはほぼ無関心ですが、和鉢への植え替えは盆栽の根作りナレッジが必須です。ですからできれば盆栽を数十鉢以上、数年以上培養経験を経てからこのような事を始めることをお勧めします。土の玉の大きさでも根作りでは変化が起きます。根作りが出来なくて良い培養はできません。ですから植物好きであれば盆栽を早い段階で踏まえるべきだと思います。盆栽をバカにしている人は少なくはないですが、実際には盆栽は植物の趣味の頂点のようなものです。そしてネット検索に頼らずに信頼できる盆栽園さんなどでしっかり教えて頂くと良いでしょう。

あ・・・・これは昭和記念公園の日本初の国営盆栽園にて、お役人盆栽士さんからも教えていただいている事ですが・・・・腐葉土はウイルスがいることがあり・・・・農業でなく盆栽や観葉植物で使う事は止めたほうがいいと思います。盆栽や観葉植物系サイトなどで腐葉土の使用を軽々しく推奨していますがウイルス原因のトラブルのリスクが・・・・。くん炭を使うと良いでしょう。あとは昭和記念公園に行って直接聞いてみてくださいね。シュッとしかカッコいい盆栽士のオジサンがいろいろ優しく教えてくださると思います。





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