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偏西風蛇行の理由は?原因は?太陽活動の変動の可能性・分かりやすく [太陽活動低下問題]






以降の内容は古いものです。最新の発表2024年版は

偏西風蛇行の主因をおおよそ説明できました。
https://mogura-no-mogu.blog.ss-blog.jp/2024-03-06-mogu-riron?1712013449
当サイト内上記リンク記事をどうぞ。衝撃の事実ですw


最新の発表 2022年秋
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現代の温暖化なる現象は・・・・



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太陽風(プラズマ)に対して、太陽光(紫外線等)が約60年遅れて変動していたことが原因の模様です。
詳しくは上図をどうぞ。太陽活動にはさまざまなところに時間差がある事は知られていますが、これは一つの具体例になりましょうか。



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一例・気象庁高層観測所・太陽光に関する実測データでもこの事実が確認されます。


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太陽活動において「時間差」というものは初発見ではありません。


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太陽光の変動は0.1%以下。その勘違いが人類の自然史理解を妨害していたのでしょう。





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我々の発表の最新の状況です。太陽活動と気候変動(偏西風蛇行など)は、このような理解に達しています。
https://mogura-no-mogu.blog.ss-blog.jp/2023-05-pre-mogu-riron
さほど難しい話ではありません。以降の内容は古い内容なので是非上記リンク先へどうぞ♪



※以降は古い理解だよーん♪
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『ぱぱもぐ教授』

みなさん、こんにちは。
本日は・・・・

偏西風蛇行は太陽活動の変動から発生している可能性

この件についてプレゼンテーションします。

今回お伝えする事実は「日本史と密接に結びついている」のです。特に日本人の皆さんなら受け入れやすい説になっております。

結論から言ってしまえば北日本(北海道、東北地方)は日本の中で高緯度にあります。すると偏西風の影響を受けやすいことになり、その偏西風が太陽活動に影響を受けて変動しやすいという事ですから、北日本は太陽活動の影響をより受けやすい地域であると言えるのでしょう。


盛岡高等農林学校における初期冷害研究 若尾紀夫氏
https://core.ac.uk/download/pdf/160748922.pdf
こちらのドキュメントを後ほどお目通し下さい。
今回発表の内容はそもそも日本政府文部省が明治時代に命じて始まった研究を基にしております。
このテーマの研究初期の様子が上記リンクのドキュメントにまとめられております。
かつては『凶冷』『ヤマセ』などと呼ばれていた東北地方を主に発生する極端な冷夏を研究して遡っていくと衝撃の事実に辿りつくことになります。


さっそく始めましょう。

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出典元:サンケイ

みなさん『ヤマセ』という現象をご存知でしょうか。東日本や東北に冷夏をもたらせます。↑↑↑この図の『冷たく湿った風』を明治時代の官報にて『東風・ヤマセ』と呼ぶようになりました。
しかしその用語は必ずしも統一されたものではなく『東北凶冷・とうほくきょうれい』『凶冷・きょうれい』とも解説される事もあり、古い文献を検索する時は注意が必要です。

現代では死語といえるヤマセ(凶冷)。しかし明治時代から昭和の40年代くらいまでは研究が続いていました。


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『かえるさん博士』

さらに・・・・・こっちも見てケロ
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『ヤマセ』は、偏西風の蛇行から生まれる自然現象ケロ。ここまでは現代社会において一般的に知られている事ケロ。

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こちらは気象庁発表のデータ。2021年夏に発生した実際の様子ケロ。東日本は寒冷的になっているケロ。

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『ぱぱもぐ教授』

皆さんは、江戸時代に東北地方を主に大飢饉があった事を歴史の授業で教わったと思います。『天明の飢饉』や『天保の飢饉』は有名です。
 それらの大飢饉は期間中に『ヤマセ=偏西風蛇行』が発生し稲が枯れてしまった年があり、それが原因で大きな飢饉になっていた事も定説です。近年では地球寒冷化、ミニ氷河期などという言葉が一人歩きしてしまい、地球寒冷化などが原因で『天明の飢饉』や『天保の飢饉』が起こっていたと指摘する文献がありますがそれは完全に勘違いです。『ヤマセ=偏西風蛇行』が発生し大凶作が起こる事が主因なのです。

『ヤマセ=偏西風蛇行』は数週間以上続きます。ですから古い記録に残っているもので、古い記録ほど情報量が少なくなってしまいますが数百年前くらいまでの『ヤマセ=偏西風蛇行』の記録はそれなりに残っています。あまりも特徴的なので古い記録に残り易いというわけです。

そこで・・・・こんな図を作ってみました。

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↑↑↑太陽黒点120年分のグラフに、天明年間の天候不順期、天保年間の天候不順期を記入してみました。青色は『ヤマセ=偏西風蛇行』や冷害があった年です。赤色は猛暑干ばつ傾向の年です。

太陽黒点の極小期付近で『ヤマセ=偏西風蛇行』と天候不順期が始まっているような?

太陽黒点の極小期は寒冷化が起こるとのデマ的な情報が散見されますが、極端な猛暑や冷夏が発生しやすいとの研究結果が1960年代に発表されています。気候が不安定になりやすい時期なのです。(斉藤博英博士)


もう一つ作りました。

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↑↑↑太陽黒点120年分のグラフですが、明治時代後半から平成までの『ヤマセ=偏西風蛇行』や天候不順期の記録です。

二つの時代のこちらのグラフを合体させてみると・・・・・・・・

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↑↑↑このような結果になります。


一つのポイントをピックアップしておきます。
あの近世最大の被害となった『天明の大飢饉』は西暦1782年頃~1788年頃です。
その120年後は・・・・
西暦1902年頃~1908年頃まで東北を主に天候不順気味でした。
※宮城県公式サイト災害記録で確認してください。
https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/299929.pdf

今回指摘した天候不順期は猛暑を挟んでいます。猛暑も偏西風蛇行が原因だと指摘され始めています。
 
この図から考えられる事は『ヤマセ』や極端な猛暑など、偏西風蛇行から発生する自然現象は、太陽黒点観測数グラフとすり合わせてみると相関性そして周期性があるのでは?という事が分かります。

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・読売新聞:西暦1954年昭和29年6月15日号
・中部日本新聞:西暦1955年昭和30年8月21日号
※共に太陽活動120年周期と気候120年周期について解説する内容

すでに読売新聞の一面で報道されていた事実なのです。60年以上も前に。
そんな事実もさきほどのリンクで解説させて頂いています。
この60年のあいだに日本で何があったのか・・・・


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『かえるさん博士』
そして・・・・『天明の飢饉』とその再来となる『明治期の東北飢饉』は、120年の中で特に寒冷傾向となる事は古い文献でも指摘されているケロ。最凶冷なんて呼ばれていたりするケロ。

天明系、天保系を線で結ぶと・・・・

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こんな風に太陽活動の『大周期』があるのではないか?という事実が判明するケロ。そしてこの『大周期』と『ヤマセ』の発生すなわち偏西風蛇行は密接な関係にあり・・・・・すなわち太陽活動の『大周期』に沿って気候が規則的に推移している可能性があるという事かもしれないケロ。

偏西風は・・・・地球の大気還流の一つの要素であるという事。
『ヤマセ』は偏西風の影響を受けて発生してしまうわけだけれども、そもそも論として太陽の活動が地球の大気還流に影響を与えているという理解になるケロ。

ちなみに・・・・・

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竹は120年に一度開花するケロ。そしてハチク類とマダケ類とに分かれ、それぞれ開花時期が異なるケロ。ハチク類は『天明系』の偏西風蛇行期付近で起きているケロ。因果関係は不明だケロ。120年の中で目立って天候不順となる事がポイントになるかもケロ。

西暦1902年から天明年間の天候不順期が再来しているケロ。西暦1902年の1月に日本の観測史上最低気温となる-41℃を旭川で記録。その同日に八甲田山雪中行軍遭難事件が発生していたケロ。『大周期』は西暦1902年の2月から始まっていたケロ。『大周期』の谷間でそんな事が起こっていたケロ。

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↑↑↑↑大気還流モデルイメージ図(正村史朗氏を元にリライト)
太陽活動の変動により、こんな風に偏西風蛇行(大気還流のあるパターン)が発生し、極端な天候不順期が規則的に再来している可能性を否定できないケロ。この図は古い時代に正村史朗氏が書き起こしたものケロ。下の図はウィキペディアの『北極振動』からお借りしたケロ。

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ウィキペディア『北極振動』より
「北極振動の模式図。北極振動指数が負の時(上)はジェット気流が大きく蛇行し、中緯度では東西に暖気と寒気が交互に並ぶ。正の時(下)はジェット気流は帯状に流れる。(NOAA)」
つまり偏西風の法則的変化が起こっており、その上位現象をまとめて『北極振動』という概念で捉えられているのだけれども、この北極振動と太陽活動の大きな周期がシンクロしていた・・・・・そのシンクロを過去に遡って推定出来るのが東北地方を主とした大飢饉の記録。北極振動の正及び負の状態は法則性が確認された。かなり衝撃的な事実になるケロ。


という訳で・・・・・より詳しくは、このぶろぐの他の記事にて詳細に解説しているケロ
https://mogura-no-mogu.blog.ss-blog.jp/2021-03-19-ondanka-obaka-san
さらに他のページでも指摘しているけれども太陽からの帯電微粒子などが届くにあたり南北差や変動が原因となっているとすれば説明できるケロ。

・偏西風の蛇行(大気還流の変化)は極端な気候となるケロ
・その偏西風の蛇行(大気還流の変化・北極振動とも)は太陽活動の『大周期』と相関がありそうだケロ
・という事は地球の気候は太陽さんが握っているという理解になるケロ

ビックリな事実ケロ。けれども史実の出来事と密接に絡んでいるし、21世紀中にこの事実は人類に定着する可能性が高いケロ。


偏西風蛇行(大気還流の変化)の理由・・・・太陽さんの仕業の可能性が高いケロ。

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『ぱぱもぐ教授』

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↑↑↑間もなく終了する第三大太陽活動期で発生した『ヤマセ』です。
この図版の中の11回の極小期付近にてで9回ほど『ヤマセ』すなわち偏西風の蛇行が起きていたという事ですから、無理がない理解と言えるでしょう。(サイクル24は進行中の為含まず)

西暦1980年代頃~90年代頃のサイクルでは極大期でも『ヤマセ』が発生しています。かならずしも極小期付近で『ヤマセ』が発生するワケではなく極大期付近にて発生するポイントもあるようです。

以上となります。

ぜひこちらのリンク先をお目通し下さい。
https://mogura-no-mogu.blog.ss-blog.jp/2021-04-30-mogu-taiyou-katsudou-housokusei
なお、衝撃的な客観的データを多く発表しています。数人の学者さんからメールを頂きましたが「ショック過ぎて数日食事が喉を通らなかった」との事です。ご飯をいっぱい食べてからお目通しくださいませ。みなさんが「おおよそ事実だろう・・・・」と評価してくださっています。


★貴重な書籍が時の流れの中で忘れ去られていました。
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書籍名:太陽黒点の予言 解明された気候変動の謎 地人書館1976 
著者:須田瀧雄博士・舞鶴海洋気象台長(当時)

元気象庁の博士が、太陽活動が地上気象にどのように影響を与えているか?一部仮説を挟むが具体的なモデルを示していた・・・・それが1970年代に発行されていた書籍というのだから、気象庁のレベルの高さをあらためて思い知る内容です。この書籍の内容も別エントリでのプレゼンテーションにて一部紹介しています。『太陽風』がオーロラを引き起こしていましたが・・・・・実は太陽風は大気還流に影響を与えていた・・・・そちらのほうが大きな影響だった・・・・

では、リンク先のエントリーでお会いしましょう。

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